イタドリの食べ方は?生でもOK?下処理の仕方や活用レシピを紹介!

イタドリを知っていますか?食べる地域が限られ、マイナーな山菜です。今回は、イタドリの旬の時期など特徴や、アク抜き・下処理の仕方に加え、イタドリはそのまま生で食べれるのかも紹介します。イタドリの美味しい食べ方・活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. イタドリとは?どんな山菜?
  2. イタドリの特徴と旬の時期
  3. イタドリを食べる地域
  4. イタドリの下処理・アク抜きの仕方は?
  5. イタドリの食べ方は?そのまま生で食べれる?
  6. イタドリは生食できるが「シュウ酸」に注意
  7. 塩漬けされているイタドリは「塩抜き」をしよう
  8. イタドリの活用レシピ
  9. ①天ぷら
  10. ②梅和え
  11. ③油炒め
  12. イタドリを食べてみよう

イタドリとは?どんな山菜?

日本にはイタドリと呼ばれる山菜が自生していますが、これはどのような山菜なのでしょうか。イタドリの特徴や美味しく食べられる時期、どのような地域で食べられているのかについて解説します。

イタドリの特徴と旬の時期

イタドリは、野山や道端で自生しているタデ科の植物です。葉は楕円形で先端が尖り、はっきりした葉脈があるほか、茎には赤い斑点が多く見られるのが特徴です。4~5月の春先に旬を迎え、新芽や茎は食用になるため山菜料理として食べられています。多少アクが強いので下処理が必要ですが、独特な歯ごたえのある食感を生かした食べ方が人気です。

また乾燥させた根は虎杖根と呼ばれ、便秘や膀胱炎を改善する漢方薬としても利用されています。

イタドリを食べる地域

イタドリは、主に以下のような一部の地域で食べられています。

・高知県
・和歌山県
・三重県


イタドリが最も食べられている地域は、全国一位の出荷量を誇る高知県です。郷土料理をはじめ、学校給食でも提供されるほど親しまれています。イタドリの食感を活かすために、炒め物にした食べ方が好まれています。

和歌山県では、塩漬けしたイタドリの塩抜きをした後に醤油と砂糖で味付けをした煮物料理が人気です。三重県では、醤油を使って味付けをしたきんぴら風の食べ方が目立ちます。

イタドリの下処理・アク抜きの仕方は?

イタドリを美味しく食べるための下処理とアク抜きは、以下のような手順で行います。

1、鍋に入る大きさにイタドリを切る
2、切ったイタドリを鍋に入れ塩茹でする
3、茹でたイタドリの皮を剥く
4、皮を剥き終わったら水にさらし、時々水を替えながら酸味とえぐみを取って完了


イタドリは茹で過ぎると食感が損なわれるので、茹でる時間は30秒から1分程度に留めてください。茹でている最中に破裂音が出る場合がありますが、これはイタドリの内部が空洞の空気が膨張しているためなので、心配はありません。

先端の細い部分は皮が残っても問題なく食べられますが、茎の太い部分の皮は食べにくいのでしっかり剥いてください。酸味が気になる場合は、さらに2~3日水にさらすとクセが和らいで食べやすくなります。数日水にさらす時は、1日1回は水を替えるようにしましょう。

イタドリの食べ方は?そのまま生で食べれる?

イタドリはそのまま生で食べても大丈夫なのでしょうか。ここでは、イタドリの食べ方を詳しく紹介するので、まだ食べたことがない人は参考にしてください。

イタドリは生食できるが「シュウ酸」に注意

イタドリは生食できますがシュウ酸に注意する必要があり、シュウ酸が及ぼす身体への悪影響には、以下のようなものが挙げられます。

・カルシウム不足を招く
・尿路結石の原因になる


イタドリはえぐみと酸味が強い山菜ですが、生食は可能です。特に春先のイタドリは新芽が柔らかいので、アク抜きをせずに生のままでも食べやすいでしょう。ただし、生のイタドリにはシュウ酸が多く含まれているため、注意してください。

シュウ酸を摂取しすぎると、体内でカルシウムと結合して排出を促し、その結果カルシウム不足に陥りやすくなります。またシュウ酸とカルシウムが結合するとシュウ酸カルシウムとなり、これが尿路結石の原因に繋がります。シュウ酸はアク抜きで取り除くことができるので、生食が不安な場合はしっかり下処理をしてから食べると良いでしょう。

塩漬けされているイタドリは「塩抜き」をしよう

塩漬けされているイタドリは、以下のような手順で塩抜きをしてください。

1、水を張ったボウルに、塩漬けされたイタドリを入れる
2、半日ほど水にさらして完了


市販されているイタドリは、保存性を高めるために塩漬けされている場合があります。塩漬けされているイタドリはそのままでは塩辛くて食べられないので、必ず塩抜き作業を行いましょう。水に漬けたイタドリが水に浮かんだら、塩抜きが完了したサインです。同じ水のままでは塩抜きできないので、途中で2~3回ほど水を替えるのがポイントです。

塩抜き後はアク抜きをする必要はなく、そのまま料理に使えます。ただし塩抜きしても塩分は残っているため、味付けが濃くならないように調理してください。

イタドリの活用レシピ

珍しい食材であるイタドリは、どのような食べ方が人気なのでしょうか。ここではイタドリの新芽や葉、茎を使ったおすすめのレシピを3つ紹介するので、イタドリの食べ方を知りたい人は参考にしてください。

①天ぷら

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