イソギンチャクを食べる地域がある?食用なの?味わい・食感や食べ方も紹介!
イソギンチャクを食べる地域が日本にあると知っていますか?それは、福岡の柳川です。今回は、イソギンチャクを食べる地域「柳川」についてや、食用イソギンチャクの種類や味わい・食感なども口コミとともに紹介します。食用イソギンチャクの食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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イソギンチャクを食べる地域があるって本当?
出典: @wonder_kanon
一般的には観賞用として知られるイソギンチャクを食べる地域があります。一体、それはどこなのでしょうか。ここではイソギンチャクが食用として利用されている地域について紹介します。
イソギンチャクは福岡県柳川の珍味
福岡県の柳川では、イソギンチャクを珍味として食べる文化があります。有明海の浅瀬で獲れるイシワケイソギンチャクという種類を、から揚げや味噌煮で食べることが多いです。
地元では方言で「ワケノシンノス」、通称「ワケ」と呼ばれ、市場や食堂にも普通に並んでいる食材です。昔は千葉県の海沿いでも食用のイソギンチャクが獲られていましたが、現在は有明海で獲れるイシワケイソギンチャクのみが食用とされています。
柳川で食べられる食用イソギンチャクの種類
日本で食用にされているイソギンチャクは以下の3種類があります。
・イシワケイソギンチャク
・ハナワケイソギンチャク
・コイボイソギンチャク
この中で、現在食べられているのは有明海で獲れるイシワケイソギンチャクのみです。ハナワケイソギンチャクは味が良くないこと、コイボイソギンチャクは獲れる数が少なすぎることから、実際に食用にはされていません。
イシワケイソギンチャクの見た目はとても特徴的です。触手を取り除くと、口をすぼめたような形になります。「ワケノシンノス」とは柳川の方言で「若い人の(ワケノ)お尻の穴(シンノス)」という意味です。口をすぼめたような形がお尻の穴にそっくりなことから、このような名前で呼ばれているそうです。
地元の食堂では「シンノス(お尻の穴)」とメニュー表に書くわけにもいかず、「ワケ」とだけ書かれているのが一般的です。
食用イソギンチャクの味わい・食感は?美味しい?
イシワケイソギンチャクは海産物特有の風味が強く、サザエに似た味わいをしています。噛むと弾けるような食感が特徴的です。調理の際は、ぬめりを落とすために何度か塩もみを繰り返す必要があります。身の内部に砂が入っていることがあるので、気になる人は半分に切って水洗いしてからの調理をすると良いでしょう。
Twitterの口コミ
続いてイシワケイソギンチャク(ワケノシンノス)の唐揚げ。ほのかな磯の香りとコリコリした食感。ビールにも焼酎にも合います。日本でイソギンチャク食べるのは、有明海沿岸くらい。 #九州への旅 #有明海 #福岡
Twitterの口コミ
ワケノシンノスの唐揚げ
美味しいぞこれ。すごい好み
イソギンチャクは日本以外でも食用?
出典: @yanagawamaruma
日本の柳川以外にもイソギンチャクを食べる国があります。一体、それはどこなのでしょうか。食用にされているイソギンチャクの種類についても紹介します。
中国でもイソギンチャクを食べる習慣がある
実は中国東部の沿岸で、イソギンチャクを食べる文化があります。食用にされているのは、日本の有明海で獲れるものとは別種類のヒメイソギンチャクという種類です。
浙江省から江蘇省にかけて長い海岸線があり、そこの干潟で多く獲られています。1950年頃は比較的安く売られていましたが、乱獲されて数が減ってしまい、現在は比較的、高級な食材として扱われています。
イソギンチャクの食べ方・レシピ
イシワケイソギンチャクを使った料理の中で、代表的なものを3つ紹介します。新鮮なものであれば生食もできますが、安全のため火を通すことをおすすめします。