カサゴに似た魚は多い?毒持ちの種類も?違い・見分け方を紹介!
カサゴに似た魚が多くいると知っていますか?毒を持つ種類もいるので、注意が必要です。今回は、カサゴに似た魚の種類と違い・見分け方を〈毒なし・毒あり〉別に紹介します。カサゴに似た魚の毒針に刺された時の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
④ミノカサゴ
出典: @KasaiSuizokuen
・毒がある場所:背ビレ、腹ビレ、臀(しり)ビレ
【見分け方】
・カサゴは不定型な斑点模様だが、ミノカサゴははっきりとした縞模様
・カサゴの背ビレや胸ビレは短いが、ミノカサゴはかなり長い
浅瀬の岩礁に生息する魚です。長いヒレをゆらして泳く姿は優雅で美しく、水族館やペットショップでも展示されているようです。食べると美味しいという意見もありますが、毒のある長いヒレの下処理が難しく市場ではほとんど流通することがありません。
⑤メバル
・毒がある場所:背ビレ、エラ蓋(ぶた)
【見分け方】
・メバルは上アゴより下アゴが長く受け口だが、カサゴは上アゴが出ている
・カサゴの目は小さめだが、メバルは大きく張り出ている
メバルはカサゴと同様に穴釣りで釣れる人気の魚ですが、個体によっては毒を持っています。オニカサゴなどの猛毒と比べると弱いですが、見た目で毒の有無を判断出来ないため毒があると思って扱うのが賢明です。柔らかく淡白な白身は、煮付けや唐揚げで食べられています。
(*メバルの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カサゴに似た魚の毒針に刺された時の対処法も知っておこう
毒針をもつカサゴに似た魚に刺された時は、どのように対処するのが適切なのでしょうか。またカサゴ類の毒は激しい痛みを引き起こすため、刺されないように気をつけなければいけません。ここでは、刺された場合に行うべき具体的な処置方法や刺されないための予防方法について紹介します。
毒針に刺されたら幹部をお湯につける
毒針に刺されたら、速やかに火傷しない50℃くらいのお湯に患部を浸けてください。カサゴに似た魚がもつ毒はタンパク質で作られているため、熱を加えると変質し痛みがやわらぐ可能性があります。症状がおさまらなかったり、体調が心配な場合は病院へ行き処置してもらうようにしましょう。
毒針に刺されないようにグローブをつけよう
釣りに行った時や調理前の下処理で毒のある魚を扱う場合は、釣り用グローブをしてから刺されないように注意を払って触れるようにしましょう。また、魚が死んでも毒は残るので、ハサミで毒のある箇所を切り落とす際は切り落とした部分の行方が分からなくならないように気をつけて処理を行ってください。
カサゴを釣る際は毒持ちの似た魚に要注意!
カサゴを狙って釣りに行く際は、オニカサゴやハオコゼなど猛毒をもつ似た魚がいるため注意が必要です。背ビレや腹ビレ、臀(しり)ビレに毒がある場合が多く、刺されたた速やかに50℃くらいのお湯にしばらく浸けると痛みがやわらぐ可能性があります。カサゴは美味しい魚ですが、誤って毒魚に触れて痛い思いをしないように気をつけて釣りを楽しみましょう。