「ぶぶ漬けいかがどす」の意味は「帰れ」?京都で実際に使う?由来・返し方も紹介!
ぶぶ漬けとは何か知っていますか?お茶漬けと違いはあるのでしょうか?今回は、京都の方言「ぶぶ漬け」や「ぶぶ」の意味・由来や、「帰れ」という意味で実際に用いられるのかを紹介します。ぶぶ漬けいかがどすと言われた時の返し方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ぶぶ漬けとは何?意味は?
出典: @takeyamamama
ぶぶ漬けは京都発祥の言葉で独特な意味を持っています。ぶぶ漬けとは一体どういったものなのでしょうか。ここではぶぶ漬けの意味や由来を説明します。
ぶぶ漬けとは京都弁で「お茶漬け」という意味
ぶぶ漬けは「お茶漬け」の事を指しています。京都で使われる言葉で、お茶漬けとの違いはありません。ごはんにお茶をかけ、漬物と一緒に食べるのが定番の食べ方だそうです。
「ぶぶ」はお茶・お湯を表す
ぶぶ漬けのぶぶとは京都弁でお茶やお湯のことを指します。京都では昔からごはんにお茶をかけて食べる習慣があり、お茶のことを「ぶぶ」、漬物のことを「お漬け」と呼んでいたので、ぶぶ漬けと言われるようになりました。
ぶぶ漬けは決まった形があるわけではない
ぶぶ漬けには決まった形があるわけではなく、家庭によって異なります。緑茶やほうじ茶を使う人が多いですが、それも決まっていません。昆布や漬物など、添えるものも家庭や店によって違います。
京都にはぶぶ漬けを扱う飲食店があり、うなぎやちりめんじゃこをかけたお茶漬けや、数種類の漬物から好みのものを選べる店舗もあります。店舗ごとの異なる味を楽しむのもおすすめです。
ぶぶ漬けいかがどすの真意は「帰れ」って本当?返し方はどうする?
出典: @rar_hah
「ぶぶ漬けでもどうどす」は京都人の気質を表すものとして有名な言葉です。独特な言い回しですが、どのような意味があるのでしょうか。ここでは「ぶぶ漬けでもどうどす」の意味や返し方を紹介します。
ぶぶ漬けいかがどすは「帰れ」の婉曲表現とされる
京都で「ぶぶ漬けいかがどす」と言われたら、早く帰ってほしいという意味が込められているといわれています。なぜこのような意味になったかというと、落語に「京の茶漬け」というネタがあり、このネタが広まった影響で早く帰らなければいけないという伝説ができたからです。
実際には、早く帰ってほしいという意味を込めて使っている人はおらず、食事のしめや夜食として出しています。京都で「ぶぶ漬けいかがどす」と言われた時の返し方ですが、「また今度」で返すのが京都の決まり事のようです。
ただし「おもてなし」や「優しさ」の一環で用いられる場合もある
「ぶぶ漬けいかがどす」を、早く帰ってほしいという意味を込めて使う人はいません。ぶぶ漬けでも食べて楽しんでくださいといった意味を込めて使われています。
お客の帰りがけにこの言葉をかけて「また今度」という返事をもらうことで、最後までおもてなしをしたという意味にもなるそうです。嫌味な表現として定着してしまったが、実際は好意的な意味で使われています。
ぶぶ漬けについて把握しよう
ぶぶ漬けは京都弁でお茶漬けを意味しています。「ぶぶ漬けいかがどす」を早く帰ってほしいという意味を込めて使う人はおらず、好意的な意味で使われています。京都へ行く際は、ぶぶ漬けを味わってみてください。