玉ねぎは芽が伸びても食べられる?発芽した際の対処法や予防策を伝授!
【管理栄養士監修】玉ねぎの芽は食べられるか知っていますか?じゃがいもの様に毒はないのでしょうか?今回は、玉ねぎの芽が伸びた場合の対処法や芽の成長を止める方法を紹介します。玉ねぎの芽の栽培方法や玉ねぎの芽の食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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玉ねぎは芽が出てても食べられる?毒はない?
サラダや炒め物、煮込み料理など、色々な料理で幅広く使われる玉ねぎ。常備しているという方も多い野菜ですが、ふと気が付くと芽が出てしまっていることがありますよね。発芽した玉ねぎは食べることができるのでしょうか?
毒はなく食べても問題ない
じゃがいもの芽に毒があることから、玉ねぎの芽にも毒が含まれていると思われがちですが、玉ねぎの芽には毒や発がん性など危険性はありません。生えてきた玉ねぎの芽を始め、普段食べている白い葉や芯の部分も問題なく食べることができます。
食べ方は「薬味」がおすすめ
玉ねぎの芽は、長ネギに似た味わいです。ネギ独特の辛味と風味があるため、薬味として使う食べ方がポピュラーです。細かく刻んだり斜め切りにしたりして、麺類や丼物などに添えると、料理の味や見た目に変化をつけることができますよ。
玉ねぎの芽が生えた場合の対処法は?
玉ねぎから発芽してきたら、どのように保存すればよいのでしょうか?また、玉ねぎの芽を栽培することは可能なのでしょうか?ここでは、玉ねぎの芽が生えた場合の対処法について紹介します。
①できる限り早めに食べる
玉ねぎの芽は、白い実の栄養を吸い取りながら成長していきます。そのため、芽が伸びれば伸びるほど、白い実の部分の栄養や水分・旨味が減ってしまいます。玉ねぎの芽が出てきたらできるだけ早めに食べきるようにしましょう。
ただし、玉ねぎが全体的に変色していたり、異臭がしたりする場合は、決して口にしないでください。一部分だけ色が変わっただけで他の部分に問題ない場合は、傷んでいる部分をしっかりと取り除いてから調理します。
②玉ねぎの芽をとって保存
玉ねぎの芽は、白い実の根元にある芯から伸びています。表面に出ている芽だけ切り取っても、芯がある限り何度でも発芽してしまうので、保存するときは芯ごとくり抜きます。
玉ねぎを縦に2等分し、芯をえぐり取るように包丁を使うと、上手に取り除きやすいです。芯を取った玉ねぎの葉はばらけやすく、断面から急激に乾燥していくので、ラップなどで切り口を包むといいでしょう。
③玉ねぎの芽を栽培・植える
玉ねぎの芽は、栽培することによって何度も収穫することができます。料理に彩りが足りないときやちょっとした薬味がほしいときに重宝するので、育ててみるのもいいでしょう。水栽培と土に植える方法の2種類がありますが、栄養や味が変わることはないので、手軽だと思う方法で試してみるといいですね。
【水栽培のやり方】
1、コップなどの容器に水を入れる
2、芽が出た玉ねぎを入れ、根の部分だけが浸かるように水の量を調節する
3、1週間に1度、新しい水に取り換える
4、芽が20cm程度の長さになったら収穫する
キッチンのちょっとしたスペースで育てられる、簡単な方法です。水の交換は1週間に1度なので、手がかかりません。玉ねぎを水に浸ける面積が広いと、芽が伸びる前に玉ねぎが腐ってしまうので、水に浸けるのは根だけにしましょう。
【土に植える方法】