カサゴに似た魚は多い?毒持ちの種類も?違い・見分け方を紹介!
カサゴに似た魚が多くいると知っていますか?毒を持つ種類もいるので、注意が必要です。今回は、カサゴに似た魚の種類と違い・見分け方を〈毒なし・毒あり〉別に紹介します。カサゴに似た魚の毒針に刺された時の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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カサゴに似た魚は多い?毒を持つ種類も?
カサゴは、初心者でも釣りやすく食べても美味しい人気の根魚です。一度に大量にとれないため店頭ではあまり見かけませんが、似た魚にはどのような種類があるのでしょうか。中には注意が必要な毒を持つ魚もいるようです。この記事では、写真とともにカサゴに似た魚の種類や毒の有無などの特徴と見分け方を紹介します。
(*カサゴの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カサゴに似た魚の種類と違い・見分け方【毒なし】
カサゴはカサゴ目フサカサゴ科に属し、仲間とされる魚種数は世界各地で120種類以上いるといわれています。ここでは写真とともに、カサゴに似た魚の中でも毒のない6種類を生態の違いや見分け方とあわせて紹介します。
①ウッカリカサゴ
出典: @shikokuaquarium
【見分け方】
・体の斑点がカサゴは大きく不揃いだが、ウッカリカサゴは小さく褐色の縁どりがある
・胸ビレにある筋の数がカサゴは18本だが、ウッカリカサゴは19本
カサゴは防波堤などの浅い場所で釣れますが、ウッカリカサゴは水深60m以上でとれるため、場所の違いによっても判別できます。カサゴと同じくふっくらとした白身が特徴で、唐揚げや煮付けで美味しく食べられます。
②ソイ
出典: @M7Bqt
【見分け方】
・ソイは上アゴより下アゴが出ているが、カサゴは出ていない
・背ビレにある筋の数がカサゴは12本だが、ソイは13本
ソイはカサゴと同じ防波堤の穴釣りで釣れるため、よく間違えられる魚です。冬から春にかけて旬をむかえ、みそ汁にすると濃厚な出汁がとれます。上品な白身を甘辛く煮付けるあら煮も美味しいです。
(*ソイの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③タケノコメバル
出典: @musshu_FG
【見分け方】
・カサゴは全体的にずんぐりしているが、タケノコメバルはやや細身
・カサゴは頭部が大きいが、タケノコメバルは口先に向かって細く尖っている
メバルと名前がついていますが、実はソイの仲間です。カサゴも釣れる浅い海域に生息し、カサゴに比べてスマートな形をしています。タケノコメバルは身がややかたく汁物や煮付けに向きますが、味はカサゴの方が美味しいようです。
④キジハタ
出典: @_d197408
【見分け方】
・斑点模様がカサゴは大きく不揃いだが、キジハタは小さく赤みがかっている
・キジハタには背ビレの付け根に大きく黒い丸模様が1つがあるが、カサゴにはない
水深の浅い防波堤からも釣れるカサゴとは違い、キジハタは水深のある岩礁などに生息しています。初夏に旬をむかえるため、夏のフグとも称される高級魚です。ほんのりピンクがかった白身は、刺身や寿司ネタとしても楽しまれています。
(*キジハタの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)