練り物とは？種類は豊富？製法・地域別に一覧で名前を紹介！

板に味付けしたすり身を盛りつけたあとに蒸しあげた板かまぼこのことを、関東では小田原かまぼことも呼びます。小田原かまぼこは表面に艶があり、他の地域のものに比べて甘味が強いのが特徴です。蒸気での加熱は江戸時代から始まり、現在ではかまぼこといえば、蒸し板かまぼこが一般的に広まっています。

宮城県の仙台といえば笹かまぼこといわれるほどの名産品として有名です。すり身をささの葉の形にし、焼き抜いたかまぼこのことをいいます。表面はこんがりとしたきつね色で、柔らかくて歯切れが良いことが特徴です。近年は、チーズや大葉を加えたものなどアレンジ商品も豊富です。

板なしの四角い焼き板かまぼこは、四角形の鍋であぶり焼いて作られます。中央に丸く付いた焼き色がナンバンキビの実の色に似ていることから、この名が付いたといわれています。一般的にはそのままわさび醤油で食べることが多いです。

すり身に卵黄、でんぷんなどを加え、梅の花の型に流し込み、両面を焼いて作られます。梅の花の形をしていて、卵黄が入ることで軽い食感で甘みがあることが特徴です。大阪ではおでんの具材でも使われます。

焼き色の付いていない白く焼き抜いた板かまぼこのことをいいます。加熱後、室温で冷却するため、表面にきれいなちりめんじわができていることが特徴です。そのまま板わさで食べたり、うどんに入れて食べられます。

すり身を竹に巻き付けてぼたん状の膨らみをつけながら焼きあげます。そのまま食べるのが一般的で東北などで作られる火ぶくれ状に焼き色のあるものは、ぼたん焼ちくわと呼ばれ、煮ても固くならないので煮込み料理に向いています。