淡竹とは?旬の時期・産地など特徴は?下処理の仕方や人気レシピも紹介!
たけのこの品種「淡竹」を知っていますか?日本のたけのこ「孟宗竹」とどんな違いがあるのでしょうか。今回は、「淡竹」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地にくわえ、下処理の仕方や保存方法なども紹介します。〈煮物〉など「淡竹」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
孟宗竹のたけのこはエグみがあるので、調理前のアク抜きが必要とされています。そうした下処理は淡竹にも欠かせないのかが、気になるところです。ここでは、淡竹の食べ方や下処理の方法について説明します。
大きくなった淡竹はアク抜きが必要
淡竹は新鮮なものであればそのまま生で食べられますが、大きくなったものは以下の手順でアク抜きすることをおすすめします。
①淡竹の根元に包丁のかかと部分の刃先をあて、先端に向かって切り進める
②穂先まで切り込みを入れたら、開いて皮を剥く
③大きめの鍋に②を入れて水を張る
④③を火にかけて、キッチンペーパーなどで落し蓋をする
⑤④が沸騰したら弱火にし、吹きこぼれないように茹で続ける
⑥1時間ほど茹でたら火を止め、そのまま冷ます
⑦茹で汁が完全に冷めたら水を変え、そのまま一晩さらす
孟宗竹の場合は茹でる時に米ぬかを加えますが、淡竹の場合は基本的には必要ありません。淡竹が伸びすぎている、あるいは青々としている際にはエグみを感じることがあるので、下茹での際に米ぬかを加えておくとよいでしょう。
淡竹に合う調理法・料理
淡竹は生のままで食べられるほか、以下のような料理におすすめです。
・たけのこご飯
・煮物
・炒め物
・揚げ物
・味噌汁
・和え物
生のシャキシャキした食感を味わうのも淡竹の良さですが、淡竹は茹で方次第で柔らかく仕上げることもできるので、様々な料理に活用できます。天ぷらや汁物など、定番の若竹煮以外のメニューにも、積極的に使ってみることをおすすめします。
淡竹の美味しいレシピは?
淡竹はエグみが少なく、あっさりとした味わいなので、様々な料理に活用できます。ここでは、淡竹の美味しさを存分に味わえるメニューを3つ紹介します。
①淡竹の煮物
淡竹をじゃがいもや人参とともに肉じゃが風に煮た一品で、このレシピでは水を使わずに作ります。野菜から出る水分と調味料だけで煮るので、焦がさないように木べらで返すのがポイントです。
②淡竹と豚肉の甘辛煮物
淡竹を主菜に使いたい時におすすめのメニューで、和風だしをベースにオイスターソースと生姜を加えて中華風に仕上げます。このレシピでは下茹でなしで調理していますが、アクが気になる場合は下茹ですることをおすすめします。
③淡竹のきんぴら
淡竹はきんぴらにしても美味しく食べられ、副菜やお弁当のおかずとしてもお酒のおつまみとしても重宝します。このレシピでは淡竹のみで作っていますが、好みで人参やスナップエンドウと合わせるのもおすすめです。