ラフランス(洋梨)の保存方法・期間は?完熟後は冷凍?状態別の最適を紹介!
【なかむラ・フランスファーム監修】ラフランス(洋梨)の正しい保存方法・期間を知っていますか?今回は、ラフランスの〈未熟・完熟後〉別に〈常温・冷蔵・冷凍〉など最適な保存方法をそれぞれ紹介します。ラフランスが腐るとどうなるのかや、保存食レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
中村紘人
なかむラ・フランスファーム
柔らかくなったラフランスは自重で傷んでしまうことがあるので、フルーツキャップがついている場合はつけたまま保存することをおすすめします!
完熟後のラフランスの保存方法は?
完熟したラフランスはどのように保存すればよいのでしょうか。完熟したラフランスは食べ頃なので、3日以内など、すぐに食べる場合は冷蔵保存でも問題ありません。ここでは、食べ頃になったラフランスの長期で保存する方法を紹介します。
完熟後のラフランスを長期保存する場合は「冷凍」がおすすめ
完熟したラフランスを長期間保存したいときは、冷蔵ではなく冷凍するのがおすすめです。ラフランスの冷凍保存の方法は以下の通りです。
カットして冷凍する場合
1.皮を剥き、食べやすいサイズにカットする
2.表面にレモンを擦り付けて変色を防ぐ
3.一つずつラップで包み、保存袋に入れ空気を抜いて冷凍する
皮付きのまま冷凍する場合
1.半分にカットして、切り口にレモンを刷り込む
2.ラップできっちり包み、保存袋に入れて冷凍する
ラフランスを冷凍するときは、カットした切り口にレモン汁をこすりつけることで変色を防ぎます。解凍したときに食べやすいように、皮を剥く場合は、一切れずつきっちりラップに包みます。こうしておくと、変色を防ぎ、解凍時に使いやすいです。レモンがないときは、りんごのように少しの間塩水につけて変色を防ぐとよいでしょう。
皮付きのまま冷凍すると変色しにくくなるので、大きいサイズで冷凍したいときは皮を剥かずに冷凍します。ラフランスは冷凍保存すると約1ヶ月程度日持ちします。すでに完熟しているラフランスは、冷蔵保存でも3、4日程度しか日持ちしません。長く保存したいときは冷凍保存しておくと美味しく食べることができます。
シャーベット状に解凍して食べるのがおすすめ
冷凍したラフランスは、半解凍の状態でシャーベットのように食べるのがおすすめです。皮つきのまま、半分にカットして冷凍したラフランスは、半解凍にするとスプーンですくって食べられます。果肉がシャーベット状になっているので、手軽に冷たいデザートが楽しめます。
また、皮を剥いて冷凍したらフランスも、半解凍のままミキサーなどでつぶし、シャーベットやスムージーにして食べると美味しいです。一度冷凍すると触感が変わりますが、シャーベット状にすると、食感の変化も気にならず、美味しく食べられるので試してみてください。
ラフランスが腐るとどうなる?
ラフランスは腐るとどうなるか、見た目や香りの変化などの特徴を紹介します。
・表面にカビが生える
・触ると不自然にぶよぶよと柔らかい
・鼻にツンとくるような刺激臭がする
ラフランスは腐ると甘いフルーティーな香りではなく、不自然な刺激臭を感じます。食欲をそそるような甘い香りではない、不快な臭いを感じたら腐っている可能性が高いです。また、表面にカビが生えていたら腐っているか、腐りはじめているサインです。
完熟して食べごろになったラフランスは触ると柔らかいですが、腐ったラフランスは少し触るだけでも大きくへこみ、ぶよぶよした感触になります。
中村紘人
なかむラ・フランスファーム
見た目ではまだ大丈夫に見えても、切ってみたら中身が茶色くなってた!ということがあるので食べ頃になったラフランスはお早めにお召し上がりください!
ラフランスの保存食レシピも紹介!
ラフランスはそのまま保存するのではなく、保存食として加工するのもおすすめです。ここでは、ラフランスの美味しい保存食のレシピを紹介します。
①ラフランスのコンポート
ラフランスをカットし、ワインやグラニュー糖、水と一緒に柔らかく煮込むと美味しいコンポートになります。食べやすいサイズにカットしておくと便利で、コンポートのまま冷凍するのもおすすめです。