海老芋とは?里芋と違いは?旬の時期・下ごしらえ方やレシピのおすすめも紹介!
里芋の仲間「海老芋」を知っていますか?見た目が特徴のサトイモ科の品種です。今回は、「海老芋」の〈味わい・食感〉など特徴や、旬・収穫時期や産地にくわえ、下ごしらえの仕方なども紹介します。〈煮物〉など「海老芋」の食べ方・レシピや保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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海老芋の特徴は?里芋と違いある?
海老芋は京芋あるいは唐芋と呼ばれることもある、京都の伝統野菜の一種です。見た目は里芋と似ているようにも見えますが、何か違いはあるのでしょうか。ここでは海老芋の特徴と、里芋との違いについて説明します。
海老芋は里芋の仲間
海老芋はサトイモ科サトイモ属に分類される根菜で、里芋の仲間です。海老芋と里芋の一番の違いは、子芋か孫芋かにあります。里芋は土の中に種芋を植えて栽培し、最初に芽が出た部分が親芋となり、そこからも芽が出ます。親芋から出た芽は地上に延びていき、太い茎となって葉をつけ、土中では横に連なるように里芋ができていくのです。
そして親芋の横から出た芽が成長したものを子芋、子芋の横にできた芽が成長したものを孫芋と呼びます。海老芋は親芋と子芋だけを食べ、一般的な里芋は子芋と孫芋を食べるところが海老芋と普通の里芋の違いです。
海老芋の名前の由来は見た目にある
海老芋の名前の由来は反り返った形状と、海老に似た表面の縞模様などの見た目にあります。海老芋は京都府を中心に生産されており、京都のご当地クイズなどで「曲がった形と縞模様が特徴的な里芋は?」と紹介されることも珍しくありません。
海老芋の大きさは一般的な里芋より大きく、1個で550gを超えるのが普通です。そのため海老芋を手に持つと、ずっしりとした重みを感じます。
海老芋の味わい・食感
京都の伝統野菜である海老芋は、里芋と同じように料理に用いられることが多いです。しかし里芋の原産がインドネシアであるのに対し、海老芋は中国が原産とされています。その違いが食感にあらわれており、肉質が緻密で煮崩れしにくいです。焼いたり揚げたりすると、ホクホクした食感が楽しめます。
握力80㎏目標
堪能した。
海老芋も食えた。
確かに里芋とは違う独特の味わいがある。
ミナカワ
寺内町で富田林コロッケを食べてきました!富田林市の特産品「海老芋」を使ったコロッケでモチっとした食感が特徴的口を開けて笑っている顔
いつの間にかカレー味が増えていました。今回は、普通のタイプを頂きましたが、次はカレー味も試してみたいですね!
海老芋の値段・価格
京都の伝統野菜である海老芋は、生産量が決して多くありません。そのためブランド品も多く、安いものでも5kgで1580円、高いものだと1kgで数万円するものもあると言われており、国産の里芋1kgが1000円程度で変えると考えると価格は高めです。京都ではおせちの食材として海老芋を使う習慣があるため、年末時期はより値段が高めになると考えられます。
(*里芋の種類と特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
海老芋の旬・収穫時期や産地は?
京野菜である海老芋は生産地が限られており、目にしたことがない人も少なくありません。そのため、海老芋の収穫時期や旬を知らない人も多いようです。ここでは海老芋の旬の時期や主な産地について説明します。
海老芋の産地
海老芋は京都の伝統野菜ではあるものの、近年での生産量が一番多いのは静岡県磐田市周辺で、年間に700トンほどが収穫されています。それ以外に大阪府富田林市や京都府の山城地区、京丹後などでも栽培されているものの、生産量はそれほど多くないようです。