渋柿を甘くする方法は?お酒が鍵?そのままでも美味しい食べ方も紹介!
【サカヤ農園監修】渋柿を甘くするにはどうすればいいか知っていますか?難しいのでしょうか?今回は、<ドライアイス・りんご・焼酎・冷凍>等を用いた渋柿を甘くする方法に加えて、渋柿と甘柿の違いも紹介します。渋柿のまま活用する方法・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
④冷凍する
渋柿の渋味の素である水溶性タンニンは、冷凍することでも不溶性に変化させることができます。その場合は皮を剥いてからラップに包んで冷凍庫に入れるだけなので手軽で、そのまま1か月程度保存することも可能です。半解凍だとシャーベットのようにシャリシャリの状態に、全解凍だと完熟のようなトロトロの柿を食べることができます。
⑤ドライアイスと袋に入れる
ドライアイスと渋柿を一緒に袋に入れる方法は、アルコールを使用しないため子供でも安心して食べることができる方法です。ドライアイスの炭酸ガスによってタンニンが不溶性に変化し、渋柿を甘くすることができます。柿1キロあたり20g程度が目安で、柿に直接触れないように注意しながら一緒に入れて置いておきましょう。
⑥干し柿にする
渋柿を甘くする方法で一番メジャーな干し柿にする方法は、手間はかかりますが保存も出来ておすすめです。皮を剥いて風にさらすことで柿の表面に膜が作られ、アセトアルデヒドという物質が生成されます。このアセトアルデヒドが渋味の素であるタンニンと結合し、不溶化することで渋味がなくなる仕組みです。
干す期間は好みですが、雨が降らない日を週間予報で確認して作るようにしましょう。
(*干し柿の作り方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑦レンジでチンする
レンジでチンする方法は、レンジで加熱することで水分が抜けるため、甘みが凝縮され渋柿も甘くなります。柿の皮を剥いてラップをし、レンジで40秒ほど加熱するだけです。加熱時間が長くなると柿の食感が変わるため、注意しましょう。
狩野尚希
サカヤ農園
渋柿は渋抜き方法によって食感や風味が変わります。私のおすすめはブランデーを使った渋抜きです。やり方は焼酎を使用したときと同じですが、ブランデーのフルーティーな香りが柿の甘みを引き立ててくれます。
渋柿をそのまま活用する方法は?料理レシピを紹介!
渋柿を完熟状態になるまで待たずに活用する方法はあるのでしょうか。時間のかかる渋抜きをしなくても食べることができるレシピを紹介します。渋柿がたくさんあるときに、ぜひ試してみてください。
①渋柿のかき揚げ
他の野菜と一緒にかき揚げにすることでコリコリとした食感が楽しく、油で揚げることでほんのり甘みも出ます。果物として柿を食べるのに飽きた時におすすめです。
↓詳しい作り方・レシピはこちら↓