山のフカヒレ「ムキタケ」とは?味・時期や美味しい食べ方・レシピも紹介!
山のフカヒレ「ムキタケ」というきのこを知っていますか?今回は、ムキタケの〈味・食感・旬の時期〉など特徴や、毒きのこ「ツキヨタケ」との違い・見分け方を紹介します。ムキタケの美味しい食べ方・人気レシピを、下処理の仕方や保存法とともに紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ムキタケが手に入ったら、以下の手順で下処理をしてから料理してください。
1.薄めの塩水に半日から約1日漬けて、表面についた枯葉や汚れを落とす
2.塩水につけたムキタケの表面を手で剥く
3.皮を剥いたムキタケを、沸騰したお湯で5分程度ゆでる
4.ざるにあげて冷ます
ムキタケは調理する前に、塩水につけて表面の汚れをよく落とす必要があります。虫も好むきのこなので、しっかり塩水につけて汚れなどを落としてから、皮の下のゼラチン層の表面をむきます。このとき、塩分濃度が高くなりすぎると、皮がむきにくくなるので注意してください。
手で簡単にむけることが多いですが、むきにくい時は表面の皮を軽く包丁でこするとむきやすいです。皮をむいたムキタケは、沸騰したお湯で数分程度湯がいて火を通し、ざるにあげて冷ましてから調理します。
ムキタケの皮には苦味があるので、下処理のときに皮をむかないでおくと仕上がりの味わいが悪くなります。また、下処理をしたムキタケは水気をよく拭いて冷凍保存することも可能です。
ムキタケの食べ方は刺身や味噌汁など様々
ムキタケは食感が特徴でくせのない味わいのきのこなので、色々な料理によく合います。人気の料理は、食感が味わえるシンプルな刺身やだしが楽しめる味噌汁、鍋料理などです。刺身はまるで貝のような食感で、お酒のおつまみとしても楽しめます。
味噌汁や鍋にすると、ムキタケの美味しいだしも味わえるのでおすすめです。ムキタケのぬめりも出て、のど越しのよい味噌汁やだしが味わえます。また、フライやてんぷらなどの揚げ物にすると、衣のサクサクした食感とムキタケの歯ごたえのある食感の違いが楽しめます。
ムキタケの人気レシピ5選!保存食も紹介!
ムキタケは秋に旬を迎えるきのこで、傘の部分にあるゼラチン質に独特の食感があるので、食感を活かした料理がおすすめです。ここでは、人気のムキタケのレシピや保存食を5つ紹介します。ムキタケがたくさんあるときは、保存して長く楽しめるようにするのがおすすめです。
①白菜とムキタケの煮物
豚肉を生姜などで炒め、白菜や下処理をしたムキタケを加えて作る煮物のレシピです。ゼラチン部分の食感やぬめりでとろみも増して、ご飯にかけて食べても美味しいです。八宝菜に似た味わいになり、栄養バランスもよい献立が作れます。
②具沢山のムキタケ入り味噌汁
里芋やごぼう、大根など美味しい具材をたくさん使ったムキタケの味噌汁です。ムキタケから美味しいだしも出るので、色々な具材と混ざり合って深みのある味わいに仕上がり、身体が温まる一品になります。具材がそろわないときは、ムキタケだけで作っても美味しくできます。
③保存食ムキタケの塩漬け

ムキタケがたくさん取れたときは、塩漬けにして保存をするのがおすすめです。掃除をして汚れを取ったムキタケを生のまま塩をまぶし、重石を乗せて保存すれば1年程度日持ちします。使うときは水につけておき、何度も水を替えて、しっかり塩抜きをし、茹でてから使います。
④ムキタケの炊き込みご飯
ムキタケは美味しいだしが出るので、炊き込みご飯にするのもおすすめです。炊飯器に米やだし汁、醤油などを加え、手で裂いたムキタケや油揚げを入れて炊くレシピです。ムキタケの味わいを丸ごと味わえる簡単で人気の料理で、鶏やちくわなどを入れてもよく合います。