カップラーメンの謎エビの正体「プーバラン」とは?虫って噂の真偽についても紹介!

カップヌードルの謎エビの正体を知っていますか?虫・オキアミという説がありますが本当でしょうか?今回は、カップヌードルの謎エビの正体・種類を紹介します。プーバランがカップヌードルのエビとして採用された経緯も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. カップヌードルの謎エビってエビ?虫って噂は本当?
  2. カップヌードルの謎エビの種類・正体は?
  3. カップヌードルの謎エビはプーバラン
  4. カップヌードルのエビは高級品だった
  5. カップヌードルのエビがプーバランになった理由は?
  6. ①色・味が抜けにくい
  7. ②形が崩れにくい
  8. カップヌードルのエビに背わたが残ってる?取る必要は?
  9. カップヌードルのエビの背わたは取らなくても味に問題ない
  10. カップヌードルの謎エビの正体は「プーバラン」だった

カップヌードルの謎エビってエビ?虫って噂は本当?

出典:https://gigazine.net/news/20180717-cupnoodle-seafood-garlic-shrimp/

カップヌードルは安藤百福が開発した世界初となる即席のカップ麺で、1971年に日清食品が発売を開始して以来長く愛されているロングセラー商品です。カップヌードルには様々な種類があり、そのなかには謎エビと呼ばれる具材を使ったカップヌードルが存在します。この謎エビはオキアミや虫といった噂がありますが、それは本当なのでしょうか。

カップヌードルの謎エビの種類・正体は?

カップヌードルの具材として使われている謎エビとは、どのような食材なのでしょうか。オキアミや虫との噂もありますが、その真偽に触れながら謎エビの正体について解説します。

カップヌードルの謎エビはプーバラン

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3#cite_note-5

カップヌードルの謎エビの正体は、フリーズドライ加工されたプーバランと呼ばれる種類のエビで、カダルエビやピンクエビなどとも呼ばれます。プーバランはインド太平洋周辺に生息している食用のエビで、日本ではカップヌードルのほかインスタント食品やエビシュウマイなどにも活用されています。

プーバランは全長が最大でも125mmほどの車エビより小さいエビで、生存している個体は透き通った殻をもち甲皮や腹部に赤い斑点模様があるのが特徴です。

カップヌードルに入っているプーバランは、その大きさからプランクトンの一種であるオキアミと勘違いされることがありました。また、フリーズドライされたプーバランの丸くなった姿が虫に見えることから、エビではなく幼虫に着色したものといったデマも広まったそうです。

カップヌードルのエビは高級品だった

プーバランは現在では安価な値段で手に入りますが、1972年ごろは1kgあたり4500円もの値段で取引されていました。この時代は、ブーパランは乾燥小エビのなかでも最高級品であったと言われています。

カップヌードルのエビがプーバランになった理由は?

安藤百福がカップヌードルの具材にプーバランを採用したのは、プーバランの色が鮮やかで高級感があるためです。カップヌードルのエビにプーバランが使われるようになった理由について、詳しく解説します。

①色・味が抜けにくい

カップヌードルに使うエビは、中国やアフリカなどから取り寄せた60種類以上のエビから選ばれました。カップヌードルの開発担当者が大阪の高級ホテルに滞在していた時に、提供されたシュリンプカクテルに候補のエビのひとつであるプーバランが使われていたそうです。これを機に、プーバランが注目されたと言われています。

60種類ものエビから候補を絞るために、それぞれのエビをフリーズドライ加工した後にお湯をかけて試食をし、6種類のエビを選定しました。これらのエビをカップ詰めして数日経過した後に開封した結果、最も色や味が抜けにくかったことからプーバランがカップヌードルの具材に採用されました。

②形が崩れにくい

カップヌードルなどの加工食品はトラックに積んで運送されることが多く、カップヌードルの具材も運送される際の衝撃で破損しない強度のあるものでなければいけません。プーバランがカップヌードルの具材に選ばれたのは、運送時に衝撃を受けても形が崩れにくい点も理由の一つです。

カップヌードルのエビに背わたが残ってる?取る必要は?

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