丸オクラの特徴は?角オクラと違いは?栄養価や食べ方・レシピも紹介!

丸オクラの特徴を知っていますか?生でも食べられる品種です。今回は、丸オクラの特徴を角オクラと違いを比較しつつ、栄養価や美味しい食べ方・レシピとともに紹介します。丸オクラの茹で時間なども紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 丸オクラの特徴とは?角オクラと違いある?
  2. 丸オクラは生でも美味しいオクラの品種
  3. 丸オクラと角オクラの違い
  4. 丸オクラの旬の時期と選び方のポイント
  5. 丸オクラの栄養や効果・効能は?
  6. 丸オクラの下処理・茹で時間は?
  7. 丸オクラの下処理の仕方
  8. 丸オクラの茹で方・茹で時間
  9. 丸オクラの美味しい食べ方・レシピを紹介!
  10. ①丸オクラと納豆と豆腐の丼
  11. ②丸オクラのシーフードカレー
  12. ③丸オクラとウインナーのスープ
  13. ④トマトと丸オクラの和え物
  14. ⑤丸オクラのフライ
  15. 丸オクラの保存方法・日持ち期間は?
  16. 丸オクラの様々な食べ方を試そう!

丸オクラの特徴とは?角オクラと違いある?

丸オクラと呼ばれる野菜にはどのような特徴があり、角オクラとの違いはあるのでしょうか。ここでは、丸オクラの特徴と角オクラの違いに加えて、旬の時期と選び方のポイントについて解説します。

丸オクラは生でも美味しいオクラの品種

丸オクラは生でも美味しく食べられるオクラの品種で、以下の品種のオクラも丸オクラに分類されます。

・島オクラ
・八丈オクラ
・みどり丸ノ助
・エメラルド


丸オクラは実が分厚いにも関わらず柔らかいため、生でも美味しく食べることができます。栽培期間が長く収穫までに手間や時間がかかるうえに、収量性が低いことから、流通数の少ない希少なオクラです。

沖縄県の伝統野菜にも認定されている島オクラの実は細長くて柔らかく、ほのかな甘味も感じられます。八丈オクラは東京都の八丈島において昔から栽培され続けている品種で、丸オクラのなかでも大きく、長さが20cmに及ぶものもあります。

また、丸オクラには様々な品種の種も存在し、サカタのタネとタキイ種苗の2社が主な丸オクラの種の販売元です。サカタのタネが開発したみどり丸ノ助は、家庭でも容易に育てられ、収穫量が多い品種のオクラです。タキイ種苗が販売元のエメラルドは、大きく成長し柔らかい肉質をもっています。

丸オクラと角オクラの違い

オクラは形状によって丸オクラ、角オクラ、五角オクラに大別され、スーパーでよく売られている断面が五角形のものは、角オクラです。丸オクラと角オクラの違いは、以下の通りです。

・形
・大きさ
・硬さ
・生食のしやすさ

角オクラは断面が五角形の星形をしていて、7cmから10cmほどのものが食べ頃の大きさです。一方で丸オクラは細長く断面は丸い形状をしており、10cmから15cmもの大きさに成長します。角オクラは成長し過ぎると筋張って硬い食感になりますが、丸オクラは大きく成長しても柔らかく、生でも食べやすいのが特徴です。

ヘルシエと呼ばれる品種の丸オクラは、水溶性の食物繊維が角オクラの2倍も多く含まれており、加熱すると鮮やかな色に発色します。

丸オクラの旬の時期と選び方のポイント

丸オクラは、7月中旬から9月上旬ごろの2か月間に旬を迎えます。新鮮で美味しい丸オクラには、以下のような特徴があります。

・表面のうぶ毛が生えそろっている
・実に張りがあり、色が鮮やか


丸オクラのうぶ毛が目立たなかったり落ちていたりするものは鮮度が落ちている証拠なので、表面全体が白いうぶ毛で覆われているものを選んでください。また、ヘタの乾燥や表面に黒い変色が見られるものも、劣化が進んでいる可能性が高いです。実に張りがあり、鮮やかな緑色をしているものを選ぶことがポイントです。

(*オクラの旬について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

オクラの旬の時期・季節はいつ?種類は?栄養価・選び方やレシピを紹介!

丸オクラの栄養や効果・効能は?

丸オクラにはどのような栄養素が含まれており、それぞれどのような効能があるのでしょうか。丸オクラなどのオクラに含まれる主な栄養成分は、以下の通りです。

・ムチン
・ペクチン
・カリウム
・βカロテン
・ビタミンK
・葉酸
・鉄分

ムチンとペクチンはオクラ特有の粘り成分で、ムチンはタンパク質の消化を促し、水溶性食物繊維の一種であるペクチンは便秘の解消や動脈硬化、糖尿病などの予防に役立ちます。カリウムは体内の余分な塩分を排出してむくみを解消し、βカロテンは皮膚や粘膜、視力を正常に保つ働きがあります。

ビタミンKは、血液の凝固や丈夫な骨を作るのに必要な栄養素です。葉酸はDNAやタンパク質の合成に関与し、胎児が発育するために重要な役割を果たします。鉄分は、酸素を全身に運搬する赤血球中のヘモグロビンの素となることで、貧血を防ぐ作用があります。

(*オクラの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

オクラの栄養素と効能は?加熱はNG?ネバネバ成分を引き出す調理法も紹介!

丸オクラの下処理・茹で時間は?

丸オクラを調理する際に、うぶ毛をどのように処理すればよいか迷うこともあるかもしれません。ここでは、丸オクラの下処理方法と、茹で方および茹で時間を紹介します。

丸オクラの下処理の仕方

丸オクラの下処理方法は角オクラと同じで、以下のような手順で行います。

1.丸オクラの表面を軽く水で洗う
2.茎の先端を切り落とす
3.ヘタの周辺のガクを取り除く
4.表面を塩でこすって完了


丸オクラは角オクラよりもうぶ毛が少ないので、水洗いは短時間で済ませてください。茎の先端は乾いていることが多いため取り除きますが、繊維が強く硬い場合はガクごと切り落としましょう。

オクラのヘタの周辺にあるガクには筋が入っているため、包丁で削ぎ落すと口当たりがよくなります。オクラの表面を塩でこすることで、下味が付くうえに茹でた後の色が鮮やかになるメリットがあります。

(*オクラのうぶ毛を取るべきか否かについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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