玄米の値段が白米より高い理由は?メリットやデメリットも合わせて紹介!
玄米の値段・価格が高いと感じませんか?健康効果はわかっていても、値段の高さがネックになる人もいそうです。今回は、玄米の値段・価格が高い理由や、値段が高い以外のデメリットを紹介します。逆に玄米の優れている点・メリットも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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玄米は値段・価格が白米より高い…?
近年はスーパーでも白米だけでなく、玄米を見かけることが多くなりました。しかし白米と玄米の価格を比較して、買うのを躊躇する人も多いことでしょう。ここでは、玄米と白米の値段に具体的にどの程度の差があるのかを紹介します。
玄米の値段を白米と比較
1kgあたり | 値段 |
白米 | 400~500円 |
玄米 | 600~1000円 |
上記は米1kgあたりの値段で、精米した白米より玄米の方が高くなっています。値段に幅があるのは品種によって単価に違いがあるからですが、どの米でも白米より玄米の方が高いことに変わりはありません。安くても1kgあたり600円程度と白米よりは高額になるので、毎日主食として食べるとなると、家計に負担になるのは事実と言えます。
玄米の値段・価格が高い理由は?
玄米より精米して販売される白米の方が作業工程が多いと予想できるのに、値段が高いことを疑問に思う人もいることでしょう。しかし玄米が白米より値段が高いことには、しっかりとした理由があるのです。ここでは、白米より玄米の値段が高くなる理由を2つ紹介します。
①食用玄米にするために手間・時間がかかる
玄米は収穫したままの状態で、販売されているわけではありません。食用玄米にするにあたり未熟な米のほか、もみ殻や小石などの異物を取り除く作業を行う必要があるのです。そのため精米して白米にするより手間や時間がかかることが、値段が高くなる理由の1つです。
②需要量が白米より少ない
玄米は精米した白米と比べると炊く際にも手間がかかるうえ、炊飯器のすべてが対応しているわけでもありません。そのため米の市場で見ると、白米より玄米の需要量が少ないといえます。需要が少なければ当然生産量も少なくなり、採算を合わせるために価格設定が高くなるのです。
玄米の値段が高い以外にデメリットはある?
食物繊維が豊富で健康によいといわれる玄米の需要が白米並みにあがらないのには、値段の高さ以外にも理由があるようです。ここでは玄米を食べる際のデメリットを2つ紹介します。
①フィチン酸による栄養素吸収の阻害
玄米には白米にはない、フィチン酸と呼ばれる成分が含まれています。このフィチン酸には亜鉛や鉄分、カルシウムなどのミネラルと結合し、尿として体外に排出してしまう作用があることから栄養素吸収が阻害されるのが玄米のデメリットの1つです。
ただしフィチン酸には体の有害物質を排出する働きやがんを予防する働きもあるため、メリットとデメリットがあることは理解しておいた方が良いでしょう。
(*玄米には有害な成分が含まれているかについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)