ハタケシメジの特徴・見分け方は?似た毒キノコ「クサウラベニダケ」と違いを比較!
「ハタケシメジ」はどんな特徴のキノコか知っていますか?今回は、「ハタケシメジ」の特徴を似た毒キノコ「クサウラベニタケ」と〈見た目・大きさ・感触・味〉などの違いを比較して見分け方を紹介します。「ハタケシメジ」の〈味わい・生態〉なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
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「ハタケシメジ」とは?どんな特徴のキノコ?
ハタケシメジとは、シメジ科シメジ属に属するキノコで、庭や畑に良く生えることから名づけられています。美味しくて人気がありますが、どんな特徴のキノコなのでしょうか。ここでは、より詳しくハタケシメジの特徴について紹介します。
ハタケシメジの見た目・生態
ハタケシメジは5~8cm程の柄に、直径4~10cm程のカサを持つキノコです。小さいうちはカサが半円球で、カサが開いても肉厚でぬめりはありません。淡い灰色から褐色をしていて、大小の白いひだが重なっています。菌糸部分は埋もれた枯れ木などにつながっていて、春から秋にかけて収穫できます。
ハタケシメジの味わい
ハタケシメジは匂いはあまりありませんが、歯ごたえがあり、風味も豊です。くせがなく上品な味わいで食べやすいキノコなので、マツタケよりも好きだという人も少なくありません。
「ハタケシメジ」とよく似た毒キノコがある?「クサウラベニタケ」とは?
ハタケシメジは食感が良く、上品な味わいで人気ですが、よく似たクサウラベニタケという毒キノコと間違えられることがあります。ここでは、ハタケシメジと間違えられやすい、クサウラベニタケについて紹介します。
「クサウラベニタケ」は毒を持ったキノコ
クサウラベニタケは毒キノコの一種で、食べると以下のような症状に見舞われます。
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・下痢
クサウラベニタケを食べると、胃腸系の中毒症状を引き起こします。主な症状は下痢や嘔吐、腹痛に吐き気などで、ハタケシメジと間違えて食べて中毒を起こす例も良く見られます。販売していたハタケシメジがクサウラベニタケの間違いで、中毒事故も起きています。見分けがつきにくいキノコなので、ハタケシメジを食べる時はよく注意してください。
「ハタケシメジ」と「クサウラベニタケ」の違い・見分け方は?
毒キノコ誤販売で男女2人食中毒 真庭・道の駅で購入者は連絡をhttps://t.co/1Tbu03YUBd
— あきらてんちょー (@akiracb11) September 28, 2016
左 ハタケシメジ 食用
右 クサウラベニタケ 毒 pic.twitter.com/jLU19lPtWi
ハタケシメジは毒キノコであるクサウラベニタケとよく間違われるので、両者の違いや注意するポイントを知っておくと便利です。ここでは、ハタケシメジとクサウラベニタケの違いや見分け方を紹介します。
①色・カサ・大きさ
ここでは、ハタケシメジとクサウラベニタケの色やカサ、大きさなど見た目の違いを紹介します。
・ハタケシメジ
下の画像はハタケシメジで、カサの大きさは数センチから10cm程度で、しめじとよく似た淡い灰色や褐色をしているところが特徴です。柄の長さを入れても10cm前後と比較的小さいキノコで、ヒダは白く、柄が細長くてカサの色と同じになっています。摂れる場所や環境によって少し色味が変わり、日の当たるところではやや黒みを帯びるところも特徴です。
・クサウラベニタケ
下の画像は、クサウラベニタケでハタケシメジとよく似た淡い灰色から褐色でヒダも白く重なっています。色は場所によって変わることもあり、茶色いものもあるようです。柄は細長く、繊維状の筋が見えるところが特徴で、やや注意してみると光沢を帯びている場合もあります。