梅干しの土用干し・天日干しは梅酢に戻す？戻さない？メリットを比較し紹介！

梅酢に戻さなかった梅干しは、表面の果肉がしっかりしているため、弾力があるのが特徴です。がちがちにならずねっとりとした食感ではありますが、乾燥しやすくなるため、保存は密封できる瓶や袋に入れることをおすすめします。

梅干しの土用干しに、梅酢に戻すメリットを説明します。室内で保存させることになるため、突然の夜間の雨を気にする必要もなく盗難の心配もありません。食感や味わいなどの変化は、戻さない場合に比べてどう変わるでしょうか。

天日干しした梅干しを梅酢に戻すことで柔らかな味わいとなり、戻さなかった梅干しに比べるとしっとりとした、煮崩れに近いような食感になります。乾燥させた分、梅酢をしっかり吸うことになるので酸味も強く出ます。パスタなどの料理に使う場合は、柔らかく実離れしやすい梅酢に戻したものの方が向いているでしょう。

梅干しを天日干しして梅酢に戻すことで、赤紫蘇の赤みがさらに梅干しにつくことになるので、色合いがきれいになるのも特徴の一つです。お店で販売されているような真っ赤な梅干しを作りたい場合は、梅酢に戻すことで似た色合いになります。

梅酢に戻すタイミングや期間は人それぞれで、初日の1日だけ梅酢に戻し、残りの3日間は戻さないと言った方法を取ることもあります。梅酢に漬ける期間によって、味わいや色合いなどにさまざまな変化があるので、好みのものを見つけるのも楽しみの一つと言えるでしょう。

梅酢に戻す場合は、殺菌のため梅干しと一緒に瓶のふたを開けた状態で、梅酢も干すようにしてください。

梅干し作りは手間暇がかかるため、梅酢に戻すかどうかは初めて梅干しを作る場合は迷ってしまうかもしれません。好みの味わいや食感に合わせて梅酢に戻すかどうかを決めておけば、美味しい梅干しが食べられます。梅酢に戻すか戻さないかの違いだけであるため、半分だけ戻すなどにすれば食べ比べもできるので試してみてください。