さつまいもの白い液体・汁の正体は何?食べれる?切り口がスカスカな時も含め紹介!
さつまいもの切り口から出る白い液体・汁の正体は何か知っていますか?食べて大丈夫なのでしょうか?今回は、さつまいもの切り口から出る白い液体・汁の正体「ヤラピン」について、断面も白い&スカスカだった場合も含めて紹介します。さつまいもの皮の表面につく白カビについても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
さつまいもの断面が白い&スカスカの場合は賞味期限切れ
もし、さつまいもの断面から水分が抜けてスカスカになっていた場合は賞味期限切れのサインです。腐敗やカビがなければこの状態でも食べることは可能ですが、食べてもまずい上に甘くない場合が多いです。
さつまいもは温かい地域が原産地であることが多いため、寒い環境や乾燥によって低温障害を起こしてしまいます。長く美味しく食べるためにもさつまいもは正しく保存しましょう。
さつまいもの皮の表面に白いものがついている場合は?大丈夫?
さつまいもの断面に出る白い液体や表面についた黒蜜の正体は、ヤラピンというでんぷんのため安心して食べることができます。それでは、皮の表面に白いものがついていた場合は食べることができるのでしょうか。ここではさつまいもの皮の表面に付く白い物質について解説します。
ふわふわした白い物体の場合は「カビ」
さつまいもの皮の表面にふわふわとした綿のような白い物体が付いていた場合は白カビです。さつもまいもは果実の密度が高いため、カビたばかりの段階であれば奥深くまで進行することはないので、使用する際は該当部分を厚めに切り落としましょう。
また、白カビは加熱しても毒性が消えないため、摂取により下痢や嘔吐などの不調を引き起こす危険性があります。カビの侵食範囲が大きい場合は速やかに破棄しましょう。さつまいものカビは高温多湿の環境で発生しやすいため、風通しの良い冷暗所で保管しましょう。
(*さつまいものカビの見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもを食べてはいけない時の特徴も知っておこう
ヤラピンによる黒い斑点や白い液体は安全に食べられるものですが、反対にさつまいもを食べてはいけない場合も知っておく必要があります。さつまいもを食べてはいけない時の特徴は以下の通りです。
・カビが生えている
・水分が抜けてスカスカになっている
・茶色く変色している
・異臭がする
・苦味や酸味がある
さつまいもの表面に白い綿状のものがついていた場合は白カビが発生しています。発生がわずかであれば厚めに切って水でよく洗うことで食べることができますが、侵食範囲が大きい場合は速やかに破棄しましょう。
また、水分が抜けて軽くスカスカになったり茶色く変色している場合、人体に大きな問題はありませんが風味が落ちて美味しくありません。料理に使用する際は該当の部分を取り除いて調理することがおすすめです。
さつまいもから異臭がしたり、食べた際に苦味や酸味を感じた場合は腐敗が進行しています。場合によっては食中毒菌が潜んでいる危険性があるため、少しでも風味や匂いに違和感を感じたら速やかに破棄し、万が一食べてしまった場合は十分に口をすすいで対処しましょう。
(*腐ったさつまいもの見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもから白い液体がでても大丈夫!
さつまいもから出る白い液体の正体はヤラピンというデンプンでした。ヤラピンはさつまいも特有の成分で、整腸作用やデトックス効果など美容に嬉しい効能がたくさんあります。さつまいもの鮮度の指標にもなるので、今回の記事を参考に新鮮で美味しいさつまいも料理を楽しんでみてください。