トマト缶の酸味を消す対処法9選!加熱で飛ばす・調味料で緩和する方法を紹介!
トマトの酸味を消す・飛ばす方法を知っていますか?そもそも酸っぱい原因は何でしょうか?今回は、トマトの酸味を消す方法を〈煮込み時間・加熱の仕方〉など調理方法の工夫や〈砂糖・オリーブオイル〉など調味料を加えるの2通りに大別して紹介します。酸味が少ないトマト缶の種類や、酸味を抑えるトマトソースの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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トマト缶がすっぱい…酸味を消す・飛ばす方法はある?
パスタソースやロールキャベツ、スープなどトマト缶は様々な料理に大活躍します。しかし買ってきたトマト缶が酸っぱい時、トマト缶の酸味を消す方法はあるのでしょうか。今回はトマトが酸っぱかった時の、上手な対処法を紹介します。
そもそもトマトが酸っぱい原因って?
トマトの酸味の成分は、レモンや梅干しにも多く含まれているクエン酸です。トマト缶に以下のような物を加えると、酸味を抑える事ができます。
・重曹
・バター
重曹はクエン酸を中和させる働きがあるため、重曹を少し加えるとトマトの酸味を消す事ができます。またバターを加えると乳化するのでトマトの酸味が抑えられ、食べやすくなります。トマトの酸味はよく加熱して飛ばす方法もありますが、脂肪分が豊富なバターを加えると温度が上がりやすいのでその点でも有効です。
トマトの酸味を【調理方法を工夫して】消す方法
料理を作る前にトマトが酸っぱいことがわかっている場合は、酸味を消す調理法を試してみましょう。クエン酸の分解する仕組みが分かれば、それほど難しくありません。特に生トマトから手作りでトマトソースを作る時には違いが大きいので、以下の点を参考にして作ってください。
①弱火で煮込み時間を長くする
クエン酸は熱を加えると分解するため、じっくりと高温になるまで煮込むと酸味を飛ばすことができます。多くのトマト缶に使われているイタリアントマトは、長時間加熱する事によって酸味が減りうまみやコクが出るという特徴があります。
またトマト缶には保存料としてクエン酸が添加されている物が多くあり、そうしたトマト缶は酸味がキツく感じる場合があります。生のトマトも酸味の原因であるクエン酸が含まれているので、じっくりと加熱して酸味を飛ばすようにしてください。
②水はトマトを加熱した後に入れる
料理によっては水を加えるレシピもありますが、水を加えるのはトマトを十分に加熱した後に入れるようにしてください。クエン酸は、175度になると分解するという性質があります。しかし水の沸点は100度のため、トマトソースを十分に加熱しないうちに水を加えてしまうと175度まで到達せずに、いくら煮込んでも酸味が残ってしまいます。
そのため水を入れて作るトマト料理の場合は、トマトを事前に十分加熱しましょう。ソースが175度になりトマトの酸味が飛んでから水でトマトソースを伸ばすようにすると、酸味よりうまみとコクを感じるおいしいトマト料理になります。
③食材や油と一緒に熱する
料理によっては、トマト缶を入れる前に他の食材を炒めるレシピもあります。そのような料理の時には先に食材や油を十分に炒めて、高温になっている他の食材や油に混ぜるようにトマト缶を入れてください。クエン酸が分解する175度に近づけるため、高温になりやすい油と炒めるとトマトの酸味が飛びやすくなります。
高温の油にトマト缶を入れると油が飛び散ってしまうので、よく熱した油と炒めた食材の中にトマト缶を入れ再沸騰してきたら蓋をしてください。その時少し蓋をずらすとトマトもあまり飛び散らず、加熱もしっかりとできるためおすすめです。
④生トマトから作る場合は種を取り除く
生トマトからトマトソースを作る時は、トマトをカットし中の種をスプーンなどで取り除いてから作ります。実はトマトの酸味や雑味はトマトの種にあるので、種を取り除くと甘い身の部分だけになり、美味しくて甘いトマトソースを作る事ができます。
トマトの酸味を【調味料を加えて】消す方法
市販のトマトソースを買って料理を作ろうと思った際に、酸っぱくて使い道に困ることもあります。そのような時は、調味料を加えてトマトの酸味を消しましょう。ここでは、トマトの美味しさを損なう事なく酸味を消す事ができるおすすめ調味料を5つ紹介します。