ハンバーグの中が焼いても赤い…大丈夫?少しでも危険?生焼けなの?

ハンバーグの中が焼いても赤いことはありませんか?少しでも赤みが残ると生焼けで危険なのでしょうか?今回は、中が赤いハンバーグの生焼けか否かの見分け方・確認方法を、〈さわやか〉など店で提供された場合も踏まえて紹介します。ハンバーグの中が赤い時の焼き直し方も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ハンバーグの中が焼いても赤い…大丈夫?少しでも生焼けは危険?
  2. ハンバーグを十分に焼いても中が赤いのは「硝酸塩」と「ミオグロビン」の反応が原因
  3. ただハンバーグが生焼けの可能性もある
  4. 中が赤いハンバーグが生焼けか否かの見分け方・確認方法は?【画像】
  5. ハンバーグから「赤い肉汁」がでたら生焼けの可能性が高い
  6. 中が赤い半生のハンバーグが店で提供された時は?これも危険?
  7. 店の中が赤い半生のハンバーグは食べても大丈夫
  8. ただ自宅のハンバーグを中が赤い半生で食べるのは厳禁
  9. ハンバーグの中が赤い時はどうする?焼き直しできる?
  10. 中が赤い生焼けのハンバーグはレンジでチンするのがおすすめ
  11. ハンバーグが赤い時は「生焼け」か否かをしっかり見分けよう

ハンバーグの中が焼いても赤い…大丈夫?少しでも生焼けは危険?

ハンバーグを割って中の肉がまだ赤いと、食べても大丈夫なのか心配になります。この記事では、ハンバーグの肉に赤みが残る原因や焼き具合の確認方法、ハンバーグが生焼けだったときの対処法などを解説します。

ハンバーグを十分に焼いても中が赤いのは「硝酸塩」と「ミオグロビン」の反応が原因

時間をかけてしっかり焼いたはずなのに、ハンバーグの中の肉が赤いときがあります。これはハンバーグの材料に使われる玉ねぎと、肉の成分が反応したことが原因であると考えられます。

十分に加熱した後も赤い色が残るのは、ハンバーグの材料のみじん切りにしたタマネギに含まれる硝酸塩と生肉のミオグロビンが反応したことが原因と思われます。

硝酸塩は、野菜が土壌から吸収した成長に必要な成分です。ミオグロビンは肉の細胞に含まれている、たんぱく質の一種です。通常生肉は鮮やかな赤色をしていますが、加熱すると褐色に変化します。しかし硝酸塩とミオグロビンという成分が反応すると、赤色から褐色へと変化する反応が進まず、加熱しても肉は赤い色を保ったままになります。

この反応自体は、健康への影響はまったくありません。この反応が生じたハンバーグは、肉の色が変わらないだけで火は十分通っているので、食べれる状態です。

ただハンバーグが生焼けの可能性もある

生焼けのハンバーグが原因の食中毒の症状は、以下の通りです。

・腹痛
・下痢
・嘔吐
・発熱


生肉は食中毒菌で汚染されている場合がありますが、加熱して菌を死滅させれば食べることができます。しかし肉が生焼けだと、食中毒菌が生存している可能性が高いです。そのため、生焼けの肉を食べれば食中毒になり、上記のような症状が現れる恐れがあります。

硝酸塩とミオグロビンの反応は、限られた条件下でのみ起こります。ハンバーグの肉に赤みがあるとき、多くの場合は生焼けであることが原因と考えられるので、食中毒になる危険性が高いです。

中が赤いハンバーグが生焼けか否かの見分け方・確認方法は?【画像】

ハンバーグを焼いているときに、中まで火が通っているか確認できる方法を知っていると安心です。ここからはハンバーグが生焼けか、十分加熱できているかが確認できる方法を紹介します。

ハンバーグから「赤い肉汁」がでたら生焼けの可能性が高い

ハンバーグの加熱具合の見分け方は、肉汁の色で判断しましょう。ハンバーグの中心に竹串や爪楊枝などを刺してみてください。上の画像のように、その穴から透明の肉汁が出てくれば、十分加熱されています。この透明の肉汁には、加熱により壊れた肉の細胞から流出した、水分・油脂・エキスなどが含まれています。

出典:https://engryouri.net/recipe/lowtemp/6943

竹串や爪楊枝でハンバーグに開けた穴から、上の写真のような赤い肉汁が出てくれば、まだ中は生焼けです。スーパーで購入した食用肉のトレイに赤い汁がたまっていることがありますが、同じものがハンバーグの穴から流れ出てきています。透明な肉汁が出てくるようになるまで、加熱を続けてください。

(*ハンバーグの生焼けの原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ハンバーグの生焼けは危険?原因や見分け方は?食中毒防止の焼き方のコツなど紹介!

中が赤い半生のハンバーグが店で提供された時は?これも危険?

一部の飲食店では、中の肉が赤いハンバーグを提供しています。例えば静岡県のみに店舗を持つハンバーグレストラン、さわやかの名物メニューであるげんこつハンバーグは、上の写真のように提供時で中が赤い状態です。ここからは、飲食店で出されたハンバーグの中が赤い場合は食べても大丈夫なのか、解説していきます。

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