ししとうの天ぷらレシピ!種は取る?爆発しない下処理・作り方のコツは?
ししとうの天ぷらのレシピや美味しい作り方のコツを知っていますか?今回は、〈揚げ時間・下ごしらえなど〉ししとうの天ぷらのレシピや爆発を防ぐ方法を、美味しい作り方のコツとともに紹介します。ししとうの天ぷらが辛くなるのを防ぐ方法やアレンジレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ししとうの天ぷらは種やへたを取り除く?
夏はもちろん、一年中天ぷらの素材として人気のあるししとうですが、美味しいししとうの天ぷらはどうすれば作れるのでしょうか。ここでは、ししとうの天ぷらの基本の作り方やコツ、アレンジレシピなどを紹介します。
ししとうの天ぷらは種やへたはそのままでOK
ししとうの天ぷらを作るときに気になるのがししとうの種ですが、以下のような栄養もあり、そのまま料理しても問題ありません。
・βカロチン
・ビタミンC
・ナイアシン
・カリウム
・食物繊維
ししとうの種は栄養が豊富で、抗酸化力の強いβカロチンやビタミンCのほか、体内の塩分濃度を調整する働きがあるカリウムなども含まれています。ビタミンCは美肌効果も高く、アンチエイジングにも効果的です。便秘対策などにも役立つ食物繊維も含まれていて、天ぷらにする時も取り除かずにそのまま食べる方がおすすめです。
ししとうの種が気になる方向けの取り方
ししとうの種には栄養も含まれているのでそのまま食べられますが、舌触りなどが気になる人は取り除いてもかまいません。ししとうの種をキレイに取るには、まずへたを落としてししとうの上部につまようじを差し入れます。そのままつまようじを一周させ、つまようじを抜きます。
ししとうを逆さまにし、つまようじであけた穴を下にして、ししとうの実を揉むようにしながら種を落とせば簡単で仕上がりもきれいです。
ただし爆発予防でしたごしらえは必要
ししとうの種は栄養もあるので、取り除く必要はありませんが、天ぷらにする時は爆発予防の下ごしらえが必要です。ししとうは袋のようになっているので、下ごしらえなく揚げ物にすると爆発します。下ごしらえの方法は主に2種類あり、一つ目はつまようじで穴あけするやり方です。ヘタを取ったししとうに、つまようじで穴をあけて空気の通り道を作ります。
もう一つは包丁で切り目を入れる方法で、切り方はししとうを縦に置き、真ん中に縦に切れ目を入れます。ししとうの繊維に添って縦に切ることで、切れ目が目立ちにくくなります。
ししとうの天ぷらの作り方・レシピを紹介!
ここでは、ししとうの天ぷらの基本的な作り方を紹介します。油がはねない方法や、さくっとした食感で美味しい衣に仕上がる基本のレシピです。
材料
・ししとう
・天ぷら粉 150g
・水 80g
作り方・手順
ししとうの天ぷらの基本的な作り方は、以下の通りです。
1.ししとうは洗ってよく水気をふき取る
2.つまようじで穴をあける
3.天ぷら粉と水を合わせてよく混ぜる
4.油を天ぷら鍋に入れて加熱する
5.油が170度程度になったら、ししとうに衣をつけて揚げる
ししとうの天ぷらを美味しく作るには、市販の天ぷら粉が便利です。分量の天ぷら粉と水を混ぜて衣を作り、ししとうにつけて揚げるだけです。この時、ししとうはつまようじで穴をあけるか、包丁で切れ目を入れて爆発の防止に下ごしらえをしておきます。また、天ぷら粉で作った衣をつける前に、小麦粉をししとうにまぶしておくと、衣がはがれにくくなります。
油の温度は、約170度くらいで、衣をつけたししとうを入れたら30~40秒程度で短時間で引き上げます。長く揚げるとししとうの食感も悪くなり、風味もなくなってしまうので気をつけてください。天ぷら粉がない時は、卵1個と水を1カップ混ぜ合わせ、小麦粉1カップも加えて自家製の天ぷら衣を作ることもできます。
ししとうの天ぷらを美味しく作るには?
揚げる時の詳しいポイントを知っていれば、美味しいししとうが自宅で楽しめます。ここでは、ししとうの天ぷらをより美味しく揚げるためのコツやポイントを紹介します。
①大きいししとうは辛いため避けよう
美味しいししとうの天ぷらを作るためには、まず新鮮で美味しいししとうを使う必要があるので、以下に新鮮なししとうの見分け方を紹介します。
・へたの切り口がみずみずしい
・皮にはりとつやがある
・色が鮮やか
ししとうは新鮮で採れたてのものの方が皮にはりやつやがあり、色も鮮やかです。ヘタを見ると、切り口もみずみずしく緑色をしているので確認してみてください。また、大きく育ちすぎたししとうは辛い場合が多いので避ける方が無難です。
(*辛いししとうの見分け方などについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②天ぷら粉は混ぜすぎない
ししとうの天ぷらを美味しく作るためには、衣も重要で、さくっとした食感に仕上げたいと思う人も多いです。ししとうの天ぷらを食感良く仕上げるためには、衣に使う天ぷら粉を混ぜすぎないことが大切です。天ぷら粉と水を混ぜる時に、混ぜすぎると粘りのあるグルテンが出てしまうので、衣がべちゃつきやすいです。
ダマが残っていても良いので、あまり混ぜすぎず、全体が混ざったらししとうにつけて揚げるくらいがおすすめです。
③天ぷらの揚げ時間は170℃で数十秒」
ししとうの天ぷらを揚げる時は、長く揚げるのではなく、短時間で揚げることも大切です。揚げ油の温度は170度程度で、高温で素早く揚げる方が衣の食感が良く仕上がります。揚げる時間の目安は大体30~40秒程度で、短時間で仕上げる方が美味しいです。
(*天ぷらの揚げ温度について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ししとうの天ぷらのアレンジレシピを紹介!
ここでは、ししとうの天ぷらのアレンジレシピを紹介します。シンプルなししとうの天ぷらとは違う味わいが楽しめるので、いつものししとうの天ぷらに飽きた時に、試してみてください。
①おからパウダーで作る天ぷら
ししとうの天ぷらを作るときに、衣におからパウダーを混ぜるアレンジで、グルテンの量も減らせるので食感が良くなります。香ばしい大豆の風味も加わり、見た目はいつものししとうの天ぷらでも、味わいが変わります。
②明太子入りししとうの天ぷら
ししとうの袋に部分に明太子を詰めて揚げる天ぷらで、明太子のピリ辛の風味や程よい塩気にししとうの苦みがよく合います。ご飯にもお酒にも合うおかずで、明太子の塩気があるので天つゆもいりません。
③ししとうの磯部揚げ
青のりを使った衣でちくわをあげる人気の磯部揚げに、ししとうを加えるアレンジです。ちくわの中にししとうを詰めて揚げるレシピで、青のりの風味にししとうのほろ苦い味わいがよく合います。
④ししとうとウインナーの串天ぷら
ししとうとウインナーを交互に串にさしてあげるレシピで、野菜が嫌いな子供が食べやすいアレンジです。ウインナーのジューシーな味わいにししとうの苦みも中和されるので、食べやすくなります。
ししとうの天ぷらを作ってみよう
ししとうの天ぷらは旬の夏だけでなく、年中人気の料理です。ししとうのほろ苦い味わいが油とよく合うので、それだけでも美味しく食べられます。ししとうの天ぷらを作るときは爆発しないように切れ目を入れるなどの下処理が大切です。下ごしらえさえ丁寧にすれば、あとは簡単に作れるので、試してみてください。