赤カレイとは?味や旬の時期は?美味しい食べ方・レシピ7選も紹介!

赤カレイはどんな魚か知っていますか?マガレイと違いあるのでしょうか?今回は、赤カレイの〈旬の時期・産地・味わい〉など特徴や美味しい食べ方を、捌き方・下処理の仕方とともに紹介します。〈煮付け・唐揚げ・ムニエル〉など、赤カレイの美味しい人気レシピ7選も紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 赤カレイとは?マガレイの違いは?
  2. 赤カレイの生態・見た目・値段など特徴
  3. 赤カレイの旬の時期と産地
  4. 赤カレイの選び方は?
  5. 赤カレイの味わいや食べ方・調理法は?
  6. 赤カレイの味わい
  7. 赤カレイは刺身〜煮付けまで様々な食べ方がある
  8. 赤カレイの捌き方・下処理
  9. 赤カレイの美味しい食べ方・人気レシピ7選!
  10. ①子持ち赤カレイの煮魚
  11. ②唐揚げ
  12. ③洋風のムニエル
  13. ④塩焼き
  14. ⑤赤カレイと大根の煮付け
  15. ⑥ホイル焼き
  16. ⑦アクアパッツァ
  17. 赤カレイを美味しく調理しよう!

赤カレイとは?マガレイの違いは?

赤カレイは高級魚として知られており、和食店で煮付けや唐揚げに調理されたものを食べた経験がある人も多いでしょう。そして巷で見るマガレイと赤カレイは違うものなのかも、気になるところです。ここでは、赤カレイとはどんな魚かについて説明します。

赤カレイの生態・見た目・値段など特徴

成魚の赤カレイは体長が50cm程度の平たい体をしており、底引き網で水揚げすると全身が赤くなる特徴を持ち、以下のように地域によって呼ばれ方が変わります。

・ミガレイ(北海道・福井県)
・マガレイ(京都府京都市・兵庫県但馬地方)
・アカコガレイ(山形県庄内地方)
・越前かれい(福島県)
・エテガレイ(京都府丹後半島)


赤カレイとマガレイの違いは、水揚げされる地域だけです。赤カレイは地域によって呼ばれ方が異なり、福井県のように独自の名称でブランド化している地域もあります。赤カレイは水深50cmから900cmの砂泥地に生息しており、甲殻類やゴカイ、クモヒトデなどを捕食しています。産卵期は晩秋から冬とされ、生息地が北上するにつれて遅くなる傾向にあるようです。

赤カレイは1歳で10cm、2歳で15cm、3歳で20cm、6歳で30cmと成長のスピードはそれほど速くありません。また寿命は15年程度といわれています。かつては赤カレイも大衆魚として親しまれていたものの、近年は漁獲量の減少に伴って価格が高騰しているようです。小型のものは手頃な値段で購入できても、大きな赤カレイの市場価格は1kgで7,000円が相場です。

赤カレイの旬の時期と産地

赤カレイは9月の終わりから春にかけて漁獲されますが、旬の時期は11月から3月となっています。旬の初めである冬は脂がのって美味しく、産卵期を迎える2月から3月までは卵や真子が味わえるので、人によって好みの時期に違いがあるようです。

赤カレイの主な産地は北海道や福井県、島根県、山口県、兵庫県、石川県など多岐にわたります。鳥取県や福島県でも水揚げされているものの、その漁獲量は減少傾向にあるとともに小型の赤カレイが増えているそうです。

(*カレイの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

カレイの種類で美味しいのはどれ?値段・味や見分け方を比較!食べ方のおすすめも紹介!

赤カレイの選び方は?

新鮮な赤カレイの特徴は以下の通りです。

・体表のヌメリに透明感がある
・目が澄んでいる
・エラが鮮紅色である
・無眼側の身が半透明、もしくは血がにじむような赤色である


上記の特徴を備えた赤カレイは新鮮なので、選んで買うのがおすすめです。しかし漁獲されてすぐに活〆された赤カレイの場合、無眼側の赤いにじみが見られないこともあるので注意が必要です。赤カレイは傷みやすい魚でもあるので、購入前にしっかり鮮度を確かめるようにしましょう。

赤カレイの味わいや食べ方・調理法は?

冬に美味しく食べられる赤カレイは白身魚の一種で身に透明感があり、加熱しても硬くなることがありません。そのため様々な料理に用いられています。ここでは赤カレイの味わいや食べ方、おすすめの料理方法について説明します。

赤カレイの味わい

赤カレイはクセのない上品な味わいで、噛むと旨味を感じます。皮は厚いものの加熱すると柔らかくなり、ゼラチン質が豊富に含まれていて美味しいです。冬から春にかけて流通量が増えますが、この時期に真子や白子を楽しむ人も多いです。

また赤カレイは脂質が少なく、タウリンをはじめとするアミノ酸が豊富なことが特徴です。ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンDも豊富なので、ダイエット中におすすめしたい魚でもあります。

DeadHead

@WarriorDeadHead

ビッグサイズな少し煮崩れ赤カレイ。身はフワフワ卵はしっかり濃厚な冬の味でした。こんなの秒でなくなりますわ。

赤カレイは刺身〜煮付けまで様々な食べ方がある

赤カレイには刺身をはじめ、煮付けや唐揚げなど様々な食べ方があります。しかし赤カレイの産地でなければ、刺身で食べられる機会は少ないものです。これは赤カレイに限らずカレイ全般に、アニサキスなどの寄生虫がつくことが多いからです。誤って寄生虫を口にすると食中毒を起こすリスクが高いため、刺身用のカレイの販売が限定されるのだと考えられます。

また赤カレイは底曳網や刺し網などの漁法で水揚げされます。そのため鮮度が落ちやすいことから、煮付けなどの加熱調理に向いているとされてきました。それも赤カレイの刺身の流通量が低い理由と考えられます。

(*カレイの刺身がない理由について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)

関連する記事