バイ貝とは?食べ方は肝の毒に注意?旬・下処理の仕方〜レシピ・調理法まで紹介!
バイ貝の食べ方について知っていますか?今回は、バイ貝の下処理の仕方や、<毒・肝>に関する食べる際の注意点に加えて、調理法・レシピのおすすめも紹介します。バイ貝の旬の時期や、<黒バイ貝・白バイ貝>の種類なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
バイ貝とは?
バイ貝と聞いても、耳なじみのない人も多いことでしょう。実は茹でるなどの下処理をしっかりすれば、刺身でも美味しいと評判です。ここではバイ貝とは何かについて、旬の時期や種類、つぶ貝との見分け方を交えて詳述します。
バイ貝は巻貝の一種
見た目がつぶ貝に似ているバイ貝は、巻貝に分類されます。日本では全国的に浅瀬に生息しており、刺身や煮付け、バター焼きなど様々な調理法で食べられています。貝と特有の甘みとコリコリした食感があり、磯の香りが強い肝も味が良く、貝が好きな人にはたまらない食材の一つです。
バイ貝の旬の時期
バイ貝は通年で流通していますが、旬は3~7月とされています。この時期のバイ貝は、煮付けや焼き物にすると美味しいようです。しかしバイ貝を美味しい刺身として食べたい場合は、秋から冬の時期がよいといわれています。
バイ貝の種類は黒と白で分かれる
バイ貝には黒と白の2種類があり、特徴や調理法が異なります。
・白バイ貝/一般的に流通している種類で、煮付けや刺身にして食べる
・黒バイ貝/料亭などに卸される高級品で、煮付けや酒蒸し、炊き込みご飯などに用いられる
中でも黒バイ貝は高級品であるものの、刺身で食べることはできません。バイ貝の刺身が食べたい時は、白バイ貝を選ぶようにしましょう。
バイ貝とつぶ貝の違いは殻の表面の凹凸
バイ貝の見た目はつぶ貝によく似ており、地域によっては混在して販売されていることもあるそうです。しかし貝殻を比較すると、バイ貝の表面は丸くてなめらかとなっており、つぶ貝は縞状の凸凹が多くなっています。写真はバイ貝とつぶ貝が混在していますが、表面を見るとその違いは明らかです。
バイ貝の下処理の仕方は?
バイ貝を自宅で食べる時には、しっかり下処理する必要があります。また、調理法によって下処理の方法も異なるのです。ここでは、バイ貝の下処理方法を2つ紹介します。
①刺身の場合の下処理の仕方
バイ貝を刺身にする場合の下処理の仕方は、以下の通りです。
①包丁のみね部分などを利用して、バイ貝の殻を叩き割る
②バイ貝の身を取り出す
③身を水で洗って、殻の破片などを取り除く
④身と肝を切り離す
⑤身にある2つの突起に包丁で切れ目を入れる
⑥⑤から赤い管と唾液腺を取り出す
⑦⑥を塩でもみ洗いして、ぬめりをとる
⑧⑦を好みの厚さにスライスしたら出来上がり
バイ貝の唾液腺は身を半分にすると見えるようになり、白くて乱雑な形状なのですぐに見分けがつきます。簡単に手で取り除けるので、2つとも必ずとりましょう。
②塩茹ででの下処理の仕方
バイ貝を煮付けにしたい場合は、まず下処理として塩茹でする必要があります。バイ貝を塩茹でする下処理方法は、以下の通りです。
①たわしでバイ貝の殻表面の汚れを落とす
②鍋に海水程度の塩水をつくる
③②に①を入れて火にかける
④鍋にアルミホイルで蓋をして、10分ほど煮る
⑤10分経ったら煮汁を酢て、冷水で冷やす
⑥⑤から赤い管と唾液腺を取り出す
上記の手順で、下処理は終了となります。湯引きした刺身として、そのまま食べても美味しいので試してみましょう。