日本の果物が海外で人気な理由とは?知られざる「作り方」を中込農園にインタビュー!
今回は、日本の果物が海外で大人気だと知っていますか?実は、海外の果物に比べて、日本の果物はかなり美味しいのです。そこで今回は、日本の果物が海外で人気な理由、美味しい理由について中込農園の中込一正さんにインタビューして聞いてきました!
日本と海外で果物の品質が違う理由は「果物の作り方」にあるとのこと。
実際、どのように違うのか教えていただいてもよろしいですか?
中込農園
中込一正さん
「日本と海外では、果物作りにおけるプロセスが全く違います。これは、海外ばかりでなく、日本の人もあまり知りませんが、日本の果物作りは海外に比べてかなり手間暇かかっているのです。日本では、
①蕾、花、実がなるそれぞれのタイミングで間引いて、より少数の実に栄養を行き渡らせるようにしている
※蕾の段階から見ると、収穫直前までに98%を間引いています。つまり、結果的には、たった2%の蕾だけが残され、果実になるのです。ちなみに、りんごの場合では5%です。ぶどう、なし、ネクタリンなどでも同じくほんの数%が果実になっています。
②実が育った段階で、1個ずつ袋に包み害虫・農薬・雨風から守る
③農薬の基準も世界一厳しい
④世界で唯一、日本だけが人工授粉を行っている
など、美味しさ・安全面が最大限担保できるような取り組みを行なっているのです。そして、これは、海外では行われていません。日本の果物がいかに手間暇がかかっているかわかるかと思います。」
日本の果物が海外の果物に比べて、そんな手間暇がかかっているなんて知りませんでした!
明日から、1個ずつ生産者の人に感謝して食べよう…。笑
日本の果物は、ブランド化されている品種もあり、海外からみて高級品とされていますが、その理由は「品質」にあったのですね。
中込農園が果物作りに込める想い
では、高品質な果物を作っている日本の中でも、TOPと言っても過言ではない中込農園ではどのような想いで果物を作られているのでしょうか?
教えてください!
中込農園
中込一正さん
「まず、中込農園の果物は、山梨県、果樹試験場の場長だった私の兄が育てており、最高品質であることは間違いありません。接客は当園スタッフたちが対応しており、
じゃらんで
・ぶどう
・もも
・さくらんぼ
・なし
全てにおいて、それぞれのシーズン中(6月〜9月)で1位を獲得しており、訪れた方たちからも好評です。
また、みなさんに様々な美味しい果物を食べて貰いたいという想いから
・時間、個数無制限コースや土産付きコースがある
・自分の手で木から新鮮な状態の果物を取って食べられる
・複数のフルーツを食べられる
・料金もお手頃
という特徴が中込農園にはあります。」
なるほど、時間無制限は太っ腹ですね。そのほかにも、農業体験のボランティアも受け付けているのすか?
中込農園
中込一正さん
「そうですね。日本の果物作りのプロセスを知ってもらうために、食事・寮完備の泊まり込みでのファームステイも受け付けています。また、今はコロナの影響で行なっていませんが、外国人のファームステイも受け入れており、日本と海外の異文化コミュニケーションや英語学習の場所にもなっているのです。
訪れる外国人たちにとっては、ここに滞在することによって、日本を深く知ることに繋がっています。
中込農園に来れば、日本の果物がなぜ美味しいのか、どのように栽培されているのかが分かりますよ。」
日本人だけではなく、海外の方たちのファームステイを受け入れているとは驚きました。
しかも、食事・寮完備で受け入れ態勢も万全ですね。
ちなみに、中込農園から車で5分ほどの位置にある「天笑閣」という温泉は、中込農園から来た旨を伝えると400円で入ることができるそうです。「天笑閣」は国内有数の高アルカリ温泉です。
中込農園
中込一正さん
「20~30人泊まれるスペースがあり、駐車場も完備しています。バーベキュー施設や、八ヶ岳や富士山が眺められるウッドデッキもあります。施設周辺には温泉がたくさんあるので、ぜひ農業体験に来てみてください!ドミトリーの目の前には、江戸時代初期に造られた日本3大堰の一つである、徳島堰があります。」
中込農園に伺ってみては?
今回、中込農園の中込一正さんに「日本の果物が美味しい&人気な理由」についてお伺いしました。そこには、日本の果実生産者の手間暇かかる努力があったのですね。
中込一正さんは、大学でも英語講師として、鞭をとっているのに加えて、自身でHPも管理されており、英語ページもご自分で作成しているそう、、、、パワフルな方ですね。笑
農園運営もされて忙しい中、インタビューを受けていただけるという大変優しい方でした。
今回は、大変ありがとうございました!
中込農園のHPはこちらになります↓↓
ぜひフルーツ狩りに訪れてみてください^^