レタスの外側の葉を捨てるのは勿体ない?農薬の心配は?レシピのおすすめを紹介!
レタスの外側の葉を捨てていませんか?実は高栄養価で捨てるのはもったいないのです。今回は、レタスの外側の葉の特徴や、〈農薬・硬さ〉など使う際の懸念点と対処法を紹介します。レタスの外側の葉を使った美味しいレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
レタスの外側の葉は捨てる?捨てない?

サラダに使うことの多いレタスですが、苦味が強く口当たりや歯触りが悪いことから外側の葉は捨てられることがあります。しかし、面積も大きく食べられそうなのでもったいないと感じる人も多いでしょう。まずはレタスの葉を捨てたほうが良いのかどうかを説明していきます。
レタスの外側の葉を捨てるのはもったいない
レタスの外側の葉は内側に比べて硬いこともあり、各家庭では外側は取り除いてからレタスを使うことがあります。しかし、元々レタスは販売されている段階で既に食べにくい部分は廃棄されていることが多く、各家庭で捨てられている部分は食べられることが多いです。
また、レタスはサラダ以外にもさまざまな使い方があるので、硬いからと捨てるのはもったいないと言えます。
レタスの外側の葉の特徴

レタスの内側の葉に比べて、外側の葉にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは内側の葉との違いや栄養価についても紹介するので、外側の葉について知識を深めてみてください。
①内側の葉より色・味が濃い
レタスの葉の外側の部分は色と味が濃く、内側に比べて苦味が強く味が濃いのが特徴です。苦いと感じる原因は、レタスに含まれるラクチュコピクリンと呼ばれる成分で、これは茎の部分に近いほど多く含まれています。
ラクチュコピクリンが含まれる原因は主に葉の育ちすぎと言われていますが、葉の外側の部分は内側よりも大きく育っている分、ラクチュコピクリンの量が多くなります。ただし、ラクチュコピクリンは有害な成分ではないうえに鎮静作用もあるので、忙しくストレスが溜まりがちなら摂取してみるとよいでしょう。
(*レタスの苦味について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②内側の葉より厚みがあり硬め
レタスの葉は外側に行くにしたがって硬くなっていきます。その分サラダにしても口当たりが悪く苦いので食べにくいですが、火を通してもシャキッとした食感が残ることから、サラダ以外の料理に使うのが良いでしょう。お弁当の彩としても役立つので、彩が悪いと感じたらレタスの外側を使ったおかずを取り入れてみるのもおすすめです。
③栄養価が高い
レタスの外側の部分は色が濃いことを前述しましたが、これは日光に当たる時間が内側に比べて多かったことが理由です。その分、βカロテンやビタミンCなどの栄養価が高くなっています。レタスが出回る季節は、季節の変わり目と言うことや日差しが強くなり出す時期であることから、風邪の予防や紫外線対策としてもレタスの外側の葉は積極的に摂りたい部分です。
(*レタスの栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
レタスの外側の葉を使う際のポイント・懸念点

苦味などの味の問題から敬遠されることの多いレタスの外側ですが、それ以外にもいくつか懸念点があります。ここでは懸念点を踏まえた上での外側の葉を使う際のポイントについて解説します。
農薬・汚れが残っている可能性があるのでよく洗う
レタスの外側の葉に農薬が残っていると懸念する声もありますが、スーパーで販売されている時点で大量に農薬が付着した部分は既に取り除かれています。しかし、全くついていないということではないうえ、汚れも付着していることがあります。食べるときには良く洗ったうえで使うようにしましょう。
レタスの外側の葉の硬さが気になる場合は加熱調理するのがおすすめ
レタスの葉の外側の葉は食べられると言っても、調理法や作られた環境などによってはとても硬くなっていることもあります。そのような場合は一度レンジで加熱することで柔らかくなるので、1分程度加熱してみましょう。さらにレタスはレンジで加熱することで苦味が甘みに変化するので、苦味が強くて食べにくい場合も一旦加熱するのがおすすめです。
レタスの外側の葉の洗い方

レタスの外側の葉は、農薬や汚れが付きやすいことから内側に比べて念入りに洗うのがおすすめです。これから紹介する外側の葉の洗い方はレタスに限らず他の野菜の洗い方にも有効なので、ぜひ参考にしてみてください。
①レタスの外側の葉は水・お湯で洗えばOK
レタスの外側の葉の部分は、水・お湯ででしっかり洗えば特に問題ありません。しかし、冷蔵庫で数日保存していた場合は、水分が抜けてしんなりしていることがあります。その場合は50℃程度の熱めのお湯に1分から2分程度つけておくことでシャキッとした食感が蘇ります。
温度計があれば温度を計ってから入れられますが、ない場合は沸騰したお湯と水を同量で混ぜると50℃のお湯が出来上がるので試してみてください。さらに50℃のお湯で洗うとレタスに付着した雑菌が減り、鮮度も長持ちすることから長めに保存したい時にも試してみましょう。
②農薬が心配な場合は野菜用洗剤などを使う
レタスに付着した農薬が心配な時には以下のような商品で洗うと落ちやすくなります。
・野菜用洗剤
・食器用洗剤
・ホタテパウダー
野菜用洗剤やホタテパウダーは、サンゴやシャコガイ、ホタテなどの天然素材を使用しているので安心して使用できます。また、食器用洗剤の中には野菜を洗っても問題ない商品が存在しており、表記をよく確認したうえで使うのが良いようです。
レタスの外側の葉を使ったレシピ
ここからはレタスの外側の葉を使用したレシピを紹介します。硬くても美味しく食べられるレシピも多いので、サラダには使えないと感じた時には是非試してみてください。
①卵炒め
包丁を使わずに作れる卵との炒めものは手早く作れる一品です。シャキシャキとした食感を残すためにも、手早く炒める程度で仕上げましょう。
②スープ
レタスの外側の葉に豊富に含まれるビタミンCは水溶性のため、水に溶けだしやすい性質を持っています。スープなら汁を飲むことで栄養が丸ごと摂取できるのでおすすめです。
③ナムル
後一品足りないときにも、レンジで手早くできるナムルのレシピです。作ったナムルは炒めものやスープにもアレンジできるので、常備菜としても役立ちます。
レタスの外側の葉を使おう!
レタス外側の葉は大きくかさばるため、捨てればごみの量も増えやすくなります。外側の葉には栄養も豊富に含まれ、調理法次第では硬さや苦みも気になりづらくなるので、レタスの外側の葉も捨てずに上手に活用してみてください。