かぼちゃの葉っぱ・茎は食べられる?味は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
かぼちゃの葉っぱ・茎の食べられると知っていますか?どんな味わいでしょうか?今回は、天ぷらなどかぼちゃの葉っぱ・茎の食べ方・レシピを食べるための下準備の仕方とともに紹介します。かぼちゃの葉っぱ・茎の栄養価も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
かぼちゃの葉っぱ・茎は食べられる?どんな味?
かぼちゃは夏から秋に旬を迎える、緑黄色野菜です。かぼちゃを家庭菜園で作ると、実以外の葉っぱや茎も食べられるのではないかと考えた事がある人もいると思います。実はかぼちゃの葉っぱや茎もかぼちゃ同様栄養価が高く、韓国やネパールなど様々な国でよく食べられている食材です。今回はかぼちゃの葉っぱや茎はどんな味か、またそのレシピを紹介します。
かぼちゃは葉・茎を含め全て食べられる
日本ではかぼちゃはほぼ実しか販売されていませんが、葉っぱや茎や花なども含め全て食べる事ができます。かぼちゃの実は甘みが強いですが、葉っぱや茎は全くクセがなくとても食べやすい味です。
世界を見ると夏が始まる頃市場にかぼちゃの茎や葉っぱ、花が出回ります。ネパールではかぼちゃの葉っぱをスパイスとジャガイモで炒めたタルカリや、イタリアではかぼちゃの花を使ったフリットが定番料理として食べられています。またベトナムではかぼちゃの茎をにんにく炒めにしたり、韓国では味噌汁の具材やナムルにするのが人気です。
日本でも以前はかぼちゃの葉っぱや茎は、一般的に食べられていました。以下は、かぼちゃの葉っぱを食べてみた人の感想です。
Twitterの口コミ
葉の部分を食べてみたくて
庭に種まきしたかぼちゃ
収穫して炒めものに使ってみた
全く、クセや青臭さがなくて
おいしい。どうして葉が売られてないのか不思議なくらいでした
実の部分は入手しやすいので、葉専門で育てて行こうと決めた朝です
かぼちゃは栄養満点の緑黄色野菜
かぼちゃには多くの栄養素が含まれており、冬にかぼちゃを食べるとその年は風邪をひかないという言葉があるほどです。かぼちゃに主に含まれている栄養素は、以下の通りです。
・βカロテン
・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンE
・カリウム
・食物繊維
βカロテンはかぼちゃの黄色い色素成分の1つで、抗酸化作用があり免疫機能を高めます。ビタミンAはウイルスや細菌の侵入を防いだり、皮膚や粘膜の健康を守る働きがあります。また、ビタミンCは皮膚の粘膜を守りシミやシワを防いだり、風邪の予防にも効果的です。
またビタミンEは血流促進効果と、老化を防ぐ働きがあります。カリウムが豊富でナトリウムを排出する働きがあるので、血圧を下げたりむくみ防止に効果的です。食物繊維も豊富なので腸内環境を整え、血糖値の急激な上昇を抑える効果や血液中のコレステロールを下げる働きもあります。
(*かぼちゃの栄養素について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
かぼちゃの葉っぱを食べるための下準備
かぼちゃの葉っぱには小さなトゲがあり、葉っぱ自体もやや固くそのままでは食べづらいので下処理をする必要があります。ここではかぼちゃの葉っぱを食べるための、下処理の方法を紹介します。
かぼちゃの葉っぱが白や茶色に変色してるものは避けよう
出典: @kuu_saien9
かぼちゃの葉っぱの中には通常の青々とした葉以外に、白や茶色に変色しているものがあります。これは葉っぱに虫がついていたり、病気になっているサインです。食用にする葉っぱを選ぶ時は、青々としていて変色していないものを選びましょう。
かぼちゃの葉っぱを茹でるよりレンジ調理がおすすめ
かぼちゃの葉にはポリフェノールが含まれており、抗酸化作用や殺菌作用があります。これらの栄養は水に溶け出してしまうので、かぼちゃの葉っぱは茹でるのではなくレンジで加熱したり蒸す方が栄養が逃げずおすすめです。
かぼちゃの葉っぱを食べるための下処理
かぼちゃの葉っぱを食べる時の、下処理の方法は以下の通りです。
・かぼちゃの葉っぱを、茎から切り落とす
・水で葉っぱをよく洗い、耐熱容器に入れる
・葉っぱの色が鮮やかな緑色になるまで、30秒ずつ様子を見ながら加熱する
電子レンジで下処理する場合は葉っぱの量により加熱時間が異なるので、様子を見ながら加熱してください。ラップをする時は密閉しないようにし、ふんわりと多少蒸気が逃げるくらい隙間が開いた状態でラップをします。
また蒸し器で蒸す場合は、湯気が出ている蒸し器にかぼちゃの葉っぱを入れ約5分蒸します。葉っぱの小さなトゲは、加熱すると気にならなくなります。かぼちゃの花が手に入った時は、同じように下処理してください。