巨大魚「オヒョウ」とは?最大4m越え?刺身の味わいや料理レシピも紹介!
オヒョウとはどんな魚か知っていますか?英語でハリバットと呼ばれる最大4m超えの巨大カレイです。今回は、刺身がエンガワの代用魚としても使われる「オヒョウ」の味わいや値段・価格を、美味しい食べ方・料理レシピとともに紹介します。オヒョウが殺人魚と呼ばれる理由も死亡事故例とともに紹介するので参考にしてみてくださいね。
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巨大魚「オヒョウ」とは?味は美味しいの?【画像】
出典: @__CadyuAn
オヒョウという少し変わった魚は大型で釣り人から人気がありますが、名前を聞いたことがないという人も多いです。スーパーで並ぶことは少ないですが、実際に食べてみるとどのような味がするのでしょうか。ここでは、オヒョウの味わいやおすすめのレシピなどを紹介します。
最大4m越えの巨大カレイ「オヒョウ」の生態
オヒョウはカレイ目カレイ亜科カレイ科オヒョウ属に属する大きな海水魚で、水深400m~2000m辺りの深い海で生息しています。寿命は30~40年と長く、時間をかけて育つので最大のものになると体長は約4m、体重は300kg以上にもなります。正式な世界記録は2.48mですが、各地でより大きなオヒョウが釣られているようです。
回転寿司ではヒラメのエンガワの代わりにオヒョウのエンガワが使われることが多く、知らない間にオヒョウを口にしている人も多いです。オホーツク海やベーリング海などの寒い海域を生息地にしていて、日本では北海道や東北でも見かける場合があります。
アラスカ南東の島ラナラスカにあるダッチハーバーという港町では、ハリバットダービーと呼ばれるオヒョウ釣りの大会も催されています。遠方からオヒョウを釣りにやってくる人も多い大会ですが、日本でオヒョウを釣る場合は北海道オホーツク海域がおすすめです。
オヒョウの刺身はエンガワの代用として使われるほど美味
オヒョウはどこの海でも釣れるメジャーな魚ではないので、刺身を口にする機会は少ないです。しかし、オヒョウのエンガワの刺身は、回転寿司のエンガワとして広く流通しています。多くの回転寿司店では、エンガワが安く食べられますが、これはヒラメなどのエンガワではなくオヒョウのエンガワを使っているからです。
巨大なオヒョウのエンガワを使えば、1匹のオヒョウから何皿分ものエンガワを取ることができます。オヒョウのエンガワの味はヒラメのエンガワと変わらず、淡白でコリコリした食感が特徴です。エンガワはヒレを動かす筋肉の部分で、ゼラチンが豊富なため独特の食感が生まれます。程よく脂も乗っていて旨味もあるので、寿司ネタとしても人気がある美味しい魚です。
オヒョウの値段・価格
オヒョウはあまりスーパーで見かける機会が少ない魚ですが、珍しくてもさほど高価な魚ではありません。産地の北海道では、市場価格1kg当たり約1,200円程度で、築地などの市場でも1kg当たり1,000円前後とリーズナブルな価格で取引されています。
オヒョウは殺人魚?死亡事故があったことも?
人食いサメなど海には危険な魚が生息していますが、オヒョウも釣り上げるときに危険が伴うという話があります。ここでは、オヒョウを釣るときに伴う危険性や、死亡事故について紹介します。
オヒョウの尾びれに打たれて釣り人が死んだ噂も
オヒョウは好んで人を襲うような殺人魚ではありませんが、あまりに巨大なため、釣りあげる際に危険を伴います。大きいものは300kg以上になる巨体で、その尾びれは長くて大きいので、釣るときに動く尾びれの力の強さは想像を絶するものがあります。実際に、釣るときに船上で暴れるオヒョウの尾びれに打たれて亡くなったという死亡事故の例もあるようです。
海外では、巨大なオヒョウを釣る際には、船の上にあげる前にライフルでとどめを刺すこともあるそうです。
オヒョウを使った美味しい料理・レシピは?
オヒョウは回転寿司のエンガワの刺身が身近ですが、自宅でも美味しく調理できます。ここでは、オヒョウを使ったおすすめのレシピを紹介するので、オヒョウが手に入ったときの参考にしてください。
①オヒョウの鍋
淡白なオヒョウは色々な具材と煮込む鍋料理に向いていて、だしまでしっかり味わえます。鶏ガラスープのもとに味噌を加えてスープを作るレシピで、コクのある味噌の香りにオヒョウの味わいがよく合います。