玉ねぎを干す理由は?長期保存できる?正しい干し方・吊るす場所など解説!
玉ねぎをなぜ干すのか知っていますか?実は、長期保存できる以外にもメリットがあるのです。今回は、〈ネット・紐〉での玉ねぎの正しい干し方や、最適な干す場所・環境も紹介します。マンションなど玉ねぎを干す場所がない時の保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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玉ねぎを干す理由はなぜ?メリットはある?
玉ねぎは様々な料理に使え、季節を問わずに手に入る身近な野菜です。玉ねぎを干す保存方法では、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは玉ねぎを干すことによって得られるメリットや、増加する成分について紹介します。
①玉ねぎを長期保存できる
玉ねぎを干すことによって、長期間保存することが可能です。玉ねぎは湿気に弱く、そのまま室温に置くと内部の水分によって腐りやすくなります。玉ねぎを干すことによって玉ねぎの内部の水分が飛び、傷みにくくなって長期間保存することができます。
②ケセルチンが増える
玉ねぎを干すことによって、ケセルチンと呼ばれる成分が増える効果があります。ケセルチンとはポリフェノールの一種で、主に下記のような効能をもつ栄養素です。
・血流を改善する
・コレステロール値を下げる
・動脈硬化を予防する
・関節痛の症状を和らげる
ケセルチンはビタミンCの働きを助ける成分で、血管をしなやかにすることで動脈硬化を防ぐほか、抗酸化作用によって血流を改善する効果があります。
また、ケルセチンの摂取量が多くなるほど血中LDLコレステロールが低下することが研究で証明されています。血糖値の上昇を抑制する働きもあるため、高脂血症や糖尿病などの生活習慣病予防に効果的な栄養素です。
ケセルチンは抗炎症作用を持つことから、関節の痛みを和らげる効果があると言われています。ケルセチンをグルコサミンやコンドロイチンなどの軟骨を作る成分とともに摂取することで、膝などの関節痛の症状の改善効果が期待できます。
(*玉ねぎの栄養素や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
玉ねぎの正しい干し方は?場所はどこがいい?
玉ねぎは、どの場所でどのような方法で干せばよいのでしょうか。ここでは、玉ねぎの正しい干し方や干す環境について解説します。
①ネットで玉ねぎを干す方法
玉ねぎをネットに入れて吊るして干す場合は、以下のような手順で行います。
①たまねぎ用のネットを用意する
②ネットに玉ねぎを1個入れ、玉ねぎの上でネットを一回結ぶ
③他の玉ねぎをネットに入れて結ぶ
④上記の工程を繰り返し、ネットをぶら下げて完了
上記の手順は、スーパーでよく売られている、茎が付いていない玉ねぎを干すのに適した干し方です。数珠つなぎのように玉ねぎを吊るすことで玉ねぎ同士が重なり合わず、湿気が溜まって傷むのを防ぐことができます。専用のネットがない場合は、みかんのネットやストッキングで代用してもよいでしょう。
玉ねぎを室内に保存していると、玉ねぎの匂いを好むゴキブリが寄ってくることがあるので、注意が必要です。しかし、玉ねぎをよく乾燥しておけば、ゴキブリなどの害虫が寄り付きにくくなります。玉ねぎを干していてもゴキブリの発生が心配な場合は、ゴキブリが苦手なレモンやみかんの皮を一緒に吊るしておくと、虫除けの効果が期待できます。
②紐で玉ねぎを結んで吊るす干し方
紐で玉ねぎを結んで吊るす干し方は、以下の通りです。
①1m程にカットしたビニール紐を半分に折る
②玉ねぎを2~3個まとめて片手で持ち、反対の手で葉の付け根部分を紐で縛り、紐の輪の中に紐の端を通してきつく締める
③紐の端を2本まとめて、玉ねぎと玉ねぎの間に紐を通して反対側に出す
④再度きつく絞って完成
上記は、収穫したままの葉がある状態の玉ねぎの結び方です。収穫したばかりの玉ねぎの葉は太く青々としていますが、収穫後干してから日数が経過すると葉が乾燥し、痩せて紐から落ちやすくなります。紐を玉ねぎの結び目の下から通してきつく縛ると、玉ねぎの葉が痩せた後でも落ちるのを防ぐことができます。
(*玉ねぎの吊るし方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
玉ねぎを干す場所・環境は?直射日光はNG?
玉ねぎを干して保存する際には、風通しがよく直射日光に当たらない場所で行ってください。玉ねぎを日光が当たる高温の環境に置くと、カビが生えやすくなり腐敗の原因になります。また、玉ねぎの皮には紫外線を防ぐ効果があるため、皮を剥かずに干すのがおすすめです。