バラムツとは?食べると危険で死亡事故も?でも刺身は美味しいって本当?
バラムツとはどのような魚か知っていますか?食べると危険は本当でしょうか?今回は、バラムツを食べるのが危険な理由「油脂成分」について、死亡事故の真偽や〈下痢・便秘〉など食べた時の症状を紹介します。バラムツの刺身の味わいやどこで食べれるのかも〈オムツ必須〉など食べる際の注意点とともに紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
バラムツは「流通禁止」されており食べる方法は「釣り」か「国外」の2択
バラムツは消化できない危険なワックスエステルが含まれているため、厚生労働省により1970年以降流通が禁止されています。そのため一般的なスーパーでは手に入れることはできません。しかし、流通が禁止されていても釣ることは可能で、実際に釣って食べる人もいます。バラムツは流通していないので、値段も定められていません。
バラムツがよく釣れるところでは、バラムツ用の釣り船などもあるようなので、探してみるのもおすすめです。また、流通禁止となっているのは日本国内の話なので、海外で食べることも可能です。バラムツが流通禁止になっているのは、日本のほか、韓国とイタリアに限られていて台湾など規制のない国では食べられます。
どうしても食べてみたいという人は、釣りか、国外のどちらかで食べる機会を作ってみてください。
バラムツを食べる場合の注意点・ポイントは?オムツ必須?
バラムツを食べる場合の注意点は、以下の通りです。
・オムツをつける
・刺身は2切れまで
バラムツを食べると、知らない間にお尻から油が出ていることがあるので、オムツをつけて食べる方がおすすめです。知らずに排泄した油で、下着や服を汚すのを防ぐことができます。また、バラムツに含まれる油脂を大量に食べると、下痢などの症状を起こす場合があるので、少量にすることも大切です。
一般的に、バラムツを食べる時は刺身2切までが目安と言われているようです。大トロの刺身の様で美味しいので、たくさん食べたくなりますが、量を守って胃腸に負担をかけないようにしてください。
バラムツを油抜きする手も
バラムツが危険な理由は、含まれている油脂が原因なので、調理をする過程で油抜きをするのもおすすめです。バラムツを加熱して油を抜いて食べることで、危険な油脂の摂取量を抑える方法ですが、実際に油抜きをしてもすべての油を取り除けるわけではありません。油抜きの代表的な方法は、焼くことと湯通しすることです。
フッ素加工のフライパンなどにバラムツを入れて加熱すると、じわじわと油が出てくるので、その油を除いて料理します。また、網の上で焼いて、油を落とす方法もあります。沸かしたお湯にくぐらせて加熱し、油を抜くのも有効です。どの方法でも、多少のワックスエステルを減らすことはできますが、完全になくすことはできないため、食べ過ぎには注意しましょう。
バラムツと同様に注意すべき魚は他にもいる?
バラムツのほかにも、流通が禁止されている魚や食べると危険だと言われている魚があります。ここでは、バラムツのように食べるのに注意すべき魚について紹介します。
①アブラボウズ
アブラボウズもバラムツと同じ深海魚で油脂を多く含みます。アブラボウズに含まれているのはトリグリセリドという成分で、食べても消化できますが、体質に合わず下痢を起こす人も多いので注意が必要です。また、バラムツの様に食べられない魚ではないので、食べ過ぎると油脂の大量摂取により、カロリーや脂質の過剰摂取にもつながりやすいです。
②アブラソコムツ
出典: @Khoubo_magmell
アブラソコムツは、バラムツと同じワックスエステルを含む深海魚なので、食べるには注意が必要です。バラムツと同じように流通も禁止されている魚なので、食べるには釣りや国外のどちらかで機会を作る必要があります。
バラムツを食べる際は自己責任!
バラムツは消化できない油脂を大量に含むため、流通も禁止されている魚です。食べるとお尻から油が出てしまったり、下痢などの症状を起こしたりすることもある危険な魚なので、食べる時は注意が必要です。自分で釣ると食べる機会も作れるので、気になる人は釣り情報等も調べてみましょう。