味噌が腐るとどうなる?臭い・色の変化は?日持ち期間や正しい保存法を紹介!
味噌は腐るのかを知っていますか?金山寺味噌や手作り味噌の場合はどうなのでしょうか?今回は、味噌が腐る・劣化すると<見た目・臭い・味>はどうなるのかや、表面の白いポツポツなど味噌が腐ったか心配な状態について紹介します。味噌が劣化する期間・賞味期限の目安や、腐らないための正しい保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 味噌は腐るの?それとも腐らない?
- 味噌は基本的に腐らないが劣化はする
- 味噌が塩分控えめ・白味噌の場合は腐る可能性があるので注意
- 味噌が腐る・劣化するとどうなる?見分け方は?
- ①色が黒く変色する
- ②白いカビが生える
- ③異臭がする
- ④異常な味がする
- 味噌が腐ったか心配な状態とは?白いポツポツは危険?
- ①白いポツポツは産膜酵母で害はない
- ②液体は味噌だまりと言われるもので害はない
- ③袋・容器の膨らみはガスで害はない
- 味噌はどれくらいで劣化する?賞味期限は?
- 味噌の種類別の日持ち・賞味期限
- 賞味期限切れの味噌は食べられるが自己責任
- 味噌が腐らないための正しい保存方法は?
- 味噌は冷蔵・冷凍での保存がおすすめ
- 味噌は常温保存も可能だが発酵・湿気に注意
- 味噌を正しく保存して長持ちさせよう
味噌が腐ると甘味が出るようになったり、渋味や酸味を感じられるようになったりします。味噌の品質が劣化して腐ると、本来感じられない甘味のような異常な味がするようになるので、異臭のときと同様に食べないことが大切です。
味噌が腐ったか心配な状態とは?白いポツポツは危険?
発酵や熟成を繰り返した味噌を長く保存していると、味や臭い以外に色々な見た目の変化が現れます。例えば、味噌の表面によく見かける白いポツポツはカビなのでしょうか。ここでは白いポツポツや、味噌が腐っているかの判断が難しい状態を紹介します。
①白いポツポツは産膜酵母で害はない
白いポツポツしたようなものが味噌の表面に生えることがあります。これは産膜酵母という酵母菌の一種で、結晶のような見た目で膜を張るように味噌の表面に広がることが特徴的です。白カビと違って食べても害はないですが、外見と風味を損なうので表面を5mmほど取るようにしましょう。
②液体は味噌だまりと言われるもので害はない
保存している味噌の表面から味噌だまりと呼ぶ液体が出ることがありますが、食べても害はありません。味噌の発酵や熟成時に分離する味噌だまりには味噌の旨味が凝縮しているので、味噌と一緒に積極的に摂取することをおすすめします。
③袋・容器の膨らみはガスで害はない
手作り味噌の袋や市販の味噌を入れた容器が膨らむ現象は、酵母の活動によって発酵した味噌から炭酸ガスが出るもので害はありません。味噌の袋が膨らんだら空気を抜いたり、穴を開けたりしてガスを抜きましょう。
味噌はどれくらいで劣化する?賞味期限は?
健康志向が高まる近年では味噌を手作りする人が増え、味噌がどれくらいで劣化するのか気になることが多々あります。ここでは種類別における味噌の賞味期限と、賞味期限切れの味噌は食べられるのかについて紹介します。
味噌の種類別の日持ち・賞味期限
手作りや白味噌などの種類別の味噌における、目安の賞味期限は以下のとおりです。
・手作り味噌(塩分濃度12%):1年
・手作り味噌(塩分濃度6%):3〜6か月
・白味噌:6か月
・赤味噌:1年
・減塩、無添加味噌:6か月
・液体味噌:9か月
高い塩分濃度の手作り味噌や赤味噌は最長で1年ほど日持ちする一方で、塩分濃度が低い手作り味噌は、約3〜6か月の賞味期限しかありません。味噌ごとに賞味期限に差が生じるのは、味噌に含まれる塩分濃度によってカビや微生物の繁殖を防げるかに関わるからです。
味わいから塩分含有量や添加物で味噌を選ぶことも大切ですが、買い置き分も含めて賞味期限内に味噌を使い切れるのかを考えることも必要になってきます。
賞味期限切れの味噌は食べられるが自己責任
賞味期限切れの味噌でも、味や臭いの変化やカビがなければ食べられますが自己責任です。賞味期限が切れた味噌を食べて健康を損なったとしても、製造元が保障することはありません。発酵や熟成による腐る恐れが懸念される開封後の味噌で、賞味期限が過ぎている場合は食べるのを避けた方が無難です。
(*賞味期限切れの味噌について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)