玉ねぎの収穫後の吊るし方は?ネット・紐で簡単?保存向きな場所なども解説!
【Awaji Hapinico Farm監修】玉ねぎを収穫後に吊るす理由を知っていますか?吊るすことで保存性が良くなるんです。今回は、玉ねぎの〈紐・ネット〉での正しい吊るし方を、場所・環境のポイントとともに紹介します。〈雨・ゴキブリ〉など吊るす際の懸念点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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玉ねぎは収穫後に吊るす?なぜ?
玉ねぎをベランダや軒先に吊るしている光景を見たことがあるでしょうか。なぜ、収穫後の玉ねぎを外に吊るすのか疑問に思ったことがあるかもしれません。ここでは、玉ねぎを外で吊るす気になる理由について説明します。
玉ねぎを乾燥させて保存性を良くするため
玉ねぎは湿気を嫌う野菜ですが、常温保存する方が美味しく味わうことができます。しかし、玉ねぎを常温に置いておくだけだとすぐに腐ってしまいます。これは玉ねぎ自体に湿気が含まれているためです。そのため、風通しのいい場所に吊るすことで、しっかり乾燥させ保存性を高めることができるので日持ちする保存方法としても最適なのです。
また、玉ねぎはベランダなどの外で吊るすことで、甘みが増すといった意見もあります。一方で、新玉ねぎは畑から収穫されたばかりの玉ねぎのことで、保存性があまり良くないので早めに食べなくてはなりません。
(*玉ねぎを干す理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
玉ねぎの簡単な吊るし方は?場所はどこがいい?
玉ねぎを大量にもらったり、栽培していて大量に収穫できた場合には、ぜひ吊るして保存しましょう。玉ねぎの簡単な吊るす方法や干し方のポイント、干した場合にどれくらいの期間保存できるのかなどを紹介するので、参考にしてください。
①玉ねぎを紐で結んで吊るす方法
まずは玉ねぎを紐で結んでからの吊るし方を紹介します。
1. 玉ねぎの葉を切り落とす
2. 葉は実から約20cmあたりのところで切る
3. 玉ねぎ2つを茎の部分を交差させて紐で実から1cmくらいのところで結ぶ
4. 3の状態のものを2つ長めの紐で結び天秤のようにする
5. これは片側が2個ずつや3個ずつでも構わない
6. 紐の中間あたりで物干しなどに干せば完成
玉ねぎは正しい方法で吊るしておくことで、約2ヶ月の保存が可能になります。根を残すことで、保存性が高まります。玉ねぎの結び方のポイントは、あまり硬く結ばないことです。硬く結ぶとそこから腐るので、緩めに結んでください。また葉を実の近くで切ってしまうと結べないだけでなく、保存性が悪くなり、約一ヶ月しか持たないようです。
②玉ねぎをネット・ストッキングで吊るす方法
玉ねぎの吊るし方で、ネットやストッキングなどを使った方法もあるので以下を参考にしてみてください。
1. ネットかストッキングの中に玉ねぎを1つ入れる
2. 玉ねぎの上で一結びする
3. 続けてまた玉ねぎを1つ入れてまた一結びする
4. これを繰り返して3個から5個の玉ねぎを入れる
5. これを物干しなどに干せば完成
このようにすることで、玉ねぎ同士が直接触れることなく、数珠繋ぎのようになります。1個ずつの玉ねぎが独立しているため、湿気が溜まることなく、乾燥しやすいのでカビが生えづらい環境になります。
玉ねぎを吊るすのに最適な場所・環境
玉ねぎを干す場合、下記のような場所が向いています。
・風通しのいいところ
・湿気の少ないところ
・日が当たらないところ
・屋根のあるところ
先述しましたが、玉ねぎは湿気を嫌う野菜で、湿気があるとそこからカビて傷んでしまいます。そのため、長期保存するならよく乾燥させることがポイントになります。玉ねぎを乾燥させるには湿気が少なく、風通しのいい場所が最適です。屋根がある軒下やベランダなら、雨で濡れる心配もありません。
直射日光が当たる場所では玉ねぎの発芽が促進されたり、傷みやすい環境なので、日陰干しできる場所を探してください。もし風通しのいいベランダや軒先がない場合は、新聞紙に包んで室内で保管する方法もあります。
玉ねぎを吊るす際の懸念点・注意点は?
ベランダや軒先などに玉ねぎを吊るすとなると、外に食べ物を保管することになります。その場合に、気をつけなくてはならないポイントがいくつかあるので、紹介しましょう。