水筒・魔法瓶での牛乳の持ち運びはだめ?大丈夫?腐敗防止の持ち歩き方も紹介!
水筒・魔法瓶で牛乳を持ち運びたいと思ったことはありませんか?大丈夫でしょうか?だめなのでしょうか?今回は、水筒・魔法瓶での牛乳の持ち運びに対するメーカーの呼びかけや理由に加え、腐らせないように牛乳を持ち運ぶ方法も紹介します。水筒・魔法瓶以外で牛乳を持ち運ぶ方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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水筒・魔法瓶での牛乳の持ち運びはだめ?大丈夫?
飲み物を保温・保冷して持ち運べる水筒や魔法瓶は、ゴミの削減や節約にも役立ちます。お茶やスポーツドリンクなどを詰めるのが一般的ですが、牛乳を持ち運びたい人もいるかもしれません。ここでは、牛乳を魔法瓶や水筒で持ち運んでも大丈夫なのか解説します。
メーカーは水筒での牛乳の持ち運びを推奨していない
牛乳は傷みやすく基本的に冷蔵保存が必要な飲み物なので、水筒や魔法瓶メーカーでは牛乳の持ち運びは推奨していません。牛乳のほかコーヒーに牛乳を入れたカフェオレや、ココアなどの乳飲料も同じように注意が必要です。
牛乳にプロテインを入れたい人も、水筒で持ち運ぶのはおすすめできないのでなるべく飲む直前に購入するようにしましょう。以下に象印の水筒の注意書きを引用するので、参考にしてください。
牛乳・乳飲料・果汁など
成分が腐敗することがあります。また、長時間放置した場合は腐敗によりガスが発生し、製品内の圧力が上がり、飲み物がふき出たり、せんセットなどが破損して飛散する恐れがあります。
水筒・魔法瓶での牛乳の持ち運びがNGの理由は?
牛乳や乳製品は水筒に入れて持ち運びには向かない飲み物ですが、それはどうしてなのでしょうか。ここでは、水筒や魔法瓶での牛乳の持ち運びがNGの理由について紹介します。
①十分に保冷ができずに腐りやすい
牛乳は10℃以下での保存が、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令で定められています。水筒や魔法瓶は温度の維持に便利なボトルですが、冷蔵庫などと比較すると十分保冷できるわけではありません。
冷たい牛乳を水筒に入れても時間の経過や蓋の開け閉めにより、温度を一定に保てず腐りやすくなります。また、温めた牛乳はより腐敗しやすいので、水筒で保温して持ち運ぶのは控えるようにしましょう。
②水筒・ステンレスボトルが傷んでしまう
牛乳や乳製品を水筒に入れて持ち運んだ場合、ステンレスのサビの原因や栓の部分が傷んで使えなくなることもあります。牛乳のタンパク質や脂肪分は雑菌のえさとなるため、水筒や魔法瓶で持ち運んで腐敗してしまうと内部にガスが発生します。ガスによって水筒の内部が膨張すると、牛乳が吹きこぼれ部品の破損の原因となることも珍しくありません。
③水筒のもともとの汚れが腐敗の原因になりやすい
水筒は細部まで洗いにくいので、もともとの汚れが腐敗の原因になりやすいと言えます。水筒や魔法瓶の汚れには雑菌が住み着き、牛乳が腐りやすくなるので注意が必要です。また、洗った後の水筒の乾燥が不十分だとカビが生えてしまう恐れがあります。このため、水筒を洗う際には専用のブラシなどを活用し、しっかりと乾かすようにしましょう。
水筒・魔法瓶で牛乳を腐らせないように持ち運ぶポイント・コツは?
ここでは牛乳を腐らせずに持ち運びたいときに、気をつけたいポイントを紹介します。水筒に牛乳や乳製品を入れるのは腐敗や破損の原因となるため自己責任で行い、小さな子供には持たせないようにしましょう。
①数時間以内に飲み切る
牛乳や乳飲料を入れて持ち運ぶときは、腐敗する前に数時間で飲み切るようにします。季節や水筒の保温・保冷力にもよりますが、朝詰めた牛乳なら午前中のうちに飲み切ると安心です。カフェオレやココアなどの乳飲料も同じように、数時間で飲み切るようにしてください。