聖護院大根とは?味わい・栄養や旬の時期など特徴は?歴史や食べ方のおすすめも紹介!
大根の品種「聖護院大根(しょうごいんだいこん)」を知っていますか?かぶのように丸い大根で、京野菜の一種です。今回は、「聖護院大根」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、歴史・旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈煮物・千枚漬け・おでん・ステーキ〉など「聖護院大根」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
聖護院大根は京野菜であることを説明しましたが、主な生産地ももちろん京都府です。京都府の中でも亀岡市や城陽市、久御山町など様々な地域で栽培されています。聖護院大根と同じ品種は京都府以外でも生産されていますが、その名称は丸大根になるそうです。
聖護院大根の旬・収穫時期は10月〜2月ごろ
聖護院大根の収穫時期は10月下旬から2月下旬となっており、冬が旬の野菜と冬野菜の一つです。旬の聖護院大根は甘味が強く、お雑煮やおせち料理にも活用される京野菜です。しかし全国に流通するほどの生産量ではないので、京都府以外に住んでいる場合はECサイトで購入すると良いでしょう。
聖護院大根と聖護院かぶの違い・見分け方は?
聖護院大根の見た目は、大根よりかぶに似ています。また京都府には聖護院かぶらと名付けられた野菜もあるので、間違えそうです。ここでは聖護院大根と聖護院かぶらの見分け方を紹介します。
①葉っぱの形の違い
出典: @gion_kawakatsu
聖護院大根と聖護院かぶらを見分けたい時は、葉の形状を確認しましょう。上の画像は上側が聖護院大根、下側が聖護院かぶらとなっており、葉にギザギザとした鋭い切れ込みのようなものがあれば聖護院大根です。一方の聖護院かぶらは、一般的なかぶと同じように丸い葉が葉先にむかってついています。
②株元の色の違い
出典: @tokyobentolife
聖護院大根と聖護院かぶらは、株元の色を見ることでも見分けがつきます。聖護院大根は成長すると首の部分が土から出るので、株元が薄い緑色になるのです。しかし聖護院かぶらは土から出ても株元が色づくことはなく、白いままです。
聖護院大根の食べ方・料理レシピのおすすめを紹介!
煮崩れしにくく甘味のある聖護院大根は、加熱調理されることが多い京野菜の1つです。しかし煮る以外にも、聖護院大根の美味しい食べ方があります。ここでは、聖護院大根の美味しさを実感できる食べ方を3つ紹介します。
①聖護院大根と薄揚げの煮物
聖護院大根と薄揚げを京風の薄味で煮込んだ一品です。このレシピではいりこだしを使い、味にアクセントをつけています。薄味に仕上げて一度冷ましてから再加熱すると、味がしみ込んでより美味しくなります。