寿司「とびこ」とは何の魚の卵?いくらとの違いやカロリー・栄養価なども紹介!
とびことは何の魚の卵か知っていますか?寿司の「とびっこ」とは別物でしょうか?今回は、とびこの〈親魚・味わい・色〉など特徴を「いくら」と違いを比較して紹介します。とびこのカロリー・栄養価も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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とびこ(とびっこ)とは?何の魚の卵?
小さな粒とプチプチとした食感が特徴的なとびこは寿司のネタとしても人気のある魚卵ですが、とびことは何の魚の卵なのでしょうか。とびこの親魚ととびこととびっこの違いについて解説します。
とびこはトビウオの卵
とびことは、トビウオの魚卵を塩に漬けた加工食品のことを指します。とびこは透明感のある黄金色をしており、直径1mmほどの小さな魚卵が密集しているのが特徴です。とびこは、軍艦のネタやカリフォルニアロール、ちらし寿司などのトッピングに使われています。
「とびこ」と「とびっこ」の違い
とびこはとびっこと呼ばれることがありますが、どちらも同じトビウオの魚卵です。とびっことは、兵庫県に本社を構える水産加工会社のかね徳が商標登録した商品名のことです。この会社以外で製造されているとびこは、とびこのほか飛卵(とびらん)などの名で販売されていることがあります。
回転寿司チェーン店のはま寿司で取り扱われている軍艦のとびこは、一般的なとびこより粒が大きいため偽物疑惑説が浮上したことがあります。しかし、はま寿司のとびこは台湾やペルーを原産地とする大粒のとびこであり、偽物ではありません。
「とびこ」と「いくら」の違いとは?
とびこは見た目がいくらに似ていますが、両者はどのような違いがあるのでしょうか。とびこといくらの違いについて解説します。
①親の魚
いくらととびこは親の魚が異なり、いくらは鮭やマスが親魚であるのに対してとびこはトビウオを親魚とする魚卵です。いくらは鮭やマスの卵巣から卵を取り除いたもので、卵の粒が大きいものは鮭、小粒はマスの卵であることが大半です。いくらは旬の時期には生のものが販売されることがありますが、それ以外の季節は塩や醤油に漬け込まれたいくらが出回ります。
トビウオの魚卵であるとびこは、一般的には醤油などに漬け込まれた加工品として流通しています。これは、生のとびこは鮮度を維持するのが困難であるためです。
②味わい・食感
いくらは粒の大きさが3mmから6mmほどで、噛むと卵がプチっと音を立てて割れた後に粘り気のある食感と甘味を感じます。塩漬けにされたいくらは、塩気が効いた爽やかな味わいです。
一方でとびこの卵は1mmほどでいくらよりも小さいため、プチプチとした弾けるような歯ごたえがあります。生のとびこはいくらのような味はなく無味なので、塩や醤油などに漬け込まれて味付けされています。
生のとびこは何色?緑・黄色のとびこもある?
店頭でよく見かけるとびこはオレンジ色をしていますが、生のとびこはどのような色なのでしょうか。生のとびこの色やとびこの着色について解説します。
生のとびこは黄色
天然のとびこは店頭で売られているようなオレンジ色のとびことは違い、透明感のある淡い黄金色をしています。とびこの色には個体差があり、色が薄いものから色味が濃いものまで様々です。