サヨリの寄生虫「サヨリヤドリムシ」とは?食べるのはNG?味や生態など紹介!
サヨリの寄生虫「サヨリヤドリムシ」を知っていますか?今回は、サヨリヤドリムシの生態・食べるのは平気かや、味わいを口コミとともに紹介します。サヨリヤドリムシ以外の寄生虫やサヨリに寄生虫がいるときの食べ方の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
アニサキスは、主にサバやカツオなどに寄生していることが知られていますが、サヨリもアニサキスが紛れている可能性は否定できません。この項では、アニサキスの心配がある時のサヨリの食べ方や注意点を説明します。
ただしアニサキスは人体に悪影響があるので必ず除去しよう
アニサキスに関しては、サヨリヤドリムシと違って間違えて食べてしまうと以下のような症状が出てしまうため注意が必要です。
・激しい腹痛
・下痢
・嘔吐
・悪心
アニサキスは人間の体内では生息できませんが、死滅する前に胃腸の粘膜に入り込むようになります。そのため、間違えて食べてしまった時に、激しい腹痛などの食中毒の症状がでるのです。アニサキスの寄生が疑われるサヨリでは、これらの方法で死滅させてからサヨリを食べるようにしてください。
・-20℃で24時間以上冷凍する
・70℃以上または60℃で1分かけて加熱する
・たたきなどで刻んでしまう
アニサキスは、魚が生きている時は魚の内臓部分に寄生していますが、魚が死ぬと人間が食べる筋肉部分に移動します。そのため、気づかずに食べてしまうことがあるのです。魚が新鮮なうちに内臓にいるアニサキスを取り除けばいいのですが、鮮度が下がればそれもできません。食中毒を起こさないためにも、加熱や冷凍でアニサキスを死滅させるのが確実です。
腹が褐色のサヨリを刺身にして食べるのは避けよう
サヨリは体長が長く内臓も長いため、傷みやすいです。味が落ちるだけでなく、傷んだサヨリを食べると体調を崩してしまうかもしれません。サヨリは元々、紫外線から内臓を守るために腹の部分が黒っぽいのですが、その腹が褐色に変色しているサヨリは刺身にして食べるのではなく、火を通すようにしてください。
サヨリの寄生虫「サヨリヤドリムシ」は食べても平気
サヨリは刺身や焼いて食べるのが人気の魚とはいえ、捌く時に出てくる寄生虫のサヨリヤドリムシに驚く人は少なくありません。しかし、エラに寄生するサヨリヤドリムシや口の中にいるタイノエなど、食べることができる寄生虫はいます。アニサキスには気をつけなければいけませんが、サヨリヤドリムシは、食べても平気なので安心してください。