「昆布」と「わかめ」の違いは?栄養価・用途などもずくとも比較して紹介!

昆布とわかめの違いを知っていますか?見た目も似ており、同じ海藻かと思いますね。今回は、昆布とわかめの〈生息地・旬の時期〉など生態や〈栄養価・旨味・用途〉など違いを比較して紹介します。めかぶとの違いについても紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 昆布とわかめは違いある?同じ海藻?
  2. 昆布とは?
  3. 昆布の生物学的な分類と生態
  4. 昆布の生息地と旬の時期
  5. わかめとは?
  6. わかめの生物学的な分類と生態
  7. わかめの生息地と旬の時期
  8. 昆布とわかめの違いは?
  9. ①栄養価
  10. ②旨味と用途
  11. ちなみに「めかぶ」はどんな海藻?
  12. 「めかぶ」はわかめの一部
  13. 昆布とわかめは違う海藻

昆布とわかめは違いある?同じ海藻?

だしをとるときによく使われる昆布と、味噌汁やスープの具材でおなじみのわかめは違う種類の海藻なのでしょうか。色もよく似ていて、どこが違うのかを詳しく説明するのは難しいかもしれません。そこで、身近な海藻類である昆布とわかめの違いについて、栄養価や生態などを交えて紹介します。

昆布とは?

だしをとるときによく使われる昆布とは、どのような海藻なのでしょうか。ここでは、昆布の生態や生息地、旬の時期などを紹介するので、わかめと比較するときの参考にしてください。

昆布の生物学的な分類と生態

昆布は褐藻綱コンブ目コンブ科に属する海藻で、いわゆる海の藻です。褐藻とは、褐色の多細胞藻類のことで、寒い地域に生息しています。加熱すると緑になりますが、海では茶色い褐色をしています。昆布の主な産地は北海道で、日本全国で収穫できるわけではありません。

昆布には根と短い茎があって大きな葉っぱが育ち、この葉っぱの部分がよく使われます。海中で胞子を飛ばして増殖し、海底の岩などに付着し根を張って大きく成長します。根昆布として流通しているのは、根ではなく太く大きく育った茎の部分です。

昆布の生息地と旬の時期

昆布にもいくつか種類があり、真昆布は津軽海峡から噴火湾沿岸の道南が産地です。羅臼昆布は知床半島の羅臼地方沿岸が主な産地で、利尻昆布は利尻島、礼文島及び稚内沿岸を中心に収穫されます。昆布の旬は7~9月の夏の時期で、そのころに収穫した昆布を時間をかけて干すことでだし昆布に加工されます。

わかめとは?

昆布がどのような海藻なのかを紹介しましたが、一方のわかめはどのような特徴を持った海藻なのでしょうか。ここではわかめの生態や旬の時期などを紹介するので、昆布との違いを確認してみましょう。

わかめの生物学的な分類と生態

わかめは褐藻網コンブ目チガイソ科に分類される海藻で、根の部分で岩場に接着し、大きな葉っぱを伸ばして育ちます。昆布とは褐藻網コンブ目まで同じなので、比較的近い種と言うことはできますが、同じ海藻ではありません。冬から春にかけて大きく育ち、夏にはあまり見かけなくなります。

わかめも緑色のイメージがある食材ですが、本来は茶褐色をしていて加熱すると緑になるところが特徴です。一年で世代交代をし、雌性配偶子と雄性配偶子による受精を経て、秋ごろから発芽して成長をはじめます。

わかめの生息地と旬の時期

生息地にも昆布とわかめの違いがあり、わかめは比較的温暖な気候でも生息できる海藻なので、日本各地で見られる海藻です。岩場につかまる根に長い茎があり、茎から何枚も葉っぱが生えています。日本全国で生産でき、流通しているわかめの多くは養殖されたものです。

有名な産地はいろいろありますが、三陸海岸はわかめの生息に適していて、岩手県や宮城県の沿岸部が有名です。ほかにも、伊勢湾や四国の鳴門海峡もわかめの産地で知られています。わかめの旬は春ごろで、葉が伸び始めた冬の若芽は生で食べるのにおすすめです。そこから大きく育ち、5月頃に収穫の最盛期を迎えます。

(*わかめの旬の時期について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

わかめの旬の時期・季節はいつ?種類別の特徴や食べ方のおすすめも紹介!

昆布とわかめの違いは?

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