サヨリの寄生虫「サヨリヤドリムシ」とは?食べるのはNG?味や生態など紹介!
サヨリの寄生虫「サヨリヤドリムシ」を知っていますか?今回は、サヨリヤドリムシの生態・食べるのは平気かや、味わいを口コミとともに紹介します。サヨリヤドリムシ以外の寄生虫やサヨリに寄生虫がいるときの食べ方の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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サヨリにはどんな寄生虫がいる?
サヨリは、口が針のような特徴を持つ細長い魚で、冬から春までが旬とされています。全国的に獲れて刺身や塩焼きが美味しいのですが、魚には寄生虫がつきものです。サヨリにはどんな寄生虫がいるのか、寄生虫で気をつけなければいけないことは何なのか、説明します。
サヨリヤドリムシなど複数の寄生虫がいる
出典: @hanehane2015h
魚には寄生虫はつきものですが、サヨリもまた寄生虫のいる魚です。サヨリに宿っている寄生虫は複数種あります。
・サヨリヤドリムシ
・アニサキス
・ペンネラ
この中でもアニサキスは、名前だけでも聞いたことがある人はいるでしょう。逆にあまり知られていない寄生虫で、サヨリヤドリムシもいます。サヨリヤドリムシは俗にサヨリムシとも呼ばれ、80%ほどのサヨリに寄生しているといわれています。ペンネラは糸のように細く、サヨリに刺さっている状態で見つかりますが害はありません。
サヨリヤドリムシはどんな生態?
サヨリヤドリムシは、サヨリのどこに寄生しどんな生態なのでしょうか。ここからは、サヨリヤドリムシについて詳しく説明します。
サヨリヤドリムシはサヨリに寄生する
出典: @1073mshr
サヨリヤドリムシは、白色でダンゴムシのような形をしている寄生虫ですが、厳密にいえばウオノエ科という甲殻類の一種になります。見るとかわいいと思う人もいる反面、気持ち悪いと感じる人も多いです。同じウオノエ科にマダイと共生するタイノエという寄生虫がいますが、こちらは口の中に寄生しています。
対してサヨリヤドムシは、サヨリの口から入るものの寄生する場所はエラの部分です。サヨリの体液を栄養として成長するサヨリヤドリムシは、サヨリが死ぬまでサヨリのエラの中で共生していきます。これは寄生した魚から栄養を摂取する、タイノエをはじめとするのウオノエ科の特徴です。
サヨリヤドリムシを食べるのは平気?おいしい味なの?
出典: @Juker130605
魚に寄生虫がついている時に心配されるのが、間違えて食べてしまうことです。食べてしまった場合は大丈夫なのでしょうか。その点について以下で説明します。
サヨリヤドリムシを食べても無害
サヨリヤドリムシは、寄生している場所から間違えて食べてしまうことは少ない寄生虫です。エラについていて取り除きやすいですし、もし万が一食べてしまっても害はなく、人間に寄生することもないため心配はありません。よく刺身にした時に寄生虫も一緒に食べて食中毒になるニュースがありますが、サヨリヤドリムシの場合は食べても無害です。
サヨリヤドリムシはエビのような味わい
サヨリヤドリムシは間違えて食べても無害というだけでなく、食べてみると美味しいという話があります。これも先に出てきたウオノエ科の虫の特徴のひとつで、タイノエやサヨリヤドリムシなどウオノエ料理のレシピもあるほどです。少数ではあるものの、あえて食べるという人もいます。
ではサヨリヤドリムシの味はどうなのかというと、エビやシャコの味に近いという噂です。実際に塩胡椒をして唐揚げにして食べてみた人の感想では、身が柔らかく小エビのような味がするとありました。ただし調理しても見た目は、本物のエビのように赤くはならず、白色のままだそうです。
Twitterの口コミ
この虫、学生時代の調理試験でサヨリの頭からポコポコ出てきて。「炒めて食べようずwwww」ってことになってバターしょうゆ味で食べちゃった思い出。若かったなぁ。