わかめの旬の時期・季節はいつ?種類別の特徴や食べ方のおすすめも紹介!
わかめの旬の時期・季節はいつか知っていますか?今回は、わかめの旬の時期・一年のサイクルや〈三陸わかめ・鳴門わかめ・南方型わかめ〉など種類別の収穫時期・味わいなど特徴を紹介します。旬のわかめの栄養価や、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
わかめの旬の時期・季節は?

味噌汁やサラダによく使われるわかめは、日本人にとって身近な食材の一つです。わかめは季節を問わずスーパーなどで手軽に買うことができますが、わかめを美味しく食べられる旬の時期はいつなのでしょうか。
わかめの一年のサイクル
わかめは胞子によって繁殖しますが、春から夏にかけて海水の温度が上がると、胞子がさかんに放出されます。わかめは暑さに弱く真夏になると休眠するため、秋が受精の季節です。受精卵は細胞分裂を繰り返してわかめの芽が生まれ、冬から春にかけて成長し、再び春が来るとわかめの採取の最盛期になります。
わかめの旬の季節は春
わかめは前述のような生長サイクルを繰り返すため、2~5月頃が旬の季節になります。わかめの採取は5月頃が最盛期ですが、寒中に生えてくるわかめの新芽を生のまま食べるのが最も美味しい食べ方だと言われています。
春採れのわかめは塩蔵わかめとして一年中流通している
生のわかめは日持ちしないため、一般的に塩蔵わかめとして年間を通して流通します。塩蔵わかめは、春に採取したわかめを湯通ししてから塩漬けにし、水分を抜いて保存性を高めたものです。塩蔵わかめに加工すると、わかめの風味が損なわれず、食感や色合いも良くなる点が特徴です。
わかめの種類|収穫時期・味わいなど違い

普段よく口にするわかめですが、どのような種類があるのでしょうか。ここでは、わかめの種類や特徴について紹介します。
①鳴門わかめ
鳴門わかめは鳴門海峡で育ったわかめで、徳島県の特産品でもあります。コシが強く、シャキッとした歯ごたえを楽しめるのが特徴です。収穫時期は1~4月ですが、特に2~3月の初春に採れたわかめが美味しいと言われています。
②三陸わかめ(南部わかめ)
三陸わかめは、岩手県や宮城県で収穫されるわかめのことで、全国のわかめ収穫量の9割を占めています。三陸わかめは、肉厚で弾力のある食感が特徴です。収穫は冬から初春にかけて行われ、3~4月が三陸わかめの旬だと言われています。
③わかめ(南方型わかめ)
南方型わかめは、主に本州中部より南の日本海側で採れたわかめを指し、鳴門わかめも南方型に含まれる場合もあります。南方型わかめは小ぶりで、茎も短いのが特徴です。南方型わかめも他のわかめと同様、冬から春にかけて収穫時期を迎えます。
旬のわかめは栄養豊富?効果・効能は?

旬のわかめには、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。わかめの栄養価や、効果・効能について見ていきましょう。
①食物繊維
わかめには、水溶性食物繊維が多く含まれています。水溶性食物繊維には、糖質や脂質の吸収をゆるやかにする働きや、腸内の余分なコレステロールを排出する働きがあります。食後の血糖値の急上昇を抑えるために効果的なので、ダイエットや生活習慣病の予防に役立つでしょう。また、便秘の改善にも効果的です。(※1)
②ヨウ素
ヨウ素はミネラルの一種で、甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素です。甲状腺ホルモンには、新陳代謝を活性化したり、子どもの成長をサポートしたりする働きがあります。なお、ヨウ素を過剰摂取すると逆効果となり甲状腺ホルモンが作られなくなる場合があるため、わかめの食べ過ぎには注意しましょう。(※2)
旬のわかめの美味しい食べ方・レシピ
わかめを美味しく食べるためには、どのような料理に活用すると良いのでしょうか。ここでは、わかめを使ったおすすめのレシピを紹介します。
①やみつきわかめ
材料がわかめだけで作ることができる、シンプルなレシピです。すし酢を使うため、料理が苦手な人でも簡単に味付けができるでしょう。
②わかめとキャベツのゆかり和え
わかめと蒸しキャベツをゆかりふりかけで和える、見た目も華やかなレシピです。作ってから時間をおいて食べた方が、味が染みて美味しくなります。
③わかめとおかかのバター丼
ご飯の上にわかめとおかかを乗せ、さらにバターを加えて濃厚に仕上げる丼もののレシピです。時間がない時でも簡単に作ることができるので、朝ご飯のメニューなどにおすすめです。
旬のわかめを食べてみよう
春に採れる旬のわかめは、食感や風味が良く、栄養価も高いのが特徴です。ダイエットや生活習慣病の予防にも役立つ食材なので、さまざまな料理に旬のわかめを取り入れてみましょう。