ロティサリーチキンの冷凍保存・解凍方法は？丸ごとOK？アレンジレシピも紹介！

コストコのロティサリーチキンは、正しく冷凍した状態で1ヶ月ほど保存できます。ただし、解凍時に以下の特徴が見られる場合は食べるのを避けましょう。

・卵が腐ったような臭いがする
・糸を引くような粘り気がある
・脂身が黄褐色に変わる

これらのうち一つでも該当すると既に腐っているので、食べきれないときでも必ず廃棄してください。また、鶏肉の腐敗が進むと脂身が黄褐色に変わり、身の色が透明感のない灰色になります。焼いても灰色が白くならず、水で洗ってもぬめりがある場合は食べないようにしましょう。

なお、冷凍保存によって水分が抜けて酸化し、風味や食感が落ちる冷凍焼けという現象が起きることがあります。冷凍焼けの状態でも食べられますが、冷凍庫内のにおいが鶏肉に移っていたり、食感が硬かったりする点は注意が必要です。

コストコのロティサリーチキンは、以下の方法で丸ごと冷凍保存しましょう。

①テーブルの上にラップを長めに引き出す
②ロティサリーチキンをラップで密着するように包む
③冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する

予めテーブルにラップを大きく広げておくと、空気を抜いた状態でロティサリーチキンを包みやすくなります。ただ、菌が繁殖する恐れがあるので、ラップで包む際はロティサリーチキンに直接手で触れないようにしましょう。

さらに冷凍焼けによる乾燥を防ぐために、オリーブオイルのスプレーをロティサリーチキンに吹きかけるのも効果的です。その際はロティサリーチキンの下にオーブンペーパーなどを敷いておくと、液漏れのリスクを軽減できます。

ロティサリーチキンが丸ごと冷凍庫に入らない場合は、部位別に切り分けてから保存する方法もあります。切り方を紹介した分かりやすい動画と合わせ、切り方と保存方法を解説するので参考にしてください。

【切り方】
・足に括ってあるゴム紐を外す
・胸と足の付け根を切り込んで、もも肉を切り分ける
・手羽先を広げるように持ち、関節に切り込みを入れる
・胸肉の中心にある骨に沿うように、やや右の位置から垂直に切る
・ささみを残してむね肉を切り分ける
・中心の骨から引き剥がすように、ささみを切り分ける

衛生的に保つために、ロティサリーチキンを切り分けるときはゴム手袋を使いましょう。また、まな板を脂で汚したくない場合は、使い捨てペーパーを敷くと便利です。各部位を切り分けるときに出る細かい肉は、骨を除きつつ手やフォークなどで取って一箇所にまとめておくと、色々な料理に活用できます。

【保存方法】
・部位別にラップで密着させて包み込む
・冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する

ロティサリーチキンを部位別に切り分けたら、空気を抜くようにラップで密着させて包み込み、密閉して冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に保存するだけです。また、他の部位と同じく骨も冷凍保存することができ、鶏ガラの出汁に使うことができます。

冷凍したロティサリーチキンは、1日かけて冷蔵庫で自然解凍するのが最も簡単で美味しく食べられる方法です。

①冷凍したロティサリーチキンを用意する
②前日の夜に冷蔵庫に入れる

冷凍したロティサリーチキンを、食べる前日の夜のうちに冷蔵庫に入れておきましょう。冷凍庫から冷蔵庫に移し替えて低温を保つことで、鶏肉に含まれる旨味成分を閉じ込めたまま解凍することができます。

冷蔵庫で1日かけて解凍する時間がない人は、氷水で半日ほどに時短する方法がおすすめです。

①氷水を入れたボウルを用意する
②袋に詰めたロティサリーチキンをボウルに入れる

氷水を使うことで、冷蔵庫で解凍するときと同じように、鶏肉の旨味成分を逃さずに解凍することができます。氷を都度足して水温を上げないようにし、ロティサリーチキンが氷水にしっかり浸かるようにしましょう。