目玉焼きに水を入れる理由・役割は?量・タイミングなど入れ方や入れない焼き方も紹介!
目玉焼きを作る際の水を入れる理由を知っていますか?今回は、目玉焼きを作る際に入れる水の役割や水の〈量・タイミング〉など入れ方とともに美味しい焼き方・手順も紹介します。目玉焼きに水を入れないで焼く方法とメリットも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
目玉焼きを作る際に水は必要?入れない?
卵をフライパンで焼いて作る目玉焼きは朝の定番料理のひとつで、醤油やケチャップなど様々な味付けで食べられています。フライパンで目玉焼きを焼く時に水を入れるかどうか迷うことがありますが、目玉焼きを作る際に水を使う必要はあるのでしょうか。
目玉焼きに水を入れる理由・役割は『蒸し焼き』にするため
目玉焼きに水を加えて焼くのは目玉焼きを蒸し焼きにして火を通すためで、主に目玉焼きの片面のみを焼くサニーサイドアップと呼ばれる焼き方で目玉焼きを作る際に使われます。
目玉焼きの焼き方には様々な方法がありますが、そのなかでも目玉焼きの片面のみを焼くサニーサイドアップと裏返して両面を焼くターンオーバーと呼ばれる焼き方が主流です。サニーサイドアップで焼くと卵の表面の白身や黄身に火が通りにくくなるので、この方法で焼く目玉焼きの場合は均一に火を通すために水を入れて蒸し焼きにする方法が用いられています。
目玉焼きに水を入れてフライパンに蓋をしてから焼くと、フライパンの内部で水分が蒸気に変わって卵が蒸し焼きの状態になります。目玉焼きを蒸し焼きにすると卵の白身や黄身にまんべんなく火が通って白身も柔らかくなるのが特徴です。このような方法で目玉焼きを焼くと短時間で黄身に火が通るので、朝の忙しい時間にもおすすめの調理方法です。
目玉焼きを作る際の水の入れ方は?量・タイミングは?
目玉焼きを作る工程で水を入れる場合は、どのくらいの量の水をどのタイミングで加えればよいのでしょうか。目玉焼きを作る際に加える水の量や入れるタイミングについて解説します。
目玉焼きに入れる水のタイミングは白身が固まった時
目玉焼きに水を入れるタイミングは、フライパンに卵を入れてしばらく焼き、周囲の白身が固まってきたころです。卵を入れた直後の生の状態で水を加えると、白身に水が混じって水っぽくなり味が悪くなる恐れがあります。また、この際に卵黄に水がかかると膜が張る原因になるので、注意してください。
目玉焼きに入れる水の量は大さじ2〜3杯でOK
目玉焼きに水を入れる目的は蒸し焼きにするためなので、卵1個の目玉焼きを作る際に使う水は大さじ2杯から3杯程度の量に留めてください。目玉焼きを美味しく作るためには、適量の水を使うことが重要です。
目玉焼きを焼く際に大量の水を入れると、水っぽい仕上がりになるうえに卵に急激に熱が通って失敗することがあります。逆にフライパンに入れる水の量が少ないと、蒸し焼きにしている最中に水が蒸発して焦げる恐れがあります。
目玉焼きに水を入れないでも大丈夫?
目玉焼きに水を入れずに作る焼き方もありますが、水を使わなくても美味しい目玉焼きが作れるのでしょうか。水を入れずに目玉焼きを作る方法を紹介するので、参考にしてみてください。
水を入れないで予熱で火を通す方法でもOK!
水を入れずに目玉焼きを作ると、以下のようなメリットがあります。
・白身が焦げ付きにくくなる
・黄身の硬さを調節できる
・フライパンが汚れるのを防ぐことができる
・卵の風味が活かされる
目玉焼きを作る際に水を使って焼くと水っぽい仕上がりになって卵の風味が損なわれる場合がありますが、水を使わずに焼けば卵の素材の旨味が味わえる美味しい目玉焼きが作れます。また、フライパンに水を入れて目玉焼きを作ると水が蒸発する際に白身が焦げてフライパンが汚れることがありますが、水を使わなければこのような失敗を回避できるでしょう。
目玉焼きに水を入れて焼く際には蒸し焼きにするためにフライパンに蓋をする必要がありますが、このような方法で焼くと卵の黄身の表面に膜が張りやすくなって見栄えが悪くなります。水やフライパンの蓋を使わずに目玉焼きを焼くことで、黄身に膜が張りにくくなって食感もよくなるでしょう。
また、蓋をせずに焼くことで目玉焼きの焼き具合を目でよく確認することができ、黄身を好みの硬さに調節しやすくなる点もメリットのひとつです。黄身を半熟状態で仕上げたい場合は短めに加熱して目玉焼きをフライパンから下ろし、硬めの食感が好みの人は長めに加熱するとよいでしょう。
目玉焼きの水を入れる焼き方・手順
目玉焼きに水を入れて作る場合は、以下のような手順で行います。
【やり方】
1.あらかじめ卵を割って器に入れておく
2.フライパンに少量の油を入れて中火で加熱する
3.器に入った卵を優しくフライパンに入れて火を弱める
4.白身の周りが固まったタイミングで、卵の周りに水を入れる
5.フライパンに蓋をして1分から3分程度加熱して完成
卵の黄身に含まれる卵黄球と呼ばれる組織は、卵を高い場所から落とすと破壊されて食感が悪くなります。そのため、卵をフライパンに入れる際には、器に割り入れた卵を低い位置からフライパンに流し入れて卵に衝撃を与えないことが重要です。このようにすると、ふっくらとしたなめらかな口当たりの目玉焼きが作れます。
冷たいフライパンに卵を入れると卵がフライパンに密着してはがれにくくなるため、必ずフライパンを十分に予熱してから卵を流し入れてください。フライパンの上に手をかざし、温かさを感じたらフライパンが十分に温まったサインです。
フライパンで卵を焼く際に中火で加熱を続けると、卵黄に火が通る前に白身が焦げてしまうことがあります。フライパンに卵を入れた後は火加減を弱め、弱火で加熱すると卵黄がねっとりとした食感になります。また、目玉焼きを蒸し焼きにする際に使うフライパンの蓋はガラス製のものを使うと、蓋を締めたまま焼き具合を確認することが可能です。