数の子の塩抜きで失敗した時の対処法|苦い・しょっぱい場合別で紹介!
数の子の塩抜きに失敗した時の対処法を知っていますか?今回は、数の子の塩抜きに失敗する原因や、苦味を抜くなど対処法を、失敗しないポイントとともに紹介します。数の子の塩抜きで失敗しない正しい方法やリメイクレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 数の子の塩抜きで失敗する原因は?
- ①真水だけで塩抜きをした
- ②塩水を交換しないで塩抜きした
- ③数の子の塩を抜きすぎている
- 数の子の塩抜きに失敗したら?対処法は?
- ①数の子の苦味が強い場合
- ②塩を抜きすぎた場合
- 数の子の塩抜きで失敗しないポイントは?
- ①呼び塩で早く塩を抜く
- ②塩抜き加減を確認してから皮をむく
- ③濃いめ味付けにする
- ④米の研ぎ汁を使う手もある
- 数の子の塩抜きで失敗しない正しい方法を紹介!
- ①数の子の塩抜き方法【基本】
- ②数の子の塩抜き方法【時短】
- 数の子の薄皮の上手なむき方も知っておこう
- 数の子の塩抜きに失敗した場合のリメイクレシピは?
- ①数の子とキムチのマヨネーズ和え
- ②数の子の炊き込みご飯
- ③数の子入り京人参と水菜の炒め煮
- 数の子の塩抜きで失敗するのを防ごう
数の子に呼び塩をすることで、早く塩を抜くと失敗しにくくなります。塩分濃度が1~2%の塩水に数の子を浸けるとアミノ酸が分解されないので、苦味が出にくくなるのです。また塩水に数の子を入れることで、手早く均一に塩分が抜けることもメリットといえるでしょう。
②塩抜き加減を確認してから皮をむく
数の子の塩抜きは時間で行うのではなく、何度か味見をして塩加減を確認してから薄皮をむくようにしましょう。塩抜きが終わる前に薄皮をむこうとしても、はがれにくく表面がボソボソになってしまいます。また塩分が抜けすぎた数の子は身が崩れやすくなるので、型崩れを避けるためにも注意が必要です。
③濃いめ味付けにする
ポイントを守っても数の子の塩抜きに失敗した時には、濃いめの味付けに仕上げるのも方法の1つです。数の子はだし汁と薄口醤油で上品に仕上げることが多いですが、濃いめに味付けることで苦味を感じにくく、食感も気にならなくなります。また味付けした数の子に、乾煎りしたかつおぶしをのせても旨味が加わって美味しいです。
④米の研ぎ汁を使う手もある
数の子の塩抜き方法に、米の研ぎ汁を使うものもあります。米の研ぎ汁はたけのこのあく抜きに使われるものでもあり、含まれているぬかが数の子に含まれる苦味成分を吸着してくれるようです。しかし数の子の塩抜きに米の研ぎ汁を使う場合も、塩分濃度が1~2%になるように塩を加えることをおすすめします。
数の子の塩抜きで失敗しない正しい方法を紹介!
数の子の塩抜きに失敗したくないなら、基本の手順を守って行うことが大切です。短時間で塩抜きするのではなく、一晩かけてじっくり行うと失敗しにくいです。ここでは失敗しにくい、数の子の基本の塩抜き方法を紹介します。
①数の子の塩抜き方法【基本】
基本の数の子の塩抜き方法は、以下の通りです。
①水1リットルに小さじ1杯の塩を加えて塩水を作る
②数の子を入れて一晩浸す
③塩水を捨て同じ塩分濃度の塩水を作り再び数の子を入れる
④③を6~8時間ほど置く
⑤味見して数の子の塩加減がよければ出来上がり
数の子は蓋つきの保存容器に入れ、冷蔵庫に入れるとよいでしょう。年末に冬だからといって塩抜き中の数の子を部屋に置いておく人もいるようですが、冬でも冷蔵庫保存が基本です。暖房器具の使用の有無で、室温に寒暖差が起こる可能性があるからです。数の子を塩抜きする際には温度が安定しているのが望ましいので、冷蔵庫での保存を徹底しましょう。
また塩抜きした数の子は、冷蔵庫で1週間程度保存できます。ジッパー付き保存袋や蓋つきの密閉容器に入れてから、冷蔵庫で保存しましょう。
②数の子の塩抜き方法【時短】
時間をかけずに数の子の塩抜きをする方法は、以下の通りです。
①容器に40℃のぬるま湯1リットルと食塩小さじ1杯を入れて塩水を作る
②数の子を入れて1時間浸ける
③時間がきたら、②の数の子の薄皮を取り除く
④容器に常温の水を1リットル入れて、1時間浸ける
⑤④から前回取れなかった薄皮を取り外す
⑥再び容器に常温の水1リットルを入れ、再び1時間浸ける
⑦時間がきたら味をみて、塩加減がよければ出来上がり
数の子の塩抜きにぬるま湯を使う際には、40℃以上にならないようにするのがポイントです。高い温度のお湯に数の子を浸けてしまうと、薄皮を外した後で身が崩れやすくなるからです。途中で薄皮をはずそうとしてうまくいかない時は無理にむかずに一度常温の水に戻し、仕上げの際に再挑戦しましょう。
(*時間をかけずに数の子の塩抜きをする方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
数の子の薄皮の上手なむき方も知っておこう
数の子の薄皮の上手なむき方は、以下の通りです。
①数の子の丸い山型の方を上にする
②①の下から山側に向かって、指で皮を押し上げる
③反対側でも同じ作業を行う
④数の子の皮がトサカ状になったら、指で引っ張って取り除く
数の子には等間隔に、くし目と呼ばれる割れ目が入っているものです。このくし目にそって薄皮を引っ張ると、むきやすくなります。数の子の薄皮をむくタイミングは基本の方法でも時短のやり方でも、塩抜きが終わった後であることは共通しています。指だけで上手に薄皮がむけない時には、爪を活用しましょう。