冷凍ねぎがべちゃべちゃでまずい…。解凍後もパラパラな保存法・コツを紹介!
【カネキ近藤農園監修】ねぎを冷凍したらべちゃべちゃで〈まずい・臭い・水っぽい〉などの状態になった経験はありませんか?今回は、冷凍後でもべちゃべちゃせずパラパラ感あるねぎの<冷凍保存・解凍>のコツを紹介します。冷凍ねぎの美味しい使い方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- ねぎを冷凍したらべちゃべちゃに…美味しく解凍できる?
- ねぎの冷凍がべちゃべちゃになる原因は?
- ねぎの冷凍がべちゃべちゃになるのは「水気」が原因
- ちなみに冷凍ねぎがべちゃべちゃになると臭いの元にもつながる
- 冷凍ねぎがべちゃべちゃにならず・パラパラに美味しく保存できる方法・コツは?
- ①刻むときに包丁とまな板の水気を切っておく
- ②袋・容器に入れる前にねぎの水気を切る
- ③保存袋・容器の中にキッチンペーパーを敷く
- ④小分けにして空気を抜いて保存する
- ⑤急速冷凍する
- ⑥定期的に袋を揉む・容器を振る
- ねぎの冷凍がべちゃべちゃにならない解凍方法のコツは?
- ①解凍せずにそのまま使おう
- ②再冷凍・再解凍はしない
- 冷凍ねぎの美味しい使い方・活用レシピ!
- ①もつ煮込み
- ②炒め物
- ③チャーハン
- ねぎの冷凍がべちゃべちゃにならないコツを押さえよう
刻んだねぎが一度に使い切れない場合は、使い切れる分だけ小分けにしてラップに包み、空気を抜いてから保存するとよいでしょう。大量のねぎを容器や袋に直接入れて保存した場合、使う際に食べ切れず余らせてしまうことがあります。
容器や袋の内部に空気が残っているとねぎが酸化して劣化が早まるため、ストローや水圧などを利用して、できる限り内部の空気を抜いてから冷凍庫で保存してください。内部の空気を押し出す機能を備えた、真空保存容器を使うのもおすすめです。
⑤急速冷凍する
ねぎの鮮度を保つためにも、時間をかけずに急速冷凍するのがおすすめです。はじめに冷凍庫内の温度を低く設定し、容器や袋に入れたねぎを熱伝導率が高いアルミ製のトレイの上に乗せてから、冷凍庫に入れて急速冷凍してください。
ねぎを凍結する時間がかかるほど、内部の水分の凍る量が増えて氷の結晶が肥大し、べちゃべちゃになる原因に繋がります。急速冷凍すると、ねぎに含まれる水分が氷に変化する温度を短時間で通過することができ、旨味や食感を損なわず美味しく冷凍することが可能です。
⑥定期的に袋を揉む・容器を振る
刻んだねぎをパラパラに保存したい時には、定期的に袋をもんだり容器を振ったりするのがおすすめです。ねぎを冷凍庫に入れて1時間ほど経過したら、一度取り出して袋を揉むか容器を振り、再度冷凍庫へ戻す手順を2回繰り返してください。このようにすることで、ねぎが完全に凍る前に刻んだねぎ同士が密着せず、パラパラのまま保存することができます。
近藤泰久
カネキ近藤農園
うちは秋冬ねぎ生産者なので、春・夏の間は上記の方法で保存しています。
ねぎの冷凍がべちゃべちゃにならない解凍方法のコツは?
ねぎの冷凍がべちゃべちゃにならないようにするためには、冷凍方法だけでなく、正しく解凍することも重要です。ここでは、冷凍したねぎを美味しく調理するためのコツについて紹介します。
①解凍せずにそのまま使おう
冷凍したねぎを使う際には、解凍せずにそのまま加熱して調理に使うことがポイントです。冷凍したねぎを室温に置いて自然解凍すると、内部から水分が流出してべちゃべちゃで水っぽい食感になるためです。冷凍ねぎは凍ったままスープや煮物に加えて使うか、炒め物などに活用すると、ねぎから出る水分が気にならなくなります。
②再冷凍・再解凍はしない
ねぎを一度冷凍したら、再冷凍と再解凍はしないように注意してください。冷凍したねぎの一部を使って残りを冷凍庫に戻して解凍と冷凍が繰り返されると、温度変化の影響を受けて表面に霜が発生し、食感や旨味が落ちてまずいと感じやすくなります。冷凍したねぎは一度に使い切るか、大量に保存する際は小分けにして、使う分だけ冷凍庫から出しましょう。
近藤泰久
カネキ近藤農園
上記で紹介した方法は、あくまで【ベチャベチャしにくい方法】であって【ベチャベチャしない方法】ではない事をご了承願います。
冷凍ねぎの美味しい使い方・活用レシピ!
冷凍ねぎは調理次第でべちゃべちゃになってしまうことがありますが、美味しく仕上げるにはどのような料理に使えばよいのでしょうか。ここでは、冷凍ねぎを使ったおすすめの使い方や活用レシピを3品紹介します。
①もつ煮込み
仕上げに刻んだ冷凍ねぎをトッピングして作る、もつ煮込みのレシピです。煮物に刻んだ冷凍ねぎを乗せると、食感や風味のアクセントとなり、料理の彩もよくなります。