カサゴに似た魚は多い?毒持ちの種類も?違い・見分け方を紹介!
カサゴに似た魚が多くいると知っていますか?毒を持つ種類もいるので、注意が必要です。今回は、カサゴに似た魚の種類と違い・見分け方を〈毒なし・毒あり〉別に紹介します。カサゴに似た魚の毒針に刺された時の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
⑤ノミノクチ
出典: @himaangora
【見分け方】
・斑点模様がカサゴは大きく不揃いだが、ノミノクチは小さく赤黒い色をしている
・ノミノクチには背ビレの付け根に大きな黒い丸模様が3〜4つあるが、カサゴにはない
暖かい地域の沿岸部に生息し、見た目はカサゴ以上にキジハタに似ているため、地域によっては同じ俗称で呼ばれることもあるようです。クセが少なく、塩焼きや唐揚げにすると美味しく食べられます。
⑥アヤメカサゴ
出典: @toyosu_shijou
【見分け方】
・見た目がカサゴは黒やえんじ色で地味だが、アヤメカサゴは鮮やかな赤と黄色で派手
・アヤメカサゴは目の下の方にトゲがあるが、カサゴにはない
浅い場所にも生息するカサゴと違い、ウッカリカサゴと同じ中深海で釣れる魚なので釣れる場所によって区別できます。成長しても体長30cmほどの比較的小さな魚のため身があまりとれませんが、丸ごと素揚げしたりぶつ切りで煮付けたりすると無駄なく食べられます。
カサゴに似た魚の種類と違い・見分け方【毒あり】
カサゴに似た毒のある魚にはどのような種類があるのでしょうか。ここでは、4つの魚種についてカサゴとの違いや見分け方を解説します。釣りに行く人やもらった魚を調理する際に刺されないためにも、ぜひ役立ててください。
①オニオコゼ
出典: @banan_0728
・毒がある場所:背ビレ
【見分け方】
・カサゴは全体的にずんぐりした形だが、オニオコゼは頭より胴体が小さくバランスが悪い
・カサゴにはウロコがあるが、オニオコゼにはない
浅瀬でも釣れるカサゴと違い、オニオコゼは水深200mの岩場や砂底に生息しています。背ビレに猛毒があり、刺されると激痛に苦しむので注意が必要です。上品な白身は伊勢エビのようだと例えられることもあり、薄づくりや湯びきで食べると旨味をしっかり堪能できます。
(*オニオコゼの毒針について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②ハオコゼ
出典: @banan_0728
・毒がある場所:背ビレ
【見分け方】
・カサゴの背ビレにある筋はほぼ同じ長さだが、ハオコゼは頭部に近い方が長い
・カサゴは体長30cmほどに大きくなるが、ハオコゼは成長しても体長10cmほどの小魚
ハオコゼはカサゴと同様に、防波堤からもよく釣れる毒魚です。風貌が枯葉のように見えることから、名付けられたといわれています。小さいため食べられる身が少なく、全国的に食用とはみなされていないようです。
③オニカサゴ
・毒がある場所:背ビレ、エラ蓋(ぶた)、臀(しり)ビレ
【見分け方】
・オニカサゴは頭部に小さな突起がたくさんあるが、カサゴにはない
・オニカサゴは胴体が平たいが、カサゴはずんぐりと太い
暖かい地域の水深の浅い場所で釣れる魚です。毒のある箇所が多いので、取り扱いに十分気をつけるようにしてください。ふっくらとした白身は刺身でも煮ても焼いても美味しく、さまざまな調理法で食べられます。