黒鯛は刺身がうまい!寝かせるのがコツ?さばき方や寄生虫など懸念点も解説!
黒鯛(クロダイ・チヌ)は刺身が美味しいと知っていますか?今回は黒鯛の刺身の味わいや湯引き・炙るのはうまいのかに加え、刺身用のさばき方・切り方を紹介します。黒鯛の刺身の旨味を上げる寝かせ方や〈臭み・寄生虫・食中毒〉など懸念点と対処法もあるので参考にしてください。
目次
(*黒鯛(チヌ)の美味しい食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
黒鯛の刺身を食べる際の懸念点と対処法
黒鯛は様々なレシピがある中で、刺身にして食べることをおすすめしてきました。ここでは、黒鯛の刺身を食べるときの2つの懸念と、その対処方法について紹介します。
①黒鯛の臭み
黒鯛は生息地の磯の匂いや、食べるエサによっては臭みを感じることがあります。しかしクセや臭みを取り除くことは簡単で、黒鯛を釣ったその場で鮮度があるうちに、エラと内臓を取り除くだけです。市販の黒鯛を買う場合は、鮮度の高いものを選ぶのが最適です。
②黒鯛の寄生虫・食中毒
黒鯛には、アニサキスという寄生虫の幼虫が寄生する可能性があります。アニサキスが寄生した黒鯛を食べてしまうと食中毒を引き起こし、食後から数時間以内に激しい腹痛や嘔吐といった症状が生じます。万が一、寄生虫による食中毒が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
対処法として黒鯛を買うときは鮮度の良いものを選び、黒鯛の内臓を生食することは避けてください。また、アニサキスは寄生している魚介類が死亡して時間が経つと、内臓から筋肉へ移動します。購入後や釣った後は速やかに内臓を取り除きましょう。
アニサキスは長さ2〜3cmで幅0.5〜1mmほどの目に見える寄生虫です。見た目は白色でやや太めの糸のように見えるので、黒鯛を刺身にして食べる前に寄生虫がいないか目視で確認しましょう。
黒鯛の刺身を使ったアレンジレシピ
黒鯛はしっかり詰まった身からほんのり感じられる甘みが魅力で、調理のしがいがある魚です。ここでは、湯霜や焼霜以外に黒鯛の刺身を使ったアレンジレシピを2つ紹介します。
①黒鯛のアクアパッツァ
こちらは黒鯛をオリーブオイルとニンニク、パセリで下味を漬け、フライパンで白ワインをベースに煮詰めるレシピです。バターと塩こしょうの香ばしい風味と、プチトマトの酸味を感じられます。さらに、アサリと黒鯛の皮の旨味がスープに溶け、美味しさをより引き立ててくれます。
②黒鯛のムニエル
こちらは噛みごたえのある皮と、ふっくらした食感が味わえる黒鯛のムニエルです。バターやニンニク、マスタードの入ったソースが、香ばしく焼き上げた黒鯛の味を引き締めてくれます。また、黒鯛を焼くときはバターではなく、オリーブオイルを使うと風味が増しておすすめです。