豚肉を加熱しても赤い・ピンクの原因は?食べて大丈夫?生焼け判断のポイントも紹介!

豚肉を加熱しても赤い・ピンクのままだったという経験はありませんか?食べても大丈夫なのでしょうか?今回は、豚肉を十分に加熱しても赤い・ピンクのままである原因や、豚肉が生焼けのまま食べると危険な理由を紹介します。生焼け豚肉の判断基準や生焼けを防止する方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 豚肉を加熱しても赤い・ピンク色のまま…。食べたけど大丈夫?
  2. 豚肉を十分加熱しても赤い・ピンク色のままな原因は?
  3. まず豚肉が赤い色である理由から知ろう
  4. ①塩漬食肉製品であれば赤い色・ピンク色が保たれるため
  5. ②未変性ミオグロビンが存在する場合があるため
  6. 加熱した豚肉が赤い・ピンク色は生焼けの場合も?判断の仕方は?
  7. 豚肉が生焼けにならない加熱時間の目安
  8. 生焼け豚肉の判断基準・特徴
  9. 生焼け豚肉を食べてしまったらどうなる?対処法は?
  10. 食中毒・E型肝炎ウイルスに感染する危険性がある
  11. 腹痛など症状がでたら病院へ行こう
  12. 豚肉の生焼けを防ぐコツ・ポイントは?
  13. ①冷凍豚肉は常温に戻して調理する
  14. ②薄めに肉をカットする
  15. 豚肉が赤い・ピンク色の場合は生焼けに注意!

出典:https://pbs.twimg.com/media/Cx3J7zuVQAA0l5-?format=jpg&name=large

以下のような特徴がある場合、豚肉が生焼けの可能性があります。

・肉が赤い色やピンク色をしている
・肉汁が赤い
・歯切れが悪い
・生臭い味がする


加熱時間が短かったり上記のような基準を満たしていたりする場合は、生焼けの可能性が高いと言えるでしょう。

基本的に豚バラ肉や切り落としなどの薄切り肉は、肉の色が赤いかどうかで判断することができます。一方、ハンバーグのような料理の場合は竹串などを刺して肉汁が透明であれば火が通っていると判断できます。肉汁が赤いときは、表面が焼けていても中身は生焼けになっているので蒸し焼きにするなど中までしっかりと火を通すことが大切です。

また、揚げ物など肉の表面が確認できない時は、カットして断面を確認するのが基本です。食べているときに生焼けに気づいた場合は、食べるのを中断し再加熱して火を通してから食べるようにしてください。食べている時に気付いた場合でも、電子レンジを使って火を通したり他の料理にリメイクしたりなど生焼けの対処法がいくつかあるので活用しましょう。

生焼け豚肉を食べてしまったらどうなる?対処法は?

万が一生焼けの豚肉を食べてしまった場合、食中毒などの危険性はあるのでしょうか。ここでは生焼けの豚肉を食べてしまった場合の健康への影響や、適切な対処法を紹介します。

食中毒・E型肝炎ウイルスに感染する危険性がある

生の豚肉には細菌やウイルスが付着していることがあり、生焼けの豚肉を食べると食中毒やE型肝炎ウイルスに感染する危険性があります。細菌やウイルスは加熱することで死滅するので、健康被害を起こさないためにも確実な加熱は大切です。

なお、生肉を触った箸で料理に触るとそこから細菌やウイルスが付着する可能性もあります。ほかにも豚肉を切る際に使った調理器具が感染源となることもあるので、調理器具はしっかりと洗浄することを意識しましょう。

(*豚肉の生焼けが危険な理由について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

生焼けの豚肉が危険な理由とは?食べてしまった時の症状・対処法や半生防止の方法も紹介!

腹痛など症状がでたら病院へ行こう

生焼けの豚肉を食べたことが原因で起こる食中毒やE型肝炎では、以下のような症状が現れます。

・下痢
・腹痛
・発熱
・倦怠感
・悪心
・黄疸

生焼けの豚肉を食べてしまったからといって、すぐに食中毒やE型肝炎ウイルスによる肝炎を発症するわけではありません。生焼けの豚肉を食べてしまった場合、食中毒症状を起こすまでの潜伏期間は概ね7日間、E型肝炎ウイルスによる症状が現れるまでの潜伏期間は平均6週間とされています。

食中毒の場合は上記の症状の中でも下痢や腹痛といった、消化器の症状が現れれるのが特徴です。一方、E型肝炎を発症した場合も悪心、腹痛などの消化器の症状が出ますが、そのほかにも黄疸のような肝臓の異常に特有の症状が現れます。

E型肝炎ウイルスは、免疫力の低い高齢者や妊婦が感染すると重症化する恐れがあるので特に注意が必要です。E型肝炎の場合も食中毒の場合も、最悪の場合は死に繋がる可能性もあるため、上記のような症状が出たら自己判断せずに病院で医師の診察を受けるようにしてください。

豚肉の生焼けを防ぐコツ・ポイントは?

生焼けの豚肉が原因で食中毒やE型肝炎にならないためにも、生焼けを防ぐコツを理解しておくことは大切です。ここでは豚肉の生焼けを防ぐコツ・ポイントを紹介するので、正しくポイントを押さえて生焼けを防ぎましょう。

①冷凍豚肉は常温に戻して調理する

豚肉は、保存期間を延ばすために冷凍で保存している場合もあるでしょう。その場合は、常温に戻してから調理することで生焼けを防ぐことができます。特にしっかりと解凍されていない状態の豚肉は加熱に時間がかかり、さらに火の通りにムラが生じやすいので生焼けになる可能性が高くなります。

冷凍の豚肉を解凍するには、冷蔵庫に移す方法や電子レンジを使う方法がおすすめです。電子レンジでの解凍は短時間で解凍できるメリットがあり、解凍モードを使って低い温度で解凍するのが最適です。ただし、薄い豚肉は火が通ってしまうことがあるので加熱時間は様子をみながら調節しましょう。

なお、冷蔵庫で解凍する場合は解凍に時間がかかりますが、低い温度でゆっくりと解凍できるので豚肉の旨味を保ったまま解凍することができます。ただし、ドリップが出る可能性があるので、解凍するときは豚肉の下にキッチンペーパーを敷いて解凍してください。

②薄めに肉をカットする

自分で豚肉をカットする場合は、薄めにカットし火の通りを良くするのもおすすめです。厚めの豚肉を調理する場合は、中心部まで火が通るのに時間がかかるのでじっくり火を通すようにしましょう。火が強すぎると、外側だけに火が通って中が生焼けになる場合があるので注意が必要です。

ただし、薄くカットした豚肉は火の通りが早く、加熱しすぎるとパサついた食感になってしまうので様子をみながら加熱してください。

豚肉が赤い・ピンク色の場合は生焼けに注意!

豚肉が赤い・ピンク色の場合は生焼けの可能性があるので注意が必要だと分かりました。生焼けの豚肉を食べてしまうと、食中毒になったりE型肝炎ウイルスに感染したりする恐れがあるのでしっかりと火を通しましょう。豚肉の生焼けを防ぎ、美味しく安全に豚肉料理をいただきましょう。

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