天ぷらの歴史|発祥・起源はどこ?徳川家康の死因って本当?
天ぷらの歴史を知っていますか?どのようなルーツで日本に伝来したのでしょうか。今回は、天ぷらのポルトガルから日本(長崎)伝来の歴史や徳川家康の死因との関係を紹介します。天ぷらの発祥・起源の歴史や、どんな種類があるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
徳川家康が腹痛に苦しんで死んだことは確かですが、実際は胃がんが原因だったとの説が今は通説となっています。前述のように、家康が鯛の天ぷらを食べてから死に至るまで2ヶ月以上の時間が経っているため、直接の死因だと考えるのは少々無理があります。また、当時の家康の主治医が胃にしこりがあったと書記に記していることも、胃がん説が有力です。
(*徳川家康の死因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
天ぷらの発祥・起源の歴史は?
ポルトガルから長崎へ伝わった天ぷらですが、そもそもの発祥地はどこなのでしょうか。ここでは、天ぷらの発祥の歴史やルーツについて紹介します。
天ぷらの発祥地は「ペルシア」とされている
天ぷらの発祥地は、現在のイランであるペルシアだと言われています。6世紀頃のペルシアでは、小麦粉の衣をつけて油で揚げた魚を酢やはちみつで味付けする「シクバージ」が食べられていました。このシクバージから魚のフライであるぺスカド・フリートが生まれ、ポルトガル人によって日本へ持ち込まれたものが天ぷらのルーツだと言われています。
ちなみに天ぷらにはどんな種類があるの?
現在では、魚だけでなくさまざまな食材が天ぷらの具材として使われています。ここからは、天ぷらの種類を定番と変わり種に分けて紹介します。
①定番の天ぷら具材
定番の天ぷらの具材には、以下の種類があります。
・なす
・ふきのとう
・たらの芽
・ししとう
・とうもろこし
・さつま芋
・ちくわ
・きのこ類
・えび
・白身魚
天ぷらには、上記のような野菜や山菜、魚介類などが主に使われます。特に、素材そのものの風味が強いふきのとうやししとうなどは、天ぷらにすると美味しく仕上がります。また、えびや白身魚などの魚介類も、天ぷらの具材として人気が高いです。
②代わり種の天ぷら具材
続いて、変わり種の天ぷらの種類を紹介します。
・まんじゅう
・アイスクリーム
・バナナ
・カニカマ
・アボカド
・納豆
・もずく
近年は、おかずとしてだけでなくデザートとして天ぷらを楽しむこともあります。特にアイスクリームは春巻きの皮で巻いてから小麦粉の衣をつけると、上手に揚がると話題になりました。その他、納豆やアボカドなどを天ぷらにするのも意外性があって美味しいと人気です。
(*天ぷらの具材の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
天ぷらの歴史・起源は興味深い
天ぷらの歴史を辿ると、当時と現在の製法の違いや名前の由来、ルーツなどが分かりました。天ぷらの歴史や起源を意識しながら、さまざまな種類の天ぷらを作ってみましょう。また、日本に伝わった当初のように、小麦粉を卵で練った分厚い衣を再現してみるのもおすすめです。