太刀魚の刺身はまずい?皮の引き方は?寝かせる方法や美味しい食べ方も紹介!
太刀魚(タチウオ)の刺身の味はまずい・うまいか知ってますか?何をつけると良いでしょうか?今回は、太刀魚の刺身用の切り方や<皮の毒・日持ち>など注意点を、皮引きの必要性とともに紹介します。寝かせる・熟成の方法や〈薬味・炙り〉など美味しい食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 太刀魚(タチウオ)の刺身の味わいは?まずい?うまい・美味しい?
- 太刀魚の刺身の味わいなど特徴
- 太刀魚の刺身で食べる際の注意点は?皮に毒がある?
- 太刀魚の皮に毒はないが腸炎ビブリオ菌が付着してる恐れがある
- 太刀魚の刺身は寄生虫(アニサキス)にも注意が必要
- 太刀魚の刺身の鮮度・日持ちも確認しよう
- 太刀魚の刺身用の捌き方・切り方は?皮引きはする?
- 太刀魚の刺身用の捌き方・切り方
- 太刀魚の刺身に皮引きは必要ないが処理するのがおすすめ
- 太刀魚の刺身の美味しい食べ方は?何つける?寝かせるのもおすすめ?
- 太刀魚の刺身に合う薬味・調味料
- 太刀魚の刺身を炙り・焼き霜造りにして食べるのもあり
- 太刀魚の刺身は寝かせて熟成させるのもおすすめ
- 太刀魚の刺身のアレンジレシピも紹介!
- ①炙り
- ②ユッケ丼
- ③カルパッチョ
- 太刀魚の刺身を食べてみよう
太刀魚(タチウオ)の刺身の味わいは?まずい?うまい・美味しい?

太刀魚の刺身はあまり見かけることはありませんが、美味しいのでしょうか。ここでは太刀魚の刺身の作り方などについて説明していきますが、まずは味わいの特徴を見てみましょう。
太刀魚の刺身の味わいなど特徴
太刀魚は夏から秋にかけてが旬となり、5月に最も値段が高くなります。刺身の味わいは脂が乗っており、更に炙って食べるのも人気です。甘みが強いのでカルパッチョにしても美味しく食べられますが、鮮度の高い太刀魚はなかなか手に入らないため、太刀魚を釣る人や産地の人々の特権と言えるでしょう。
ムー
@Muuu4432
太刀魚の刺身。
うまー❤
脂乗り過ぎて、炙ると引火して、皮が破ける(笑)
太刀の刺身は、釣人の特権だよね‼
太刀魚の刺身で食べる際の注意点は?皮に毒がある?

太刀魚を刺身を食べるときの注意点は、何かないでしょうか。皮の部分に毒があるとの噂もあり、薄く剥がしにくい太刀魚の皮を剥ぐのは大変と思うかもしれません。また、日持ちについても説明するので、太刀魚が多く手に入ったときには鮮度を確認しながら調理しましょう。
太刀魚の皮に毒はないが腸炎ビブリオ菌が付着してる恐れがある
太刀魚の皮の部分には毒は付着していないものの、腸炎ビブリオ菌が付着していることがあります。太刀魚は皮が薄く刺身でも皮を剥がさず、加熱も炙る程度のため、食中毒の危険性が高くなります。腸炎ビブリオ菌は海水で生息しており、真水には弱いため、刺身にする時はしっかり流水で洗うようにしましょう。
太刀魚の刺身は寄生虫(アニサキス)にも注意が必要
太刀魚の刺身にはアニサキスも寄生しており、こちらも注意が必要です。アニサキスは白い糸のような見た目をしており、生きたまま体に入ると腹痛や吐き気などの食中毒症状を引き起こします。販売されている太刀魚は一度冷凍処理されているので、アニサキスも死滅しており食べても心配ありませんが、釣ってきた魚をそのまま調理するときには注意しましょう。
(*太刀魚に寄生しているアニサキスの対処法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
太刀魚の刺身の鮮度・日持ちも確認しよう
太刀魚の刺身の日持ちは1日程度で、他の刺身と変わりありません。太刀魚の刺身は次の日以降まで寝かせることで美味しくなると言われていますが、できるだけ早めに食べきるようにしましょう。また、自分で捌いた場合は血合いを徹底して洗い、水分をしっかり拭き取ることも大切です。
丸ごと保存する場合も最大で3日程度しか持たないため、たくさん太刀魚が手に入った場合は内臓などを取り除いたうえで、冷凍保存するとよいでしょう。
(*太刀魚の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
太刀魚の刺身用の捌き方・切り方は?皮引きはする?
太刀魚は体が細長く薄いため、他の魚に比べると捌き方が難しいと感じるかもしれません。皮引きするかも迷いがちなので、捌き方を覚えて美味しく新鮮な太刀魚の刺身を食べてください。
太刀魚の刺身用の捌き方・切り方
太刀魚の捌き方は、以下のようにします。
1.頭を斜めに切り落とす
2.腹に切り込みを入れて内臓を取る
3.血合いに包丁を入れて流水で洗い流し水気を取る
4.ぶつ切りする
5.腹から中骨まで包丁を入れる
6.背から中骨に沿って包丁を入れる
7.裏返して同じように包丁を入れる
8.さらに半回転させて腹から背骨に沿って包丁を入れる
9.腹骨をすく
太刀魚に限らず、魚を捌くときは包丁はしっかり研ぐことが大切です。骨に沿って無駄なく身を取るには、完全に寝かせるよりも若干包丁を立てることで、骨にあたる感覚が掴みやすくなります。また、尾の部分を捌くときは、先端を切ってから身を剥がします。
太刀魚の刺身に皮引きは必要ないが処理するのがおすすめ
太刀魚の皮引きは、基本的には必要ありませんが、口当たりをよくするためには処理するのが良いでしょう。
・身の部分から切れ目を入れて皮を剥がす
・皮目を炙る
太刀魚の皮は非常に薄く、無理に剥がすと身がボロボロになるので注意が必要です。剥がすときは身の部分から切れ目を入れて奥側から、手前に包丁を動かすときれいにはがれます。太刀魚はバーナーで炙り刺しにするのも美味しく、脂が落ちて香ばしい味わいとなります。
太刀魚の刺身の美味しい食べ方は?何つける?寝かせるのもおすすめ?

太刀魚の刺身は、産地以外のスーパーではあまり見かけることはなく、食べ方に迷うかもしれません。太刀魚の刺身の美味しい食べ方はなにかないでしょうか。寝かせると美味しくなると言った噂もあるので、紹介します。
太刀魚の刺身に合う薬味・調味料
太刀魚の刺身には、醤油だけではなく以下のような調味料や薬味を添えるのもおすすめです。
・ポン酢
・ごま油
・塩
・もみじおろし
・ミョウガ
・あさつき
・大葉
太刀魚の刺身は脂が乗っているものの、あっさりとした後味でクセがないのが特徴です。ポン酢のようなさっぱりした調味料からごま油まで幅広く合うので、好みの組み合わせを見つけてみましょう。しょうゆをベースとして食べたいときは、甘さのあるたれを選ぶのがおすすめです。
太刀魚の刺身を炙り・焼き霜造りにして食べるのもあり
太刀魚の刺身は、バーナーで炙ることでも美味しく食べられます。太刀魚の皮は薄く引きにくいためそのまま食べても問題ありませんが、硬いので炙ることで柔らかく食べやすくなります。香りが引き立ち、刺身とは違った味わいも楽しめます。
太刀魚の刺身は寝かせて熟成させるのもおすすめ
太刀魚の刺身は寝かせて、熟成させるのがおすすめです。
1.太刀魚を捌いておろし水分をしっかり拭き取る
2.太刀魚の身のサイズに合わせた昆布に酢を塗る
3.太刀魚の身で昆布を挟みラップで包んで冷蔵庫で寝かせる
太刀魚の刺身は、真空状態にして一週間ほど寝かせる人もいるようですが、甘味を感じ、食感も柔らかくなるようです。寝かせる時間は2時間から3時間程度でも構いませんが、腐敗をさせないためにも水分はしっかり拭き取ってから冷蔵保存してください。
太刀魚の刺身のアレンジレシピも紹介!
太刀魚の刺身は、そのまま食べるだけではなく、アレンジレシピも豊富です。和食に合わせたレシピだけではなく、おしゃれな洋食のおつまみとしても活用できるので、献立に合わせて作ってみましょう。
①炙り
脂の乗った太刀魚を炙って食べる炙り刺しは、ポン酢をかけて食べることで普通の刺身とは違ったあっさりとした味わいが楽しめます。刺身を火で炙るだけなので、2種類の刺身を食べ比べをすることも可能です。
②ユッケ丼
太刀魚の刺身をご飯に乗せて炙ったユッケ丼は、ごま油を効かせた風味豊かな漬けだれに漬けこんでから作ります。香ばしくご飯が進み、お酒のしめとしても美味しく食べられます。
③カルパッチョ
洋風に太刀魚の刺身をアレンジして作るレシピで、脂の乗った身にさっぱりとしたレモンの風味が良く合います。皮目を一度炙ることで香ばしさも感じ、全体が引き締まった味わいとなります。
(*太刀魚の食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
太刀魚の刺身を食べてみよう
太刀魚の刺身は脂が乗っており、初めて食べたときには美味しさに驚く人が多いようです。炙りや熟成など、刺身と言ってもさまざまな方法で楽しめるので、新鮮な太刀魚が手に入ったらぜひ試してみてください。