高級魚「オニオコゼ」とは?毒針に要注意?値段や料理レシピのおすすめを紹介!

オニオコゼはどんな魚か知っていますか?実は猛毒の針を背びれに持っており、大変危険な魚です。今回は、高級魚「オニオコゼ」の生態や値段・味わいなど特徴のほか、捌き方なども紹介します。オニオコゼの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. オニオコゼとは?毒がある危険な魚?
  2. オニオコゼの旬・生息地など生態の特徴
  3. オニオコゼの毒性について
  4. オニオコゼの毒針に刺されたときの症状と対処法
  5. オニオコゼは高級魚で有名!値段はどれくらい?
  6. オニオコゼの捌き方
  7. オニオコゼの味わいと食べ方のおすすめ
  8. オニオコゼの味わい・食感
  9. オニオコゼに合う調理法と料理
  10. オニオコゼのレシピのおすすめ
  11. ①オニオコゼの唐揚げ
  12. ②オニオコゼのあら汁
  13. ③オニオコゼの煮つけ
  14. オニオコゼを食べてみよう

オニオコゼとは?毒がある危険な魚?

オニオコゼという魚の名前を聞いたことがあっても、実際どのような魚なのか詳しくは知らないという人も多いでしょう。まずはオニオコゼの生態や見た目などの基本情報を紹介していきます。

オニオコゼの旬・生息地など生態の特徴

オニオコゼは見た目がよく似た魚のカサゴの仲間でカサゴ目オニオコゼ科に分類されます。オニオコゼの旬は6月から8月にかけてですが、冬のオニオコゼには脂がのっており夏のオニオコゼでとは違う味わいがあることから年中人気の魚です。

オニオコゼの特徴であるその見た目の怖さから、名前には「鬼のような醜い魚」という意味があると言われています。オニオコゼは青森県から九州の比較的広い範囲の海の浅瀬の岩の陰に潜っており、夜中に餌である甲殻類や小さな魚を捕食します。同じ科目のカサゴと同じように背びれの毒が特徴です。

オニオコゼの毒性について

オニオコゼの背びれの毒について触れましたが、オニオコゼの毒性は不安定なもので温めると分解されます。しかしカサゴやハオコゼよりも毒は強く激しい痛みを伴い、まれにアナフィラキシーショック起こすこともあるようです。これはオニオコゼの毒がタンパク性であることが関係しています。

オニオコゼの毒針に刺されたときの症状と対処法

オニオコゼはカサゴと同じように浅いところに生息しているので、海水浴場などでもたまに見かけられます。興味本位で触ってしまったり、気付かずに踏んで棘に刺されることが多いでしょう。その際は、洗い流しながら棘を抜き刺された箇所を少し熱めのお湯につけておきましょう。こうすることでオニオコゼの毒は分解され、次第に痛みも治まってきます。

こちらの対処法は応急処置なので、できるだけ早く病院に行き診察をしてもらいましょう。さらに酷くなると、嘔吐や呼吸困難等も起きる可能性のある毒なので、オニオコゼを見かけても近づかないようにしましょう。

オニオコゼは高級魚で有名!値段はどれくらい?

オニオコゼは収穫されることも少ない上に、扱いにくく可食部も少ないことから高級魚として扱われています。高級魚として有名なフグと肩を並べるほどで「冬はフグ、夏はオコゼ」ともいわれるほどです。市場に出回っているもので、100g1000円を超えるものも多く、その値段はフグ以上です。

生きた状態のオニオコゼは非常に稀なので更に値段は上がり、高級料亭などで食べられるものが主で、買い物に行っても目にする機会は少ないでしょう。オニオコゼの希少性から、国内ではオニオコゼの養殖の方法も研究されていますが、難しくなかなかその方法は確立されていません。

(*他の高級魚について知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

高級魚の価格ランキング表【TOP11】種類別の特徴や食べ方のおすすめを紹介!

オニオコゼの捌き方

オニオコゼの捌き方を紹介します。

1、毒のある背びれをはさみや包丁で切り落とす
2、内臓を丁寧に取り出す
3、頭を切り落とし三枚おろしにする
4、細かい骨、皮を取り除く


オニオコゼは死んでも背びれにある毒は消えないので、捨てる際にも毒針が指に刺さらないように細心の注意を払います。その際、鋭い棘で袋が破れたりしやすいので新聞紙やキッチンペーパーなどに包んで捨てましょう。

オニオコゼの内臓には毒がなく、おいしいので取っておきましょう。上記の方法は刺身で食べる場合の捌き方ですが、煮つけや唐揚げにする際は皮はそのままでもおいしく食べられます。

オニオコゼの味わいと食べ方のおすすめ

オニオコゼを捌いた後は、実際に食してみましょう。どのような味わいで、適した調理方法はあるのでしょうか。口コミをもとに紹介していきます。

オニオコゼの味わい・食感

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