麻竹の特徴とは?メンマ用のたけのこ?日本の生産状況やレシピのおすすめも紹介!
たけのこの品種「麻竹」を知っていますか?メンマ加工用のたけのこの品種です。今回は、「麻竹」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地にくわえ、日本での生産状況なども紹介します。「麻竹」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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麻竹(マチク)の特徴は?どんなたけのこの品種?
麻竹の読み方は「マチク」ですが、他のたけのこの品種である真竹(マダケ)と読み方を混同されることが珍しくありません。しかし麻竹と真竹は異なる品種で、用途も違います。ここでは、麻竹はどのような特徴を持つ品種なのかについて説明します。
麻竹の見た目の特徴
麻竹は大型の竹で、たけのことして採取する際の大きさも、他の品種であれば育ち過ぎとされる120cm程度まで成長させて使うのが大きな特徴です。麻竹が採取できるサイズに成長するまでに1年ほどかかり、表面は青々とした皮に包まれているのが一般的です。
麻竹はメンマへの加工用のたけのことして栽培されている
そもそも麻竹はメンマに加工する原材料として栽培されているたけのこで、以下のような過程で商品化されます。
①皮を剥く
②固い節を取り除き、輪切りにする
③②を60分から90分ほどボイルする
④③を発酵用槽に移し、重しをのせて1ヶ月以上発酵させる
⑤発酵した④を3日から4日かけて天日干しする
⑥節をカットして成形する
⑦⑥をサイズや形状で仕分けする
⑧⑦を規格の幅になるようにカットする
⑨⑧から規格外のものを取り除き、検査のうえ袋詰めする
⑩⑨をメンマ工場に出荷し、味付け加工し商品にする
麻竹の多くはメンマの原材料として中国のメンマ工場に出荷されていますが、一部は水煮缶として販売されています。生の麻竹を手に入れるのは難しくても、水煮缶は入手可能です。
(*メンマの原料について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
麻竹の値段・価格
普通のたけのこは旬の時期には生のものをスーパーで購入でき、大型サイズだと1000円程度で販売されています。スーパーでよく見かける水煮たけのこの場合は、2個パックで300円前後で購入可能です。
しかし麻竹は旬の時期でも生のたけのこが流通することはほとんどなく、販売価格も不明です。なお、麻竹のたけのこの水煮缶は中国産のものであれば日本国内でも流通しており、1缶3000g弱で680円ほどで販売されています。
(*たけのこの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
麻竹の旬・収穫時期や産地は?日本で栽培されてる?
出典: @menma_jp
メンマは中華料理の1つであり、日本で流通している麻竹が原料のメンマも、大抵は原産地が中国となっています。そう聞くと、日本に産地があるのかが気になるところです。ここでは、麻竹の主な産地や旬を含めた収穫時期について説明します。
麻竹の主産地は中国
麻竹の主な産地は、中国南部にある広州清遠市とされています。日本には様々な品種の竹林があるものの、メンマの原料となる麻竹はほとんど生育していません。そのため国産のメンマの場合には、原料として日本で多く生育しているたけのこである孟宗竹(もうそうちく)の中でも、大型になったたけのこの一部を活用しているようです。
麻竹の旬・収穫時期は7月〜10月ごろ
中国産の麻竹の収穫時期は7月から10月で、旬も同じ時期とされています。ただし、そもそも麻竹は生食するのではなく発酵や天日干しなどのプロセスを経てメンマに加工されるので、適した大きさになる時期を旬としてとらえているようです。