マスカルポーネの代用品5選!クリームチーズでOK?違いも比較しつつ紹介!
マスカルポーネの代用品を知っていますか?今回は、〈クリームチーズ・リコッタチーズ〉など、マスカルポーネの代用品を、特徴の違いを比較して口コミとともに紹介します。代用品を使ったティラミスの作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
マスカルポーネチーズとは?
一時、流行となったスイーツでもあるティラミスを作るには、マスカルポーネチーズを一般的には使います。ここではそのマスカルポーネチーズとは、どのようなチーズなのかを紹介しましょう。
マスカルポーネはイタリア原産のチーズ
マスカルポーネチーズは、イタリアが原産のチーズです。名前の由来はイタリアを訪れたスペインの総督がこのチーズを初めて食べた際に発した「マス・ケ・ブエノ(何と素晴らしい)」という言葉で、これが訛ってマスカルポーネに変化しました。
なお、名前の由来には諸説あり、他にも「ミルクのクリーム」という意味の方言「マスケルパ」が語源だとする説もあります。マスカルポーネは今でもイタリア全土で生産されていて、生乳を固めて水分を抜き、全く熟成させないか短期間だけ熟成するフレッシュチーズの一種です。
マスカルポーネに含まれる乳脂肪は80%程度とチーズの中では高い部類に入り、固めに泡立てた生クリームに似ています。
マスカルポーネチーズとクリームチーズの違いは?
ティラミスを作る際に使われるマスカルポーネと、レアチーズケーキやベイクドチーズケーキに使われるクリームチーズには、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、マスカルポーネチーズとクリームチーズの違いを見た目・味わいなどの項目に分けて紹介します。
①見た目
マスカルポーネチーズは原材料である生乳を固めて水分を除いただけのチーズなので、水分が多めで、上の写真のようなとろりとしたクリーム状の見た目になるのが特徴です。混ぜることでより滑らかなペースト状となり、キメが細かく白くて柔らかいチーズです。
一方のクリームチーズは生乳にクリームを加えて乳酸発酵し、熟成はさせずにホエイを除いて作る軟かいチーズで、こちらも比較的水分は多めです。きめが細かいフレッシュタイプのチーズで、バターのような滑らかな組織となっています。クリームチーズはマスカルポーネと違い、形がしっかりしていて見た目は少し黄色みがかかっているのが特徴です。
②味わい・風味や食感
マスカルポーネチーズはクリーミーで滑らかなチーズで、口に含むと自然に溶けてミルクの風味が広がります。酸味も塩味も柔らかく、熟成チーズのようにクセは全く感じないチーズで、あとからほんのりミルクの余韻が残る味わいです。例えるならば、生クリームとクリームチーズの中間的な味わいになります。
一方のクリームチーズはマスカルポーネと違って、チーズ独特のコクやデザート感覚の甘みと軽い酸味・塩味があり、しっとりとキメが細かくてクリーミーな味わいとなります。どちらも同じ生乳からできていますが、製法が異なるのでそれぞれ個性のあるチーズができるのです。
③成分・カロリー
カロリー | 脂質 | 糖質 | カルシウム | ナトリウム | |
マスカルポーネチーズ | 293kcal | 28.2g | 0.4g | 150mg | 35mg |
クリームチーズ | 346kcal | 33g | 2.3g | 70mg | 260mg |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
マスカルポーネチーズとクリームチーズの成分やカロリーを比較すると、殆どの成分でクリームチーズの方が高い数値となります。これはクリームチーズの方が水分量が少ないことや、クリームチーズはクリームを加えて作ることが理由です。
なお、マスカルポーネもクリームチーズも糖質は殆ど含まれていないので、血糖値を気にしている人にはいずれもおすすめの食材です。また、マスカルポーネチーズもクリームチーズもカルシウムが豊富に含まれていています。カルシウムは骨の成長にかかせない栄養素であるだけでなく、血液凝固や心臓の機能・筋肉の収縮などに関与している大事な栄養素です。